草花探訪

季節の草花苗づくり

梅雨時の白い花

2016年06月22日 | 花の写真

梅雨時の雨に濡れたた緑色の葉には白い花がよく似合います。クチナシの花・夾竹桃の白色の

花も美しいですが、日本人ならやはり夏椿、沙羅双樹でしょう。

「沙羅双樹」の名園として知られる妙心寺の塔頭「東林院」へ、昨日(21日)梅雨の晴れ間を

見つけて訪れてきました。

花の形が椿によく似ていて夏に開花することから夏椿といい、「朝に咲いて夕方には散りゆく

”一日花”の姿がの姿が、人の世の常ならぬことよく象徴しています」とパンフレットに書いて

ありました。

でも朝開いて夕方散るいわゆる「一日花」はこの夏椿だけでなく、たとえば韓国の国花「ムクゲ」

もそうです。

日本では夏椿(一日花)をはかなさの象徴とされていますが、韓国の人々は木槿(一日花)を

「一輪一輪は短命でも、一本の樹としてみれば次々と咲き続け果てることないこの木槿に、

民族や国の姿をこの花に託している」と紹介されています。

「一日花」を眺める心も国によって違う事をこの二つの「一日花」は教えてくれます。

 

さて、東林院と夏椿の花を写してきましたので紹介します。火曜日の午前に訪れたのですが

団体客で込み合っていました。

抹茶と和菓子付きでおひとり様1600円、まずは一服いただいて。

丁度ご住職の講話が始まっていました。ユーモアを交えてのお話についつい聞き

入ってしまいました。内容も話術も素晴らしいでした。

庭には十数本の夏椿があるのだそうですがその中から「双樹」を探してみました。

    

   

一輪をアップで写してみました。雨露に濡れた花姿と光を受けている花姿と。

落ちた花の美しさをカメラに収めたかったのですが、庭に降りられず低いアングルで

写すことはできませんでした。

 

次に白色の花、夾竹桃とクチナシの二種類の花姿です。

まずは夾竹桃です。平野神社で咲いていました。葉が竹に似ていて、花は桃の花に

似ているから夾竹桃と言いますが。

広島の復興のシンボルとして広島市の花になっていることでも有名です。、

花・葉・枝・根すべてに経口毒性があることから街路樹等に利用されることが少なくなり、

ハイウエーなどで植栽されている以外はあまり目につかなくなっています。

クチナシは梅雨時に純白の大輪を咲かせること、強い香りを漂わせることから

庭木・低木街路樹などでよく栽培されている花木です。その美しさをカメラに収めよう

と試みたのですが一枚として気に入ったのが写せませんでした。

最後に、私にとって懐かしいかっての職場、教育委員会生徒指導課の先輩・同僚

そして後輩達との年に一回の会合の紹介です。

出席された40数名の中には、副市長になられている藤田副市長様、大津市の

教育長をされてる桶谷教育長様もおられ、親しく歓談させていただきました。