(2008.5.21『那珂川町馬頭広重美術館』:栃木県)
“へばなさん”が完走を果たした『BRM516 宇都宮400km』。これは、今のわたしにはチョット無理。そこで『BRM523宮城300km』と思ったのですが、心の中でピピッと警告ランプが点いたんです。こんなことは滅多に無いことなんですが、警告通り開催日の5月23日は勤務なのでした。
そこで、ならば先頃参加の『BRM418 宇都宮200km』のとき、その前を通過しただけで終わってしまった『那珂川町馬頭広重美術館』。休みのきょうは、ここを目標に“単独ブルベ”を開催することにしたのです。午前3時47分、東の空の三日月に見送られて家を出ました。阿武隈橋から見た川面からは朝霧が立ち昇っていました。
1ヶ月ぶりのみちのく自転車道。もうツバナ?が出ていたんですね。
午前4時48分、みちのく自転車道にお日様が昇って、明るくなった正面には満開のニセアカシアが。ここまで来る途中、いたるところから甘く強い香りがしていたのはこれだったのです。
これはいい天気になりそうです。
午前6時22分、これが今日の乙字ケ滝。
午前8時41分、白河関の森公園で小休止。セブンイレブンのおにぎりで腹ごしらえしました。
午前9時41分、『道の駅東山道伊王野』で小休止。恒例の“そばソフトクリーム”でカロリー補給をいたしました。
黒羽へ向かって行くと、道ばたの畑の中にニョキニョキ顔を出した異様なモノ。「なんだ、おまえは?」、ミズバショウやマムシグサと同類のサトイモ科独特の花。写真を撮っているうちに閃いたものがありました・・・“コンニャク”!と違いますか?
黒羽に入り古民家“くらしの館”道路向かいのローソンで、高カロリーのヤマザキ“いちごスペシャル”と缶コーヒーを買いました。でも高カロリーのパンに“糖類0”のコーヒーなんて買っても意味ないじゃん!頭の片隅に“ダイエット”なんていう文字が常に有るものですから・・・悲しい性です。
那珂川にかかる黒羽城址公園方面への歩道橋を渡って、県道27号へ出ました。
交差点から人様の蔵を一枚。この重厚感がたまりません。
しばらく進んでいくと、遠く那珂川の対岸に『なかがわ水遊園』が見えていました。きょうは広重美術館の帰りに寄ってみようと思っています。「待ってろよ」
美術館ってこのままでいいのかな?なんて少々不安になる心を見透かしたように、ちゃんと看板が現れるようになっているんです。でも気になったのは『国指定史跡 唐の御所』の看板の方でした。
『道の駅 ばとう』の前を通り、12時7分、ようやく本日の目的地『那珂川町馬頭広重美術館』に到着しました。
(正面)
(裏側)
(入り口)
『隈研吾氏の設計による建物は、「広重の芸術と伝統を表現する伝統的で落ち着きのある外観」をコンセプトとし、自然豊かな那珂川町の景観に溶け込むよう、ゆったりとした平屋建てに切妻の大屋根を採用しました~』と美術館のHPにはあります。案内の方もそう教えて下さいましたが、誠に失礼ながら、“隈研吾”わたしは存じませんでした。
受付の方に「自転車置き場はありますか?」とお聞きしましたら、無いんだそうです・・・。
肝心な歌川広重の作品はといいますと、本日は常設展の他に上のポスターにありますような特別展がありました。浮世絵の大胆な構図は写真などのヒントにもなりそうです。浮世絵は“絵師・彫り師・刷り師”三位一体で初めて作品となるわけですから、絵師はともあれ、表には出ない“彫り師・刷り師”の技術の高さには全く持って驚いてしまいました。
美術館を見た後は、そうそうこれはブルベなのですからPCに寄らなくてはなりません。午後1時20分、前回の『BRM418 宇都宮200km』の第3PC『セブンイレブン那珂川町馬頭店』でチェックを受け(領収書をもらい)ました。
さあ、次はいよいよ『なかがわ水遊園』です。那珂川の西岸には自転車道らしきものがありました。
