(2008.9.6 白河市を流れる阿武隈川から)
思いっきり走れたのがたった一日だけだった、雨にたたられた11日間の夏休み。9月6日午前5時40分、なんとか挽回しようと向かったのは、栃木県那須町伊王野。
天気予報では栃木県「曇りのち雨」。といっても雨は午後3時以降のようですから問題は無いでしょう。田んぼもすっかり穂が出揃って秋の気配。安達太良は見えず予報どおりの曇り空。
青空こそありませんが、風もなく穏やかな朝です。阿武隈橋から川を見下ろすと、いったい何があったのかシベリアに帰りそびれた白鳥が一羽。(今年の夏はおまえの為に天候不順だったのかなあ、あんまり暑くなくてよかったべ・・・。)
先頃の集中豪雨のあと、すっかり様子が変わってしまった逢瀬川。
午前6時半のちのく自転車道には、犬を連れたの散歩の方々や、ご夫婦などでジョギングを楽しむ方々がおいででした。もう少し早く出かけてくれば良かったのかも知れませんが、所詮お年寄りは朝が早いのでそれほど変わらないのかもしれません。
とてもいい色をしているのです。「ヒルガオってこんなに綺麗だったんだ」と改めて思いました。
みちのく自転車道が須賀川市にかかる少し手前、山林の中でツルリンドウの花を見つけることが出来ました。
林の中は暗くてフラッシュを焚いてしまいました。この花のあとにツヤツヤのリンゴ色した可愛い実を付けるのです。以前に実を見つけて調べたことがあったのです。
須賀川市内に入り、浜尾遊水地を走っていると道路上に何やら数字が書いてありました。ここでジョギングなどを楽しむ方々の目安に距離を書いたものでした。緑のバーは100m、オレンジのバーは500mごとのようです。逆回りの距離もありますから、ここのコースの一周は・・・のようです。
午前7時50分、これがきょうの乙字ケ滝。
この時期道路脇の堀にはこの赤紫のツリフネソウが沢山咲いています。そういえばこないだ行った桧原湖では黄色い花のキツリフネが咲いていました。
午前8時40分、「ヨカッペ時計」の中島村『童里夢(ドリーム)公園』で休憩。この公園は規模も大きくてとても綺麗なんです。
雲の間に青空が覗き始め、行く夏を惜しむような日差しが強烈な赤のモミジアオイに降り注いでいます。写真下のクリーム色をした花もとても綺麗でした。
午前10時17分、白河の関に到着。
そして『白河関の森公園』でいつものソフトクリームを食べて休憩しようと思ったのですが、非情にも「臨時休業」の札がかかっていました。
いよいよ伊王野にさしかかり、本日の目的、ここ美野沢“ヒガンバナの群生地”の開花状況を見てみました。ところどころにポツリポツリと咲いているような具合で、1週間たって来週ぐらいにはだいぶ咲きそろうのでしょうか。見頃の見極めがむずかしいところです。
伊王野の直前、道路脇にこんな光景が・・・。墓石がドミノ倒しに遭っています。一番最後の分が見えないのは田んぼの中に落っこちたからなのでしょうか。これって地震の被害?
