(2013.11.11 雨の夏井川渓谷にて)
『夏井川渓谷が紅葉の見頃を迎えている』らしい、と“ワイフ君”がいうのです。そこで、生憎の天気なのだけれど、雨の紅葉見物もまた違った趣があるやも知れずと出掛けてみたのです。
小野町の仙台屋でラーメンを食べて、まずは諏訪神社の大杉(夫婦杉)を“ワイフ君”に見せてあげようと思いました。前に一度お参りしているのですが、どうも忘れてしまったようなのです。
諏訪神社入り口には大きなお釜があるんです。“諏訪大釜”の由来は『土用入りの神社神事である湯花祭に因み、神社より諏訪の名を拝受し信者の総意をを以って安置した』とありました。まあ、湯花祭がどのような催しなのか分からないわたしには、この大釜でお湯を沸かすのだろうというところまでは想像がつくのですが・・・。
奥の二本が諏訪神社の夫婦杉です。
樹齢1,200年といわれる翁(じじ)杉と媼(ばば)杉が仲良く並んで、今なお達者であるというのはまさしく神が宿っているのかもしれませんね。
何度観ても、神がかったこの杉の存在感には圧倒されてしまいます。
いよいよ夏井川渓谷に近づいて、磐越東線の鉄橋下をくぐったと思ったら、これは磐越東線の鉄橋じゃなくて、下流にある水力発電所の導水管のようでした。
車は暖房が効いていてあたたかいのですが、外は5~7℃ととても寒い日です。
ほほー、だんだんそれらしくなってきました。
川沿いが、しだいに黄色やオレンジや赤で賑やかになってきています。
晴れていれば、もっと鮮やかな発色が見られるのだと思いますが、雨もまた味わいがあると・・・。
土留めの苔むしたコンクリート吹きつけが、なんだか多色刷りの版画のようでもあります。
夏井川渓谷の途中に『鹿ノ又川渓谷』とあったので、ハンドルをそちらへ切ってみました。
峡谷の狭い道、谷はいよいよ深く・・・この先どうなるのかは次の機会のお楽しみということにして、途中にUダーン出来るスペースを見つけて引き返しました。
鹿ノ又川渓谷の戻り道。行きと帰りでは、また違った景観を楽しむことが出来て“二度おいしい”のです。
さて、ここから再び夏井川渓谷です。
雨降りの平日ですから、行き交う車が少なくて、景観をじっくり楽しむことが出来るのがせめてもの救いです。
雨に濡れた紅葉もまた味わいがあるものです。
鮮やかな紅葉が現れる度に車を止めていますから、なかなか先に進まないんです。
夏井川紅葉のメッカ、駐車場に車は無し。ただし、紅葉もイマイチに思えたのはまだ早いからでしょうか。
紅葉の代わりに、苔むした柿の大木をパチリ。
さあ、ここからは帰り道。今度は助手席の“ワイフ君”から渓谷がよく見えるはず。
雨の紅葉見物も時間はもう4時、家に帰る頃には暗くなってしまうだろうな・・・。なんて思いながらも、途中に『いわきの里鬼ヶ城』なんていう看板を見つけてそちらに分け入ってしまいました。“鬼ヶ城”なんていうのですから、桃太郎が退治に行った鬼ヶ島のようなものかもしれません。
途中にあった瑠璃光山東松院の山門と、そこに掲げられたありがたい戒め。まるでウチのことみたいだ。
結局、鬼ヶ城は見つけられなかったけれど、代わりにいいものを見つけました。
『沢尻のオオヒノキ』、本日ふたつ目の国指定の天然記念物ということで、巨木好きの我が家には予想もしない大当たりでした。
さあ、ここからが本当の帰り道、車のライトを点灯してアクセルに足を乗せました・・・。
『夏井川渓谷が紅葉の見頃を迎えている』らしい、と“ワイフ君”がいうのです。そこで、生憎の天気なのだけれど、雨の紅葉見物もまた違った趣があるやも知れずと出掛けてみたのです。
小野町の仙台屋でラーメンを食べて、まずは諏訪神社の大杉(夫婦杉)を“ワイフ君”に見せてあげようと思いました。前に一度お参りしているのですが、どうも忘れてしまったようなのです。
諏訪神社入り口には大きなお釜があるんです。“諏訪大釜”の由来は『土用入りの神社神事である湯花祭に因み、神社より諏訪の名を拝受し信者の総意をを以って安置した』とありました。まあ、湯花祭がどのような催しなのか分からないわたしには、この大釜でお湯を沸かすのだろうというところまでは想像がつくのですが・・・。
