(2019.11.29 東堂山の静寂の中、豪快に笑う羅漢様:田村郡小野町)
11月29日、ずっと引きこもりだったので“ワイフ君”をドライブに連れだしました。
やってきたのは“道の駅ふるどの「おふくろの駅」”。ここ古殿町では「チェーンソーアート文化祭」というイベントが毎年行われていて、世界チャンピオン4連覇の城所ケイジ氏を招いて今年も行われたということです。今年は来年の干支「ねずみ」の巨大彫刻を作成したというので見に来たというわけです。
これは展示中の今年の干支「イノシシ」の巨大彫刻。この姿といい毛並みといい、チェーンソーによる作品だとは信じがたい仕上がりなんです。
しかし、辺りを見回しても新作の「ねずみ」が見当たらないんです。家に帰って古殿町のHPを調べてみたら道の駅には12月中旬からの展示だとありました。
道の駅で買い物をして、古殿町の辛い麻婆豆腐で食事をして、やってきたのは田村郡小野町の「東堂山満福寺」。ここも高僧徳一によって開山されたと伝えられていますが、お気に入りは大きな岩の上に立つ形の良い鐘楼と昭和羅漢といわれる愉快な超近代五百羅漢なんです。
もうここには幾度となく訪れているのですが、はじめてご覧になる方のために案内図など・・・。
後ろに見えるのが満福寺。それでは、さっそく行ってみましょう。
土瓶?から直接飲んでいる羅漢様。飲んでいるのは水?それともお酒?でしょうか。
これが仁王門。
これが仁王様。
歩きやすく改修された石段と岩の上に建つ鐘楼。
いたるところに羅漢様がおいでになります。
この鐘楼は本当に美しいと思います。
観音堂と「東堂山」の扁額。昭和羅漢の大半はこの観音堂の裏手にあります。
羅漢様はだれでも奉納出来るようです。
さあ、ではさっそく羅漢様達にお会いしましょう。
カラオケがお好きな羅漢様もあちこちに見受けられました。
表情の対比が面白い!ここに隣り合わせで配置した方のセンスが良いですね。
これはまた、近代の美術作品を思わせるような羅漢様です。
初めてここを訪れたときから、すっかりお気に入りになってしまった羅漢様があるのです。
どうです、いいでしょう。「今年もお会い出来ましたね。相変わらずいいお顔をなさっておいでです」
帰りがけに「札束を数えているよ」と“ワイフ君”の声が・・・。
よほどお金にご縁のあった羅漢様なんですね。
「ふくしま緑の百景」に選定されている「東堂山の杉」に見送られながら帰途につきました。ユーモアタップリの羅漢様達にお会いしたい方はぜひお訪ねになって見てください。そして、わたしの大好きな羅漢様もぜひ見つけ出してみてください。
(参考)https://blog.goo.ne.jp/koji5678/e/c620109ca317b9f7d48c4d6ffb5c7567
帰りがけに小野町の東堂山に寄り道しました。いいところなんですが、わたしたちの他には誰もおいでになりませんでした。
羅漢様もおもしろくて、羅漢様のイメージが変わりました(^^)v
重そうな屋根を細い4本の柱だけで支えていながら、あの地震に耐えられたという、鐘楼の製作の妙もすばらしい!
悟りをひらいた現代版羅漢様は楽しいでしょう。見ていて飽きないんです。しばらくするとまた会いたくなっちゃうんです。
鐘楼は“へばなさん”と全く同じ事を考えながら見ました。4本の柱だけであの大きな屋根を支えている。しかも震災の影響を受けなかったのは、大きな岩の上に建っているからだと思いました。