(2008.7.27 am8:20)
今になってようやく梅雨らしい天気になって来られても困りものです。せっかく新品のタイヤを取り付けてみたのに、この天気では・・・。
家の前の道路もこんな状態。これじゃみちのく自転車道だって水が溢れているところが至るところにありそうです。新品のタイヤで泥水をこえるのは少々辛いものがあります。昨日も走れなかったので少しですが禁断症状もあるようなのです。
時々ネットの天気予報を見て、窓から道路の状態を覗きます。12時45分、道路もすっかり乾いてきて、この分なら帰りのコースをみちのく自転車道にすればいつも水溜まりになる場所も少しは良くなっていると思います。せっかくのおニューのタイヤが汚れないうちに記念写真を撮って、さあ出発です。
県道29号線を長沼方面へと進みます。路面に時々自転車の影が出来るぐらいの天気になってきていますが、いつもの堂尻池からは雲が低くて安積山が見えませんでした。
逢瀬公園入り口、御霊櫃峠入り口、そして深田ダム入り口を過ぎたとき、小さな川の土手にポツンと咲いていたムクゲが印象的でした。
ここでこのムクゲを眺めながら休憩しました。よく見るとハイビスカスの花にそっくりなのですね。調べると、どちらもアオイ科フヨウ属とのことですから、なるほどでした。
道路は素晴らしく、タイヤはド新品で空気圧はパンパンなのにちっともスピードが出ないと思ったら、微妙に上りになっているんです。といってわたし以外の部分に問題は無いので、これは鍛え方が足りないとしか言いようがないです。
ローレルバレイカントリークラブ付近で新種の“バナナ”発見!
これは虫の巣でした。これは“虫こぶ(虫えい)”といわれる「寄生した虫の刺激によって、植物の一部が異常成長したもの・・・」なんて書いてありました。割ってみると中には羽の生えたアブラムシみたいに小さな黒い虫が沢山入っていました。
道草ばっかりしているので、諏訪峠の入り口(県道67号線)の交差点に来たら、長沼方面の空が何だか「暗雲立ちこめる・・・」状態なのです。これはひょっとしたらヤバイかも。というわけで、ここから県道67号線を東へ進み、乙字ケ滝へ行こうと思いました。
この道は以前に反対側から来たことがあるのです。そう“大桑原のつつじ園”のところを通ってきたときがそうだったと思います。
しばらく進むと、道路脇のお宅に“ミソハギ”が綺麗に咲いていました。昔はわたしの実家にもありましたが、近年はとんと見かけなくなってしまいました。家の新築に伴う敷地の整地や農道の改修工事や水田の構造改善などで消えていったのでしょうか。“何処にでもあるもの”は、いとも簡単に消えてしまうものなのですね。
そうそう、この交差点には見覚えがあります。天気は心配したほど悪くなさそうでです。ここを右折して、岩瀬牧場でソフトクリームを食べて行くことに決めました。
“いわせ路サンロード”にも惹かれるのですが、この一部分は前にも通った覚えがあります。とりあえずきょうは出だしが遅かったので、道草はせずに先を急ぐことにしました。
たしかに途中までは見覚えがあったのですが、坂を上ったり下ったりして、こうして走ってきた道を振り返るとなんだか道を間違えているような気になります。どこで間違えたのでしょうか、全然見覚えが無いのです。
「ホラ、やっぱり!」、まあ間違えても矢吹町の何処かに行くだけですから、心配は要らないのです。随分遠回りするようになるのかもしれませんが真っ直ぐ行くことに。
『江花川』?聞いたことがありません。と、雷鳴が!南の白河方面から来るのでしょうか、遠回りしている余裕など無いのかもしれません。ためらわずここから引き返しました。とにかく交差点を東、東へと向かえば阿武隈川方面なのは確かなのです。
時々雷鳴を聞きながら、見覚えのある釈迦堂川を渡り、矢吹町の駅前方面を通過して、午後3時45分岩瀬牧場に到着しました。いつものソフトクリームを食べていても、空の暗さが気になります。それに雷も時々思い出したように鳴っているんです。
乙字橋でも記念写真を一枚。しかし、こうしてみるとタイヤの赤いラインは路面に接する部分ですから、真っ先に汚れるのですね。道路の埃をくっつけたタイヤは少し白っぽくなってピンクになりそうでした。
これがきょうの乙字ケ滝。釣りをしていた方がおいででした。
「なんだか来そうですね。さっきからゴロゴロ・・・。」
「本当ですね。来るかもしれませんね。」
もうここからは休憩無しの道草無しです。空はいよいよ暗く、雷鳴はどんどん迫ってきているのです。おニューのタイヤだし、自転車はピッカピカにしたところだし、雨でドロドロにするわけにはいかないのです。
わたしは時速30キロで逃げます。でも憎いことに暗雲はそれより先回りしているのです。みちのく自転車道のいつもの“田んぼの中のくねくね道”へたどり着いた時にはもう完全に先を越されていました。「しまった!」
それでもまだ希望は捨てずに、須賀川と郡山の境まで来たとき、ついに空からポツリポツリと落ちてきました。道路が濡れていない今が勝負です。持てる力の全てを使ってこの雨雲に勝てたら最高です!
