休日は風を切って

休日は自転車に乗って風を切って、そんな生活をずっと続けていけたらと思っています・・・

わたしの後ろが回収車(第3回グランフォンド飯豊:後編)

2010年06月01日 | イベント
(2010.5.30 12:55 折り返しからの帰り、写真を撮っているわたしを待つ“回収車”を撮りました)



樽口峠の周りは広大な観光わらび園。樹木を伐採して一面の草原。その景観はさながらWindowsの壁紙のよう。



この雄大な景観を目の当たりにしながら、写真の道路を自転車で走っていくんです。考えただけでも素晴らしいでしょう?なんて悠長なことを言っていますが、樽口峠の駐車場で飯豊の景観にすっかり酔っているうちに、グランフォンド参加の皆さんはただの一人もいなくなっていたんです。



満開のタニウツギ、残雪の飯豊・・・。12時4分、少し走っては止まって写真ばかり撮っているんです。そして樽口峠からわたしの後ろは星輪店店長さん運転の回収車が走ることになりました。



(店長さんスイマセン・・・、どうかお願いです。またここで写真を一枚だけ・・・)そんなわたしをやさしい回収車はじっと待ってくれているんです。



雪解け水の玉川と飯豊連峰。



こんな道路を走ります。どうです、たまらないでしょう。この先が『グランフォンド飯豊』折り返し地点の飯豊山登山口です。先ほどから折り返してくる参加者とすれ違っています。
「早いなあみんな」



道路脇にはまだ雪が残っています。



ここが飯豊山荘のところ、登山口の折り返しです。ここには“なでら男さん”をはじめとするスタッフの方がたがおいででした。



12時39分、“なでら男さん”に記念撮影(折り返し点到達、証拠写真)をしていただきました。



今度はわたしがスタッフの方々を記念撮影。わたしが最後です、本当にご苦労さまでした。



その後も回収車を従えて、写真、写真。ほら、だってエメラルドグリーンの水が綺麗でしょう!



ほらほら、だって雪渓が綺麗でしょう!



そしてほら、雪解け水をたたえた玉川が綺麗でしょう!



12時59分、あれっ、後ろに回収車がいない!というわけで、ここマタギの郷交流館でソフトクリームを食べながら回収車を待つことにしました。これは帰りのエネルギー補給なのですよ。きょうは本当に天気に恵まれていますから、火照った身体にソフトクリームが沁みわたるんです。



マタギの郷交流館の向かいには“猿・・・”何とかという奇岩がありました。うーん、猿・・・なんだっけなあ?“猿岩石”じゃないし・・・、交流館のかたにお聞きしたのに忘れてしまいました。

そして県道260号線から15号線に入ってまもなく、90キロあたりで一度足が攣りました。これはいけない、十分に水分もミネラル分も補給していると思っていたのですが、かなりの暑さで予想以上に消耗が激しいのだと思います。魔法の白い粉とスポーツドリンクでミネラル分を補給しました。その後も峠で二度三度足を攣って、坂の途中で止まりました。でも今回は歩かないと決めていましたので、そこからまた自転車に乗って坂を上りはじめました。その都度後ろの“回収車”店長さんが気遣ってくださいました。



白川ダム湖畔のPCでバナナと梅干しをいただきました。「ここからはあと2時間はかかるかなあ」なんていう店長の言葉に焦りを覚えました。何としても時間内完走して笹野一刀彫の完走証を手にするのが目的でしたから、もう休憩もそこそこにスタートしました。きょう一日わたしを楽しませてくれた飯豊もしだいに翳りはじめていました。



ほほー、いい景色です。足を何度も攣りながら、それでもまた写真を撮っているんです。(店長さん、まことにスミマセンでした)午後4時28分、最後の峠にさしかかりました。でもようやく後補充の薬が利いてきたのかここで足を攣ることはありませんでした。



最後の峠も無事越えてようやく米沢市内に戻りました。午後5時16分、振り返ると遠く影を落とした飯豊が見えました。


(“ききょうやさん”が撮ってくださったゴールの写真。“ききょうやさん”ありがとうございました。)

午後5時25分、ようやくゴール!時間は9時間16分。念願の“笹野一刀彫”完走証もゲットできました。しかもとうにゴールしていた“ききょうやさん”は帰宅せずにわたしのゴールを待ってくださって、そしてあたたかく出迎えてくださいました。それはそれは大感激でした。

グランフォンド飯豊の走行距離162.73 走行時間7:41 平均速度21.1 最高速度56.0

写真は撮る、足は攣る、回収車を従えて自由奔放な振る舞い、そんなわたしをずっとサポートして下さった店長さん、本当にありがとうございました。それから“なでら男さん”“ケンヂさん”はじめスタッフの方々、最後までおつき合いいただいた“ききょうやさん”、ありがとうございました。息を飲むほど美しかった飯豊と皆さんの暖かさが心にしみた『グランフォンド飯豊』でした。