午前11時21分、ずいぶん久々の『道の駅東山道伊王野』に到着。
ここでいつもの『そばソフトクリーム』と、きょうは特別に地物の『蒸しトウモロコシ』を食べました。トウモロコシはいつも小さな容器に携帯している“マイソルト”(ピンクソルト)をかけて食べました。トウモロコシの甘味が倍加されるのと、汗となって流れ出てしまった塩分補給が出来て、まさに一石二鳥なのでした。
そして雨の予報が当たりならばその前に帰らなければなりませんから、ちょうど12時に『道の駅東山道伊王野』を出発しました。曇りから一転してカンカン照りになってしまいましたが、太陽が雲に遮られたり、日陰に入ると途端に涼しくなるのです。やっぱり秋なのですね。
きょうはいつもと走りが違います。上り坂と見たらその大小にかかわらず果敢にダッシュして登り切ります。そして下りと平坦地はサラッと流すのです。これで時間も短縮されすはずですし“使用するエネルギーも少なくて済む”はずです。というのは最近購入した『ロードバイクの科学』という雑誌に“坂ではイヌように登り、下りでゾンビのように回復し、平地では修行僧になれ”(坂は頑張る。下りは休む。平地では速度を変えずに巡航)という下りがあったからです。
ところが、『道の駅東山道伊王野』から県境の『境の明神』まではダラダラと続く長い坂があったりと、理屈通りには身体の方がいうことを聞いてくれません。まあ、鍛えもせずにいきなり無理しようとしても話の他なのは当然です。
栃木県側の『境の明神』には、栃木だけあって大きなトチノキがあるのです。ちょうど今、その実が熟れて落ちる時期なのですね。栗によく似ていますが、栗のようには食べられません。実は海苔をからんだオニギリみたいでとても可愛いので持って帰ることにしました。
白河市内、沸き上がる雲を背景の“携帯アンテナ”。このあと所々から発生した積乱雲から雷と雨が落ちてくることになろうとは、この時は予想もしませんでした。
午後3時30分、須賀川の浜尾遊水地まで戻ると、前にもお話ししたことのあるラジコン飛行機を飛ばしに来ていた方がおいででした。きょうもサービスに飛ばして見せていただきました。地上からコントローラーで操縦はしていますが、意識は完全に操縦席の中です。これにハマるのは分かるような気がします。
浜尾遊水地のラジコン飛行場から見た郡山方面の空が暗く怪しい雰囲気だったのですが、御代田橋手前から徐々に道路は濡れてきて、やはり雷雨があったようでした。直接雨には遭いませんでしたが、自転車道もこの通り。おかげでここから市内を抜けるまで、水を跳ね上げないようにトロトロ走りを余儀なくされてしまいました。雷雨はビッグアイの見える逢瀬川手前まで降ったようでした。
最後はそんな状況でしたが、直接雨に降られた訳でもなく、ホントに久々の青空を見ながら気持ちよく走ってこれました。
本日の走行距離187.51 走行時間7:38 平均速度24.5 最高速度51.6
次の機会には見事な『ヒガンバナの群生』を見ることが出来るのでしょうか。
思いっきり走れたのがたった一日だけだった、雨にたたられた11日間の夏休み。9月6日午前5時40分、なんとか挽回しようと向かったのは、栃木県那須町伊王野。
天気予報では栃木県「曇りのち雨」。といっても雨は午後3時以降のようですから問題は無いでしょう。田んぼもすっかり穂が出揃って秋の気配。安達太良は見えず予報どおりの曇り空。
青空こそありませんが、風もなく穏やかな朝です。阿武隈橋から川を見下ろすと、いったい何があったのかシベリアに帰りそびれた白鳥が一羽。(今年の夏はおまえの為に天候不順だったのかなあ、あんまり暑くなくてよかったべ・・・。)
先頃の集中豪雨のあと、すっかり様子が変わってしまった逢瀬川。
午前6時半のちのく自転車道には、犬を連れたの散歩の方々や、ご夫婦などでジョギングを楽しむ方々がおいででした。もう少し早く出かけてくれば良かったのかも知れませんが、所詮お年寄りは朝が早いのでそれほど変わらないのかもしれません。
とてもいい色をしているのです。「ヒルガオってこんなに綺麗だったんだ」と改めて思いました。