その本気の走りもむなしく、道路は濡れ光って、ジャージを通して感じ取れるほどの雨粒が容赦なく降り注いで来ました。たまらず厚く葉の茂った木の下に僅かな雨よけの空間を見つけて自転車と一緒に入りました。
ここならとりあえず・・・と思ったのも束の間、「バシン!」という雷の大音響と供に、筋になった雨足が見える程の大雨が一気に降り注いで来たのです。木の葉の傘ももはや何の役にも立たず、もう何処にも雨宿りが出来るような場所はありません。決戦の覚悟を決め、サドルバッグからヘルメットカバーを取り出します。使わないで済むことに越したことはなかったのですが、これも初めて役に立つときが来ました。何処にいても濡れるんだったら走った方がいい。「ええい、泳いじゃえ!」大雨と雷鳴の中に飛び出しました。
道路はいたるところ茶色の水溜まり。大量の雨水を飲みきれない大地は、ところどころで川になって流れています。前輪の跳ね上げる水が胸の高さまで来ています。後ろは見えないからいいのですが、おそらく同じ状態でしょう。こうなるともう全身ずぶぬれでプールに漬かったようです。なにも気兼ねすることが無くて、なんだかとても楽しくなりました。わざと大きな水溜まりを見ると入って行ったりしてしまいます。第一水溜まりをこえた後は濡れて光ったタイヤが綺麗なんです!
ジャージを通す冷たい雨を感じながら・・・、「あっ、いけねっ!」
デジカメと携帯電話が背中のポケットで濡れ放題なのです。近所にお店を見つけてレジ袋をいただきました。グローブを脱いだら水が絞れました。濡れたデジカメと携帯電話からそれぞれ電池だけ外して回路がダメにならないようにしました。それをいただいたレジ袋に入れて「ありがとうございました。」店の奥からの「はーい。」という返事を聞きながら、再び豪雨の中へ飛び出しました。
雷雨のみちのく自転車道は最高!だって犬の散歩の人がいないのですから。もう独占状態の貸し切り状態。大雨の中を水しぶきを高く上げながら30~35キロで流したりもしました。
(橋の下で携帯電話に電池を入れて、引き返して撮影。)
みちのく自転車道から見える郡山市内の住宅地では、いたる所でこんな状態になっていました。結構な降りでしたから、側溝などに飲みきれない水が溢れたようでした。
そしてこれがいつものビッグアイの所の逢瀬川です。濁流が中洲を呑み込んでいました。
みちのく自転車道から一般道に出て、背中に追い越していく車の視線を感じながら、そういえばこないだの『1月30日会』で誰かが歌った三善英史(みよしえいじ)の演歌・・・たしか、「♪雨に~濡れながら~、乗ってる馬鹿がいる~♪」ってが!
そんな馬鹿がここにいた本日の走行距離94.59 走行時間3:42 平均速度25.5 最高速度50.4
帰宅して自転車もろとも上から下まで水道の水をぶっかけました。そしてグローブや背中に茶色くポツポツと泥を跳ね上げたジャージ、なんだか砂っぽいレーパン、白から焦げ茶色に変色してしまった靴下はもちろん、頭の先から足の先まで、洗って、シャンプーして風呂に浸かって、最高!最高!でした。
あっ、いっけねえ。靴を洗わなくちゃ!
今になってようやく梅雨らしい天気になって来られても困りものです。せっかく新品のタイヤを取り付けてみたのに、この天気では・・・。
家の前の道路もこんな状態。これじゃみちのく自転車道だって水が溢れているところが至るところにありそうです。新品のタイヤで泥水をこえるのは少々辛いものがあります。昨日も走れなかったので少しですが禁断症状もあるようなのです。
時々ネットの天気予報を見て、窓から道路の状態を覗きます。12時45分、道路もすっかり乾いてきて、この分なら帰りのコースをみちのく自転車道にすればいつも水溜まりになる場所も少しは良くなっていると思います。せっかくのおニューのタイヤが汚れないうちに記念写真を撮って、さあ出発です。
県道29号線を長沼方面へと進みます。路面に時々自転車の影が出来るぐらいの天気になってきていますが、いつもの堂尻池からは雲が低くて安積山が見えませんでした。
逢瀬公園入り口、御霊櫃峠入り口、そして深田ダム入り口を過ぎたとき、小さな川の土手にポツンと咲いていたムクゲが印象的でした。
ここでこのムクゲを眺めながら休憩しました。よく見るとハイビスカスの花にそっくりなのですね。調べると、どちらもアオイ科フヨウ属とのことですから、なるほどでした。
道路は素晴らしく、タイヤはド新品で空気圧はパンパンなのにちっともスピードが出ないと思ったら、微妙に上りになっているんです。といってわたし以外の部分に問題は無いので、これは鍛え方が足りないとしか言いようがないです。
ローレルバレイカントリークラブ付近で新種の“バナナ”発見!