そういえばブルベの師匠“へばなさん”がおっしゃっていたことを思い出しました。写真も枚数を撮っているとその時間もばかにならないと・・・。
写真を撮るのに自転車を止めて、そして傍らに自転車を倒して、カメラを出して構図を決めてシャッターを押す。この一連の動作の平均が30秒として、今回写した枚数が232枚ということは・・・な、なんと116分!冗談としか思えない数字でした。

★第8回グランフォンド飯豊はこちら

★第7回グランフォンド飯豊はこちら

★第6回グランフォンド飯豊はこちら

★第5回グランフォンド飯豊はこちら

★第4回グランフォンド飯豊はこちら


最新の画像もっと見る

26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとうございます (TOSSY)
2010-06-01 20:06:07
完走 おめでとうございます
お供を従えてマイペースでの走破 大物の貫録たっぷりですね
エメラルドの瞳が待っていてくれましたね
とってもきれい!

お疲れさまでした 
返信する
“TOSSYさん” (koji)
2010-06-01 20:49:43
ありがとうございます。回収車のお供を従えての走りは本当に申し訳なかったです。わたし本当はお世話になると思っていましたから、後ろを付いてきてくださることにとても感謝してとても心強かったんです。
結果的には最後まで自走できましたが、それはいつでもリタイヤできるという安心感があったからかも知れません。ハハハ
あの場所、エメラルドグリーンの淵は今回も全く変わらず綺麗でした。大自然にとても癒された大会でした。
返信する
速いわ (へばな)
2010-06-01 22:33:40
・これだけ「写真」を撮りながら、グロスでAV21kというのは、なかなかのスピードですよ(^^)。
・撮り終えるまで30秒、それからカメラをしまい、自転車を起こし、再度スピードに乗せるまで、さらに30秒
返信する
“へばなさん” (koji)
2010-06-01 23:12:17
只今ナイトランから戻りました。今夜は赤い月が昇りました。グランフォンド飯豊は素晴らしい大会でした。悔やまれるのは『BRM314宇都宮200km』です。道祖神峠、上曽峠のおいしいところを歩いてしまったことです。コマ図もそのまま残っていますからいつかリベンジしてやろうと思っています。(思いだけかもしれません。ハハハ)
ところで写真のことですが、わたしの場合は写真=休憩ですから無くすことができないんです。ですから写真を撮っても撮らなくても時間は同じです。
今まで幾度となく反省していますが、やはり課題は坂だと思いました。坂って練習すればやはり早くなるんでしょうか?なにしろ自称“川の流れのように派”ですからねえ・・・
返信する
お疲れ様でした。 (masa(茨城))
2010-06-02 04:39:07
綺麗な写真ありがとうございます。
相当沢山写真を撮影されたのですね。
楽しませて頂きました。
ヒルクライムは、あまり心拍を上げずに、疲れたら休み、写真など撮影してのペースが一番体やさしいと思います。
大変お疲れ様でした。
そして完走おめでとうございました。
返信する
“masa(茨城)さん” (koji)
2010-06-02 05:00:43
ありがとうございます。
恐れ多い大会だと思っていたのですが、参加してみてその素晴らしいコースに終始圧倒され通しでした。坂を登るとき一番感じたのが“体重を落とさなきゃ”ということでした。制限時間をいっぱいに使ってしまいましたが完走できて本当によかったと思いました。坂嫌いのわたしがまた走ってみたいと思うほど素晴らしい大会でした。
返信する
こうしてみると,.. (なでら男)
2010-06-02 06:12:31
ブログも完走,お疲れさまでした(笑)。
でも,koji さんの写真ですと,何度となく見えている景色もちょっと違った感じに見えるから不思議です。koji さんの人間性の味付けですかね?(笑)

GF 飯豊を沢山宣伝して頂いてありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。
返信する
“なでら男さん” (koji)
2010-06-02 06:32:54
コース上に次々と現れる素晴らしい景観に終始圧倒され続けた大会でした。今はわたし自身にもっと力をつけてぜひ再チャレンジしてみたいと思っています。グランフォンド飯豊がますます大きなイベントになって長く続いていかれることを願ってやみません。
“なでら男さん”はじめ店長さんそして多くのスタッフの皆さんには本当にお世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
返信する
店長は (ケンヂ)
2010-06-02 07:12:02
「事故がないのが一番」の人ですから,
完走をとても喜んでいます。
「ますます大きく」なると,スタッフが少なくなってチーム員が走れなくなるので,定員まででいいです
返信する
お疲れ様でした (楽山)
2010-06-02 07:16:32
このコースを一番堪能できたのは、kojiさんではないかという感じですね。いやあ、写真撮りすぎですよ。
いろんな視点で、アフターGFも楽しめそうです。
返信する

コメントを投稿