(映画:レッドラインのエンツォフェラーリ)
すいません。今夜は自転車じゃなくて自動車のお話です。
Youtubeでのことなのですが『レッドライン(LED LINE)』という映画で使用した“1億2,000万”の“Enzo Ferrari”・・・。
出演者のコメディ俳優“エディ・グリフィン”がその“1億2,000万”のフェラーリを運転して“ナニ”したというところに興味を持ったわけです。そこでさっそくこの映画のDVDをTSUTAYAさんからレンタルしてきて観てみました。
全編わたしには超無縁のスーパーカーのオンパレード。話向きはこうです。うさんくさい金持ち達がスーパーカーと腕の立つドライバーを抱え、大金を賭けてレースをするっていう単純きわまりないお話。ですが、その走る姿は華麗です。
これがその“問題の1億2,000万”の“Enzo Ferrari”です。どうです、この走る姿は華麗なものでしょう。そうそう、ところがこのフェラーリをエディ・グリフィンが運転してたちまち一瞬のうちに大クラッシュしてオシャカにしてしまったというお話でした。
Eddie Griffin ferrari Enzo Crash
どうです、もったいないお話です。以前テレビの芸能人“ゼロヨン”大会で“織田無道”が愛車のランボルギーニ・カウンタックを持ち出してきて、スタートでクラッチを焼いてしまって全く走り出せなかったなんていうこともありました。こういう有り余るパワーを持ったモンスターマシンは素人には運転出来ないのです。ちなみにこの“Enzo Ferrari”は日本人のカーデザイナー“奥山清行”がデザインを担当したのです。この話はNHK『プロフェッショナル』で放送され、とても興味深く観たのでした。
カーアクションの映画といえば、やっぱり印象に残っているのは、アメリカン・ニューシネマなんていう時代の主人公コワルスキーがダッジ・チャレンジャーで疾走する『バニシング・ポイント』。映像もストーリーもダントツだと思うんだなあ・・・。
小田無道ってランボル乗ってたんですねー。
最近まったく見なくなりましたが今でもTV出てるのかなー。
“ピナ男さん”ごめんなさい、小田じゃなくて織田無道が正しいようです。彼の一件はわたしの記憶のどっかから蘇ってきたのです。あの人ってなんか最後はミソをつけてテレビに出なくなったというような記憶が・・・
ただこの車の持ち主でこの映画のプロデューサーが本当に残念だったのは“こんなにお金のかかった信じられないようなシーン”を当の映画に使用できなかったということではなかったでしょうか。一瞬にして1億2,000万円を使うシーンなんていうのはそうザラにあるものじゃ無いと思いますからね。
私の好きだったのは、たしか今もシリーズ化しているかもしれませんが、改造車による闇のレース大会です。
たしか2作目だったかで、車を壊され途方に暮れる主人公に仲間がスクラップ場から見つけ出してきた汚い鉄くずのような自動車を見せるシーンです。
主人公が「何だこれは?」と近寄った時仲間の黒人が子どものような笑顔をしてエンジンを見せるのです。
すると塞ぎこんでいた主人公がそのエンジンを見て飛びはなえて喜びを爆破たさせるのです
「これは、フェアレディーZエンジンじゃないか、こんなすごいのをどこで見つけたんだ」
非常にうれしいシーンでした
この映画がどうこうというより、この“Enzo”というフェラーリの記念になる車のデザインを担当したのが日本人であるということが、同じ日本人として誇らしくもあり、うれしくもあります。