これは虫の巣でした。これは“虫こぶ(虫えい)”といわれる「寄生した虫の刺激によって、植物の一部が異常成長したもの・・・」なんて書いてありました。割ってみると中には羽の生えたアブラムシみたいに小さな黒い虫が沢山入っていました。
道草ばっかりしているので、諏訪峠の入り口(県道67号線)の交差点に来たら、長沼方面の空が何だか「暗雲立ちこめる・・・」状態なのです。これはひょっとしたらヤバイかも。というわけで、ここから県道67号線を東へ進み、乙字ケ滝へ行こうと思いました。
この道は以前に反対側から来たことがあるのです。そう“大桑原のつつじ園”のところを通ってきたときがそうだったと思います。
しばらく進むと、道路脇のお宅に“ミソハギ”が綺麗に咲いていました。昔はわたしの実家にもありましたが、近年はとんと見かけなくなってしまいました。家の新築に伴う敷地の整地や農道の改修工事や水田の構造改善などで消えていったのでしょうか。“何処にでもあるもの”は、いとも簡単に消えてしまうものなのですね。
そうそう、この交差点には見覚えがあります。天気は心配したほど悪くなさそうでです。ここを右折して、岩瀬牧場でソフトクリームを食べて行くことに決めました。
“いわせ路サンロード”にも惹かれるのですが、この一部分は前にも通った覚えがあります。とりあえずきょうは出だしが遅かったので、道草はせずに先を急ぐことにしました。
たしかに途中までは見覚えがあったのですが、坂を上ったり下ったりして、こうして走ってきた道を振り返るとなんだか道を間違えているような気になります。どこで間違えたのでしょうか、全然見覚えが無いのです。
「ホラ、やっぱり!」、まあ間違えても矢吹町の何処かに行くだけですから、心配は要らないのです。随分遠回りするようになるのかもしれませんが真っ直ぐ行くことに。
『江花川』?聞いたことがありません。と、雷鳴が!南の白河方面から来るのでしょうか、遠回りしている余裕など無いのかもしれません。ためらわずここから引き返しました。とにかく交差点を東、東へと向かえば阿武隈川方面なのは確かなのです。
時々雷鳴を聞きながら、見覚えのある釈迦堂川を渡り、矢吹町の駅前方面を通過して、午後3時45分岩瀬牧場に到着しました。いつものソフトクリームを食べていても、空の暗さが気になります。それに雷も時々思い出したように鳴っているんです。
乙字橋でも記念写真を一枚。しかし、こうしてみるとタイヤの赤いラインは路面に接する部分ですから、真っ先に汚れるのですね。道路の埃をくっつけたタイヤは少し白っぽくなってピンクになりそうでした。
これがきょうの乙字ケ滝。釣りをしていた方がおいででした。
「なんだか来そうですね。さっきからゴロゴロ・・・。」
「本当ですね。来るかもしれませんね。」
もうここからは休憩無しの道草無しです。空はいよいよ暗く、雷鳴はどんどん迫ってきているのです。おニューのタイヤだし、自転車はピッカピカにしたところだし、雨でドロドロにするわけにはいかないのです。
わたしは時速30キロで逃げます。でも憎いことに暗雲はそれより先回りしているのです。みちのく自転車道のいつもの“田んぼの中のくねくね道”へたどり着いた時にはもう完全に先を越されていました。「しまった!」
それでもまだ希望は捨てずに、須賀川と郡山の境まで来たとき、ついに空からポツリポツリと落ちてきました。道路が濡れていない今が勝負です。持てる力の全てを使ってこの雨雲に勝てたら最高です!
