『県知事賞受賞 南湖名物 そばだんご
天明大飢饉の折領民から一人の餓死者も出さなかった理由の一つとして名君「松平定信公」は冷害に強いそばの作付を奨励し だんご にしてたべるよう指導したとあります・・・』(湖畔亭“そばだんご”の栞からの一部を掲載)
以前“山羊さん”のブログで白河の南湖公園まで自転車で行かれたお話に、いつかきっと自分も白河まで自転車で行ってみようと思い続けておりました。そして、最近では“あんぜんぐつさん”が南湖公園へ行かれたお話を読んだりするにいたり、その思いはますます強くなってきたのでありました。そこで先日フラワーワールドへ出かけたときに、そのルート選定をぬかりなくしてきたという訳なのです。このルートでいつか走ってみようと・・・。
ところがそのきっかけは以外に早く訪れました。というのは先日掲載の“百花繚乱、フラワーワールド”のエントリーに、“玉井人さん”より『そこまでいったら、日本最初の公園「白河公園」に行って名物「そば団子」の老舗へ・・・』というコメントを頂戴いたしました。
<南湖神社と楽翁(松平定信公)の像>
南湖公園へは行ってみたのですが、南湖神社の付近にあるお店で売っていた『南湖だんご』と言われるものは、ごく普通のどこにでもあるような“花見だんご”みたいなものでしたから、特別食べてみようとも思いませんでしたし、『そば団子』の存在を知る由もありませんでした。そこでこれは実際に食べてみるしかないと思いました。それにルート選定も済んでいることだし天気もいいようなので、本日『南湖名物そばだんご』の旅ということになったという訳なんです。
夜半からの雨はようやく朝になって上がったのですが、窓から何度も道路の乾き具合を見ながら出かけるタイミングを計ります。そして午前9時、準備を整えて「いざ出陣」。
道路のいたるところに水溜まりが残ったままで、高速スラロームを楽しみながら走ります。
みちのく自転車道、いつものビッグ・アイが見えるところですが土曜日だというのに自転車も散歩の人もとても少ないと思います。
きょうが運動会の小学校が多いらしく、みちのく自転車道途中の小泉小学校からも運動会のアナウンスが大きく聞こえていましたし、ここ永盛小学校も運動会の真っ直中でした。それでみちのく自転車道に人が少ない訳じゃないよね・・・。
御代田橋を渡り、みちのく自転車道が阿武隈川の東側に移ったところで“ルイガノさん”と出会いました。そういえば先日みちのく自転車道を走ったときは“ルイガノさん”と合わずじまいだったので、随分久しぶりかもしれません。
「きょうは白河まで行って来ようと思っているんです。ざっと計算したら140キロぐらいになるんですよ」というと、
「その自転車と足だったら大丈夫じゃないの」と“ルイガノさん”。
“ルイガノさん”は奥様も自転車に乗るのでお二人で走っておいでのときもあります。最近タイミングが悪くしばらく顔を合わせなかったので、奥様と“自転車が変わったから別なルートに替えたんじゃないの”なんてお話ししていたそうです。
「たしかにここ(みちのく自転車道)は道路が荒れているけど、ここも走っていたんですよ。安達ヶ原の方や29号を走る機会も多くなりましたけど・・・」
そういえば、たしかにみちのく自転車道を走る回数は以前と比べると減っているかも・・・。しばし自転車談義のあと“ルイガノさん”はわたしが来た方へ、お別れしてわたしは先を急ぎます。
きょうは先が長いので出来る限りショートカットで行くつもりなんです。江持橋を渡って浜尾遊水地経由で行こうと思いました。
いつものお気に入りの堤防ルートと宇津峰山を対岸に見て、浜尾遊水地に乗り入れます。
ここのラジコン飛行場には本日お一方だけでしたが、しばらくお話ししたり飛行を見せてもらったりしました。キライじゃないのでついつい引き寄せられてしまうんです。きょうは先が長いっていうのに、またここでも道草をしていましました。郡山にお住まいの方で、場所がないのでここにおいでになるとのことでした。お邪魔したお礼を言って出発ですがもう午前11時をとうに過ぎています、ホントに大丈夫なんでしょうかね。
午前11時47分、これが本日の乙字ケ滝。相変わらずルアー釣りの若者達が数人釣り糸を垂れていました。
この規則正しい緑のボールはユキヤナギの畑です。切り花用の栽培なのだと思います。
さあ、ここからが先日選定しておいた白河南湖公園ルートの入り口です。左折“矢吹6km”がその方向です。ところがです、ここまできたら岩瀬牧場のソフトクリームを食べない訳には行かないでしょう。
ということで、またまた道草なのですが、岩瀬牧場のソフトクリームは火照った体にはやっぱりうまいです。
岩瀬農業高校生が丹精込めて育てている須賀川の花“牡丹”を見ながらふたたび本来のルートへと戻ります。
矢吹町に入りましたよーっ!