みちのく自転車道が須賀川市にかかる少し手前、山林の中でツルリンドウの花を見つけることが出来ました。
林の中は暗くてフラッシュを焚いてしまいました。この花のあとにツヤツヤのリンゴ色した可愛い実を付けるのです。以前に実を見つけて調べたことがあったのです。
須賀川市内に入り、浜尾遊水地を走っていると道路上に何やら数字が書いてありました。ここでジョギングなどを楽しむ方々の目安に距離を書いたものでした。緑のバーは100m、オレンジのバーは500mごとのようです。逆回りの距離もありますから、ここのコースの一周は・・・のようです。
午前7時50分、これがきょうの乙字ケ滝。
この時期道路脇の堀にはこの赤紫のツリフネソウが沢山咲いています。そういえばこないだ行った桧原湖では黄色い花のキツリフネが咲いていました。
午前8時40分、「ヨカッペ時計」の中島村『童里夢(ドリーム)公園』で休憩。この公園は規模も大きくてとても綺麗なんです。
雲の間に青空が覗き始め、行く夏を惜しむような日差しが強烈な赤のモミジアオイに降り注いでいます。写真下のクリーム色をした花もとても綺麗でした。
午前10時17分、白河の関に到着。
そして『白河関の森公園』でいつものソフトクリームを食べて休憩しようと思ったのですが、非情にも「臨時休業」の札がかかっていました。
いよいよ伊王野にさしかかり、本日の目的、ここ美野沢“ヒガンバナの群生地”の開花状況を見てみました。ところどころにポツリポツリと咲いているような具合で、1週間たって来週ぐらいにはだいぶ咲きそろうのでしょうか。見頃の見極めがむずかしいところです。
伊王野の直前、道路脇にこんな光景が・・・。墓石がドミノ倒しに遭っています。一番最後の分が見えないのは田んぼの中に落っこちたからなのでしょうか。これって地震の被害?
午前11時21分、ずいぶん久々の『道の駅東山道伊王野』に到着。
ここでいつもの『そばソフトクリーム』と、きょうは特別に地物の『蒸しトウモロコシ』を食べました。トウモロコシはいつも小さな容器に携帯している“マイソルト”(ピンクソルト)をかけて食べました。トウモロコシの甘味が倍加されるのと、汗となって流れ出てしまった塩分補給が出来て、まさに一石二鳥なのでした。
そして雨の予報が当たりならばその前に帰らなければなりませんから、ちょうど12時に『道の駅東山道伊王野』を出発しました。曇りから一転してカンカン照りになってしまいましたが、太陽が雲に遮られたり、日陰に入ると途端に涼しくなるのです。やっぱり秋なのですね。
きょうはいつもと走りが違います。上り坂と見たらその大小にかかわらず果敢にダッシュして登り切ります。そして下りと平坦地はサラッと流すのです。これで時間も短縮されすはずですし“使用するエネルギーも少なくて済む”はずです。というのは最近購入した『ロードバイクの科学』という雑誌に“坂ではイヌように登り、下りでゾンビのように回復し、平地では修行僧になれ”(坂は頑張る。下りは休む。平地では速度を変えずに巡航)という下りがあったからです。
ところが、『道の駅東山道伊王野』から県境の『境の明神』まではダラダラと続く長い坂があったりと、理屈通りには身体の方がいうことを聞いてくれません。まあ、鍛えもせずにいきなり無理しようとしても話の他なのは当然です。
栃木県側の『境の明神』には、栃木だけあって大きなトチノキがあるのです。ちょうど今、その実が熟れて落ちる時期なのですね。栗によく似ていますが、栗のようには食べられません。実は海苔をからんだオニギリみたいでとても可愛いので持って帰ることにしました。
白河市内、沸き上がる雲を背景の“携帯アンテナ”。このあと所々から発生した積乱雲から雷と雨が落ちてくることになろうとは、この時は予想もしませんでした。
午後3時30分、須賀川の浜尾遊水地まで戻ると、前にもお話ししたことのあるラジコン飛行機を飛ばしに来ていた方がおいででした。きょうもサービスに飛ばして見せていただきました。地上からコントローラーで操縦はしていますが、意識は完全に操縦席の中です。これにハマるのは分かるような気がします。