午後2時1分到着。さすがに今日は休みではありません(休館は月曜日)。平日ですから広大な駐車場はガラガラでした。屋外にいた係りの方に「自転車置き場はありますか?」と訪ねると、やはり無いんだそうです・・・。これから自転車は交通手段の主役になる(ハズ・・・ハハハ)っていうのにね。
これこれ、これが見たかったんです!ここには様々な施設があるようですが、この水の中に建っているガラス屋根が『フィッシュパル おもしろ魚館』という淡水魚の水族館なのでした。
様々な形に工夫をこらした展示がされています。すると、ピラルクーへのエサやりが見れるとの館内放送がありました。
ドームになった水槽内の通路から上を見ると、大きなピラルクーが一瞬にしてエサを飲み込む様子を見ることが出来ました。
ピラルクーとはこんな魚です。どうです、こわいでしょう。
頭上を泳ぐ魚たちを見ることが出来るのは面白いものですね。
ガラス屋根の空間はアマゾンの様子を再現したもののようでした。
もうすっかり遊んでしまって、午後2時58分帰途に着きました。
郡山市内にさしかかった時には、もう真っ暗でした。きょうも恐怖の“暗闇みちのく自転車道”になってしまいましたから、最徐行で帰ってきました。
単独ブルベ、本日の走行距離248.45 走行時間10:07 平均速度24.5 最高速度52.7
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何がkojiさんをこんな遠くまで漕がせるのでしょうかね。そのモチベーションとスタミナには・・・・・、読めば読むほど驚きです。
これだけ漕げば行き着いた先でへとへとなのかと思いきや、しっかり観光、そしてレポート^^; 鉄人です。相変わらずの写真で、楽しさと美しさが伝わりました。
東京までの距離を平均24.5km^^; 改めてお疲れ様でした。
せっかく遠くまで来たと思うと、ついつい欲張りになって、時間も気にせずあれもこれもと見たくなってしまうんです。馬頭では美術館近くの“水戸光圀公ゆかりの寺”の文句に惹かれて、馬頭観音にも寄ったりしました。知らない土地を自転車で散歩するのは想像以上に楽しいものです。
実は「美術館」も「水族館」も、見たいと思いつつも、一度も入ったことが無いんです。
せっかちなせいか、止まるのが「苦手でして」・・・。
でも「水遊園」はおもしろそうですね。今度、行って見たいです。
「ブルベ」お疲れ様でした。
小さな水族館でしたが、ピラルクのエサやり(午後2時30分)は面白いかも・・・。でも実際は丸飲みなんですが、それがすごく早くて“目にも留まらない”というのが本当のところです。
しかし、約250km、余裕ですね~
KOJIさんは、どれくらい走れるのでしょうか?
今度、ぜひ、200km行ってみたいですね~
まずは、宮城県センチュリーがんばります!
ENDLESS HIDE
隈研吾の建築作品に、何気なく自転車たてかけて撮影しているところが、なんともいい感じです。
では、こちらも明日の「523宮城」を楽しんできます。
この日も結構暑かったですから疲れました。わたしはこの辺が限界だと思います。ですから、300キロはとても無理だと思いました。
だんだんセンチュリーライドの日が近づいてきましたね。頑張りましょうね。
“楽山さん”、明日は天気にも恵まれて、楽しいブルベになりますよう願っています。
248㌔、、、まさに東京へ距離ですよね!!! スゴすぎます。泊まりがけででかけたら、一日目が東京、二日目が箱根、三泊目が名古屋、四泊目で伊勢、五泊目が大阪、、、なんて、素晴らしいことになってしまいますよっ!
僕は、それだけ走ったら、たぶん途中で動けなくなっちゃいそうで恐いなあ~。
今回もしっかり観光案内もいただき、ありがとうございました。水族館、とっても興味津々です。
すばらしき時間、いったいkojiさんの脚は何回転してきたのでしょうか? すごすぎる・・・
自転車で下見をしたあとは、自家用車に“ワイフ君”を乗せて行かなくちゃなりませんね。
今回は追い風に助けられて帰ることが出来ました。これが向かい風だったらとうに死んでますよ。ハハハ