これを右折だったよな。
12時37分、矢吹町役場前を通過。
中島村の豪商屋敷前を通過、12時50分。
おお、案内板にもようやく“白河”の文字が・・・。
ややっ、この黄金に輝く植物はいったい・・・、名前を知っていたら教えてください。畑から金が湧いて出たようでした。
午後1時20分、ようやく白河市に突入です。そういえばお腹が空いてきて南湖公園で“白河そば”や“そばだんご”を食べるのを楽しみに、好房ラーメンにも目をつむってきたのです。さあ、あと一踏ん張りですって、ここから10キロぐらいはあるのかなあ。
これはみなさんにぜひ見せておきたいと思って撮ってきました。ピンクの藤です。それも相当に大きくなって枝振りも花の数も見事なものです。ところがこの辺のお家は何処の庭にもフジが植えてありました。どうしてなのかは分かりませんが、多分、綺麗だからでしょう(本当のことが分からず申し訳ない)。
ほら、それらしくなってきたでしょう。時間は午後1時42分。
午後1時52分、南湖公園に到着。
午前9時の出発から実に4時間42分。距離は72キロぐらいですから、1時間は道草ですね。でもこの道草が自転車のいいところなのです。
ここまで疲れは全く無しです。足もお尻も痛くならないし、なんて調子がいいのでしょう。とても気持ちのいいドライブでした。
ここでしょう“玉井人さん”。ネットで調べたらこの『湖畔亭』が出てきたのです。ざるそばと、それからもちろん“そばだんご”も注文しました。ところがこの“そばだんご”がじつにうまい。“つるり”、“もちもち”としていて、蕎麦というイメージから想像していたものとは全く違うものでした。たれもとろりとした“しょうゆだれ”なのですが、ほんのり辛く感じるのは唐辛子が入っているからとのことです。これがまた蕎麦の団子とよく合います。あまりおいしかったので、家族におみやげにするために包んでいただきました。
これは帰宅して広げてみたところですが、本物の竹の皮が使用されていてとても風流な趣のある包装に感心しました。
食事を終えて湖畔亭をでたのが午後2時30分、ところがいくら走っても、来るときにあった鹿島神社前を通過しないのです。これは道を間違えているなと思ったときはもう相当走っていて、戻るのはやめにして先に行き迂回ルートを探そうと思いました。そしてそのときに阿武隈川を越えた橋がこのダルマ(白河だるま)の橋です。間違って走り出した石川へと行く道から、この橋を渡って無事本来のルートに出ることが出来ました。
(ここからは行くときとほぼ同一ルートのため、省略いたします)
帰りは牡丹園の南側のルートから浜尾遊水地をかすめて、江持橋に出ました。そしてみちのく自転車道へと無事乗り入れたのですが、ここからが終始向かい風で、そのスピードは一気にダウンして、さすがに疲れてきた足にも応えはじめました。
傾き始めた陽を受けて光り輝くスカンポの花穂が綺麗でした。
午後6時、大名倉の陰に沈もうとする太陽を見ながら本宮市の上ノ橋を渡りました。ジャージの背ポケットの中の“そばだんご”がやけに重たかった本日の走行距離141.27 走行時間5:58 平均速度23.6 最高速度52.5
(参考)今回の乙字ケ滝~南湖公園ルート(岩瀬牧場ソフトクリームの道草は省略してあります)
いやー、やはり少々疲れました。終盤多少お尻に来ましたが、問題のあるほどではありませんでした。ようやく自転車が自分のものになりつつあるのかもしれません。
“玉井人さん”からの一言がなければ、この味を知らずに終わっていたかもしれません。ありがとうございました。
大玉村にもそばだんごがあるとは、また新たな情報をありがとうございます。
そのたれをつけて車の中で食べて落とすと大変なことになりますが、旨いですよねえ
すごく、その味が記憶に残るんですねえ
恥ずかしながら、実はわが村にもおいしい名物「そば団子」があったりするんです(数年前から)
この“そばだんご”というのは、本当にうまかったです。ネットで調べると“ざっきーさん”の茨城に“そばだんご”はあるようですが、ここの“そばだんご”のようにおいしいかどうかは、“ざっきーさん”ぜひ食べてみて報告してくださいね。
そばだんごというもの、初めて知りました。茨城にはないのかな?とても気になるのでした。
いつものみちのく自転車道80キロ、プラス60キロというのは、やはりなかなか大変でした。
でも今回のコースは高低差がそんなになくて、とても走りやすい道路でした。湖畔亭の『そばだんご』はとてもおいしくいただきました。
それにしても、140㌔、すごいなあ~。
仕事でなかなかPC見れず、コメントが遅れてしまいました。すみませんでした~。
いま河原の堤防はスカンポの花が満開で、それが逆光に透けて見える様はとても綺麗でした。“oyajiライダーさん”たちもやはり食べたんですね。わたしたちは手のひらに塩を持って付けながら食べた記憶もあります。ホントに懐かしいですよね。
私も昨日、印旛沼周辺を走ってみましたが、赤いスカンポ(スイバ)が綺麗でした。
子供の頃スカンポをしゃぶって、その酸っぱさを愉しんだりした事を思い出しまして、ちょっぴり口に含んでみましたら懐かしい味がしました。
今回のルートは起伏も比較的なだらかでいいルートだったと思います。帰り道で県道11号から139号に進路変更しなければならないのに、そこの交差点を直進して県道11号のまま“とら食堂”のほうに行ってしまったようです。
今朝も少々あしが“かったるい”のですが、きょうはわたしの地区の運動会なのでこれから行ってまいります。“あんぜんぐつさん”が再チャレンジをするときは“そばだんご”をお忘れなく。
それから写真のヒバ類のようなもの、『コニファーの仲間で丸く黄金色になるタイプ“ヒノキ ナナルテア”か“ニオイヒバ ラインゴールド”』で調べてみます。さすがは“ピナ男さん”よくご存じです。ありがとうございました。
ところで“estema22さん”は霞ヶ浦へ100キロとは大変でしたね。走った感じは、体調は、どうでしたか?霞ヶ浦は一度も行ったことがありませんので、レポートのアップを楽しみにしています。
ル-トの解説も分かりやすくて、再チャレンジしたくなってきましたよ。
そば団子、美味しそうですね。
福島県に住んでいながら、郡山以外のことは
あまり知らないので初めて知りました。
いつか再チャレンジして食べて見せますよ~。
これからもkojiさんの記事楽しみにしていますね。