庭で増えているものには、写真のクジャクシダ(孔雀羊歯)やクリスマスローズ、ホスタやヒューケラ。そして今なおこの付近で大きくなりつつある霊芝(れいし)などがあったりします。ところが、それらよりもっともっと広がってすでにグランドカバー化している者達があるのです。
これは“ワイフ君”が実家から持ち込んだコガネシダ(黄金シダ)という植物。夏の間はとても涼しげでいい感じなのですが、冬になると地上の部分はすっかり枯れてしまいます。
『秋には鮮やかなオレンジ色に紅葉し、さらに寒くなると名前の通り黄金色になります・・・』たしかにその通りかもしれませんが、そのまま放置しておくと春になってせっかく新しい葉が出てきたときに斑(まだら)模様で美しくありません。ですから、わたしは新芽が出る前に電動バリカンで綺麗に刈り取ってしまいます。
シダ類ですから胞子で増えるらしく、庭のあちらこちらで新しい株を増やしています。今に庭全体が占領されそうです。
駐車場の三角コーナーで「増えたくてしょうが無い!」とダダを踏んでいるのはクリーピングタイム。伸びた部分が地面に接触すると、そこから根を出して更に勢いが強くなります。
ですから、時々は綺麗にカットして元の状態に戻してやらなくてはなりません。わたしは、100円ショップのハサミでチョキチョキとカットしてやっています。
これはヤブコウジ(藪柑子)。これもひたすら増え続けます。赤い実が可愛いのですが、わが家では大半がヒヨドリのエサになってしまいます。そして、昨シーズンは葉っぱがみんな穴だらけでボロボロになっていました。加害者の正体は大量発生したミノムシ(蓑虫)でした。ミノ蛾がたくさん卵を産み付けたものと思われます。ちなみにミノムシは何の葉っぱでも食べるようです。外に出して置いた蘭の新芽がボロボロにされました。
これはスミレです。正式な名前は「フイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)」というのだそうです。元々はシベリアや中国、朝鮮半島などに自生する植物とのこと。
「ゲンジ」は日本の自生種ゲンジスミレに起源し、葉裏が紫色をしているところから紫式部の「源氏物語」にあやかったようです。フイリゲンジスミレはゲンジスミレの母種になるそうです。紫色の花もカワイイですが、至るところに種を飛ばしてテリトリーを広げます。
それは前述のコガネシバ同様まったく節操が無くて、他の草花が植えてある鉢の中でもお構いなしに増え続けるのです。
ここでは、フイリゲンジスミレのほかに、コガネシバやマツバギク(松葉菊)。それにワイヤープランツも見えています。ワイヤープランツも地植えにすると際限無く広がる植物です。これは平面だけじゃ無く3次元的に広がりますから、気をつけないととんでもないことになります。わが家ではバラの根元に広がり、深く入り込んだ根まで絶滅させるのに大変な労力を必要としました。写真に写っているものは鉢植えにしてあるものです。クリーピングタイムやワイヤープランツを地植えにする場合には、コンクリートやブロックなどで閉じられたスペースに植えるのが良いようです。
増えるものはネットなどで調べて良く状況を見て育てないと、後でとても厄介な思いをすることになりますね。
コガネシダが増えて!
増えて困るなら少し欲しいくらいです。
石の上に苔を貼ってその上にコガネシダを植えて鑑賞したいですね。
コガネシダは勝手に増えるので、手入れは一切必要としませんからとても楽です。
わが家では春先にだけ、冬枯れした葉を刈り取ってやるだけです。
仰有るように、見た目はとても綺麗ですから、石の上になどに広がればとてもいい感じだと思います。
ただ、元気が良すぎて庭のあちこちに始末に負えないぐらい増えます。
普通に増えてくれれば嬉しいかな。
南側の庭で松の根元周辺に植える予定です。
乾燥にも耐えるだろうか?そこが心配かな。
サザンカの陰で西日はどうにか遮られますが。。コガネシダの環境適応性が高いなら助かりますね。
丈夫な植物ですから日陰日向もあまり選ばないと思います。
庭に飾った石などの地際に繁るとこれがまたいい感じです。
ご希望の場所に沢山増えてくれるといいですね。