草花探訪

季節の草花苗づくり

小春日和に誘われて

2016年11月16日 | 花の写真

先週、季節外れの高温の日が続いた後、突然に木枯らしが吹く陽気に急変した天候を

嘆いたところです。

今週は打って変わったように小春日和の天候に恵まれ、そのうえ私の心が温かくなる

ような出来事が三つもありましたのでまずそのことを書きます。

一つ目は、突然お世話になった先輩校長お二人からお手紙を頂いたこと。昨今、電話

やメールで済ませることが多いのに先輩からわざわざ便りをいただいたのです。

O先生はパーキンソン病を患っておられ、F先生は原因不明の難病に指定されている

病で、手足の疼痛に苦しんでおられるという。

こちらからご機嫌伺いしなければならないお二人なはずなのに。闘病中とわかっておれば

おるほど、いかがお過ごしか気になりながらも、気軽にTELやメールができずにいたのです。

病と向き合いながらも前を向いて、けなげなほどしっかりと、しかも明るく暮されている様子

に心打たれました。

 

二つ目は小・中・高を通しての友人6人と半年ぶりに食事会を持てたことです。

京都に住む5人が堺で暮す友と、梅田で待ち合わせホテルの小部屋で食事したという

ただそれだけのことですが。

一昨年までは四季に合わせて年4回の食事会と、一泊二日の温泉旅行を楽しんできた

幼馴染のグループなのです。加齢に伴い誰かが伴侶を見送られたり、ご本人が病気

や怪我で自由に行動ができなくなったりしてきて、出会う回数も減り、春以来の食事会

であったわけです。いつものように近況を報告しあい気兼ねなく話し合うのですが、

よく言われる「年寄の話は自慢話が八部で愚痴話二分」ではなくて、楽しいひと時でした。

幼馴染からの友達関係が80歳になってなお続いていること、そのことが小さな小さな

自慢でもあります。

 

三つ目は京都老人会発足50周年記念大会で、私が数十名おられる功労者表彰者を

代表して賞状を受け取ったこと。

会場がロームシアター京都第一ホールであったということがいいたいのです。

決して大したことをしたために表彰されたわけではありません。全市各小学校区

単位の老人会の会長を5年以上勤めれば誰でももらえる表彰状なのですから。

たまたま代表して受け取る役目が小生に回ってきただけのことです。

以上三つの小さな出来事ですが、私の心を小春日和の陽気のようにさせてくれた

という報告です。

 

最後はいつもであれば今秋の花を紹介するのですが。

花ではなく先週に引き続き「北野のモミジ」を取り上げます。

一週間前は色づき始めでしたが今は3~5分の色づき状態です。見頃だと思います。

700円は少し高いようですが老松の和菓子とお茶付きですから。

御土居の大欅前、見晴台やその横の茶室あたりはすっかり色づいています。

お土居から本殿を望む写真スポットのあたりもきれいに色づいています。

紙屋川にかかる鶯橋あたりはまだアオモミジ状態。

紙屋川から見晴台あたりを眺めるとこのような感じです。

紙屋川沿いを200mほど下ると竹林があるのですがこのあたりの紅葉はアオモミジ

です。