浜尾遊水地のラジコン飛行場から見た郡山方面の空が暗く怪しい雰囲気だったのですが、御代田橋手前から徐々に道路は濡れてきて、やはり雷雨があったようでした。直接雨には遭いませんでしたが、自転車道もこの通り。おかげでここから市内を抜けるまで、水を跳ね上げないようにトロトロ走りを余儀なくされてしまいました。雷雨はビッグアイの見える逢瀬川手前まで降ったようでした。
最後はそんな状況でしたが、直接雨に降られた訳でもなく、ホントに久々の青空を見ながら気持ちよく走ってこれました。
本日の走行距離187.51 走行時間7:38 平均速度24.5 最高速度51.6
次の機会には見事な『ヒガンバナの群生』を見ることが出来るのでしょうか。
今までこっそり読ませて頂いておりました。みちのく自転車道デビューから半年にも満たない新参者です。現在はTREK SU1.0でのんびりサイクリングを楽しんでおります。
kojiさんのブログにも何度か登場されたルイガノさんとお話する機会が増え、『最近kojiさんに会ってないんだよなー』とちょっと淋しそうにおっしゃっていました。私はkojiさんのブログを拝見しているだけでお会いしたことがないのに、どうしても共通の友人のように思われているようです(^^;
昨日も御代田橋付近でお会いしたのですが、『今頃はもう栃木辺りを走っているかも知れない』と噂をしていました(笑)
これからも綺麗な写真と楽しいレポートを楽しみにしております。長文失礼致しました。
kojiさんは草花への造詣も深く、その分、走っていても楽しみが増えますよね。 白壁をバックにしたモミジアオイの写真は、ハッとするほど綺麗ですね。
kojiさんの写真をお手本に、さて、私もこれから走りに行ってきます(出るの遅すぎ^^;)。
ところで“ルイガノさん”とお話ししていると楽しいでしょう。わたしが最初にお会いしたのはみちのく自転車道で突然の雨に遭い、“ルイガノさん”と奥様もご一緒に同じ木の下で雨宿りしたときでした。そのときずいぶんユニークな自転車にのっているなあと思って写真に撮らせていただいたりしました。
“クオレさん”とはお会いしたことがないのに、“ルイガノさん”を通してリンクしていたのですね。どうぞこれからもみちのく自転車道の仲間としてよろしくお願いいたします。
きょうは雨に遭わなければ曇りの天気ですから暑くなくてかえっていいのかもしれません。“へばなさん”どうぞ存分にお楽しみください。ご報告を楽しみにしております。
「ロードバイクの科学」、私も読みましたけどなかなか触発される本ですね。
「ロードバイクの科学」ところどころにこれは!と思うところがあります。出来ませんけれどね。
伊王野への旅、何度目でしょう?それにしても180㌔以上の距離、スゴい事です。まったくもって舌を巻きます。そして、こんな距離を走りながら、小さな小さな草花を愛でる、、、この素晴らしき精神が、kojiさんのやさしさをあらわすもので、僕的には、尊敬してやまない、大好きなところです。こういうのを本当のECOというのでしょうね。こんな精神をみんなが持ってくれたら、Co2の削減がすご~く進むのでしょうね。 雨に降られず、良かったですね!
上り坂と見たらシャカリキになって加速したおかげで今日になっても少し筋肉痛が残っています。“mattoshiさん”たちの筋肉痛はそんなものでは無いはずですから、ゆっくりと休ませてあげてください。
ところで携帯用の塩は“オルテガさん”のところだったか“筋肉が痙攣するのは塩分の不足”なんていうことが書いてあったような気がするのですが、走っていると腕や足に塩が吹き出してザラザラすることがあります。はじめは分からずに砂埃だとおもっていましたが、それが塩でした。ですから実際はスポーツドリンク等では補いきれないぐらいの塩分が流れ出ているものと思ったのです。水分補給の時に口の中に塩を振りかけて飲んでいるんですよ。実際の効果の程はイマイチ分からないのですけれどね。