奥の二本が諏訪神社の夫婦杉です。
樹齢1,200年といわれる翁(じじ)杉と媼(ばば)杉が仲良く並んで、今なお達者であるというのはまさしく神が宿っているのかもしれませんね。
何度観ても、神がかったこの杉の存在感には圧倒されてしまいます。
いよいよ夏井川渓谷に近づいて、磐越東線の鉄橋下をくぐったと思ったら、これは磐越東線の鉄橋じゃなくて、下流にある水力発電所の導水管のようでした。
車は暖房が効いていてあたたかいのですが、外は5~7℃ととても寒い日です。
ほほー、だんだんそれらしくなってきました。
川沿いが、しだいに黄色やオレンジや赤で賑やかになってきています。
晴れていれば、もっと鮮やかな発色が見られるのだと思いますが、雨もまた味わいがあると・・・。
土留めの苔むしたコンクリート吹きつけが、なんだか多色刷りの版画のようでもあります。
夏井川渓谷の途中に『鹿ノ又川渓谷』とあったので、ハンドルをそちらへ切ってみました。
峡谷の狭い道、谷はいよいよ深く・・・この先どうなるのかは次の機会のお楽しみということにして、途中にUダーン出来るスペースを見つけて引き返しました。
鹿ノ又川渓谷の戻り道。行きと帰りでは、また違った景観を楽しむことが出来て“二度おいしい”のです。
さて、ここから再び夏井川渓谷です。
雨降りの平日ですから、行き交う車が少なくて、景観をじっくり楽しむことが出来るのがせめてもの救いです。
雨に濡れた紅葉もまた味わいがあるものです。
鮮やかな紅葉が現れる度に車を止めていますから、なかなか先に進まないんです。
夏井川紅葉のメッカ、駐車場に車は無し。ただし、紅葉もイマイチに思えたのはまだ早いからでしょうか。
紅葉の代わりに、苔むした柿の大木をパチリ。
さあ、ここからは帰り道。今度は助手席の“ワイフ君”から渓谷がよく見えるはず。
雨の紅葉見物も時間はもう4時、家に帰る頃には暗くなってしまうだろうな・・・。なんて思いながらも、途中に『いわきの里鬼ヶ城』なんていう看板を見つけてそちらに分け入ってしまいました。“鬼ヶ城”なんていうのですから、桃太郎が退治に行った鬼ヶ島のようなものかもしれません。
途中にあった瑠璃光山東松院の山門と、そこに掲げられたありがたい戒め。まるでウチのことみたいだ。
結局、鬼ヶ城は見つけられなかったけれど、代わりにいいものを見つけました。
『沢尻のオオヒノキ』、本日ふたつ目の国指定の天然記念物ということで、巨木好きの我が家には予想もしない大当たりでした。
さあ、ここからが本当の帰り道、車のライトを点灯してアクセルに足を乗せました・・・。
傘をさしている「奥様」が写っているのも、「雨の秋」という風情がただよっていていいですね。
今回は国指定の天然記念物の巨木を2か所も見ることができました。わたしたちの十数倍も長生きしていて、今もなお元気なのですから偉大ですよね。是非ともその生命力にあやかりたいものです。
福島県の奥深さに改めて感動です。
日本全国素晴らしいところは見尽くせないほどありますが、自分の住む近隣でさえまだ見ていないところも沢山ありまし、季節によって見所も変わりますから楽しみがいっぱいです。ただし体がいうことをきく間ですけれどね。そのためには、まず健康でいることが第一です。で、そのためにとりあえず“自転車に乗る”ということでしょうか。ハハハ
その夫婦杉、間を以前は普通に歩いていたんでしょうが、なぜ通らないようにしたんでしょうかね?
だれかが転んで怪我でもしたんでしょうかね。樹の保護だけではない気がしましたね
この日は平日の雨降りでしたから、観光の方はサッパリだったんだと思います。休日ともなれば車が繋がっていることでしょう。
諏訪神社の夫婦杉は、“玉井人ひろたさん”のご推察どおり、転んだりしてはいけないという配慮かもしれませんね。二本の杉の間は細かい根が地表を縦横無尽に横切っているのです。ただ神事のときだけは、杉の間の本来の参道を通るのかも知れません。