その本気の走りもむなしく、道路は濡れ光って、ジャージを通して感じ取れるほどの雨粒が容赦なく降り注いで来ました。たまらず厚く葉の茂った木の下に僅かな雨よけの空間を見つけて自転車と一緒に入りました。
ここならとりあえず・・・と思ったのも束の間、「バシン!」という雷の大音響と供に、筋になった雨足が見える程の大雨が一気に降り注いで来たのです。木の葉の傘ももはや何の役にも立たず、もう何処にも雨宿りが出来るような場所はありません。決戦の覚悟を決め、サドルバッグからヘルメットカバーを取り出します。使わないで済むことに越したことはなかったのですが、これも初めて役に立つときが来ました。何処にいても濡れるんだったら走った方がいい。「ええい、泳いじゃえ!」大雨と雷鳴の中に飛び出しました。
道路はいたるところ茶色の水溜まり。大量の雨水を飲みきれない大地は、ところどころで川になって流れています。前輪の跳ね上げる水が胸の高さまで来ています。後ろは見えないからいいのですが、おそらく同じ状態でしょう。こうなるともう全身ずぶぬれでプールに漬かったようです。なにも気兼ねすることが無くて、なんだかとても楽しくなりました。わざと大きな水溜まりを見ると入って行ったりしてしまいます。第一水溜まりをこえた後は濡れて光ったタイヤが綺麗なんです!
ジャージを通す冷たい雨を感じながら・・・、「あっ、いけねっ!」
デジカメと携帯電話が背中のポケットで濡れ放題なのです。近所にお店を見つけてレジ袋をいただきました。グローブを脱いだら水が絞れました。濡れたデジカメと携帯電話からそれぞれ電池だけ外して回路がダメにならないようにしました。それをいただいたレジ袋に入れて「ありがとうございました。」店の奥からの「はーい。」という返事を聞きながら、再び豪雨の中へ飛び出しました。
雷雨のみちのく自転車道は最高!だって犬の散歩の人がいないのですから。もう独占状態の貸し切り状態。大雨の中を水しぶきを高く上げながら30~35キロで流したりもしました。
(橋の下で携帯電話に電池を入れて、引き返して撮影。)
みちのく自転車道から見える郡山市内の住宅地では、いたる所でこんな状態になっていました。結構な降りでしたから、側溝などに飲みきれない水が溢れたようでした。
そしてこれがいつものビッグアイの所の逢瀬川です。濁流が中洲を呑み込んでいました。
みちのく自転車道から一般道に出て、背中に追い越していく車の視線を感じながら、そういえばこないだの『1月30日会』で誰かが歌った三善英史(みよしえいじ)の演歌・・・たしか、「♪雨に~濡れながら~、乗ってる馬鹿がいる~♪」ってが!
そんな馬鹿がここにいた本日の走行距離94.59 走行時間3:42 平均速度25.5 最高速度50.4
帰宅して自転車もろとも上から下まで水道の水をぶっかけました。そしてグローブや背中に茶色くポツポツと泥を跳ね上げたジャージ、なんだか砂っぽいレーパン、白から焦げ茶色に変色してしまった靴下はもちろん、頭の先から足の先まで、洗って、シャンプーして風呂に浸かって、最高!最高!でした。
あっ、いっけねえ。靴を洗わなくちゃ!
雷雨の中の走り、私も何度も経験してるので、わかりますわかります、その感じ^^;。
http://www.geocities.co.jp/ajubrm/brm200804.html
ブルベの地図ありがとうございます。宇都宮から名取りまで行かれるのですから、本当にぶったまげてしまいます。名取りからは仙台方面の方々がチャレンジして途中でクロスするような形なのですね。でも人々が寝ている夜中にまで及んで、こんな競技がなされていたとは・・・。なんだか少し興味が湧いてきました。まずは200から・・・。
写真で見ると、洪水になっていますね。
やはり、自然の力は、すごいです。
KOJIさんの、タイヤの赤は、最高ですね。
良いな~
今日も、ソフト練習やってきました~
息子もうまくなっていますが、自分も、ソフトをうまくなっているのが、怖いぐらいです。
何を目指しているのかな??
ENDLESS HIDE
走り出すとこれが予想に反して凄く気持ちがいいんです。わざと勢いよく水溜まりをこえたりもしました。でもヘルメットキャップは最高でした。頭が濡れて流れた雨が目に入ったりしたら最悪だったでしょうね。それからこれで分かったこともありました。当たり前のことなのですが、ブレーキは早めに掛けないとオーバーランしてしまうということです。それにスチール製の網になっている側溝蓋は濡れると滑ってとても危険だということ。
土砂降りの雨の中も走ろうと思えば、夏の時期の今なら最高!とっても気分爽快でした。でも帰って自転車を水洗いして乾拭きして注油してワックスを塗って、それが大変ですね。
きょうは朝から雨、そして天気は回復してこれからはずっと雨は無いようですね。きょうは休みだったのですが、日中に用事があって自転車は乗れずじまいでした。ナイトランにでも行ってこようかな。
でも一番実感できたことは、自分の心の置き場所を変えると“雨もまた楽しからずや”ということだったでしょうか。
私も外出から帰ってきたら雷と雨に閉じ込められちゃいました。
どうやら近所に落ちたみたいで、一瞬停電もしましたよ。
そんな中を自転車で走るとはスゴイですね。
でも、暑いときは気持ち良いかもですね。