盛りの過ぎた霞ヶ城公園で・・・（二本松市）

（2021.11.19　県立霞ヶ城公園にて）

 

11月19日、ようやくわが家の冬支度も済み、『きょうはお城山（霞ヶ城公園）へでも行ってみようか・・・』という“ワイフ君”のリクエストに応えて、買い物がてらにやって来ました。

しかしながら、どうもモミジの色がへんてこりんなのです。「ひょっとして、遅すぎ？」

 

やはり紅葉の盛りは過ぎたようです。あと一週間早ければちょうど見頃だったかも知れません。

 

それでも、せっかく来たのだから散歩がてらに見ていこうと“ワイフ君”が言います。

 

 

全部が全部終焉を迎えてしまったということでもなくて、中にはまだまだ綺麗な紅葉を留めているところもあります。

 

霞ヶ城公園にこれほど多くのモミジの古木があるとは思いませんでした。そのあらかたがご覧のように紅葉の盛りを過ぎ、葉を落としたものさえ相当数ありあす。

 

 

「こっちこっち、綺麗なところがあるよ！」と“ワイフ君”。ところどころに現れるそんなところを見るだけでもいいのです。

 

城跡ですから天守のあった一番上までは高低差も結構あります。リハビリだと思って階段を上ります。

 

当時のまま残る石垣にはロマンがタップリ。

 

 

この石垣の上に城の本丸がありました。二本松城（霞ヶ城）は戊辰戦争で焼け落ち、いまは石垣だけが残ります。

 

一画に一際鮮やかな紅葉が見えます。“ワイフ君”が行って見ようというので後を追います。

 

白い縁取りがハッキリしていて、とても綺麗なクマザサです。

 

「ほほー、やっぱりここは綺麗だね！」

 

 

「さあ、帰るよ」

 

階段は、どちらかといったら上る方が楽なのです。

 

階段を下ったところに井戸がありました。

 

『日影の井戸』というそうです。しかも、「日本の三井」の中の一つだというのにはチョット驚きです。『月影の井』、『星影の井』、そして『日影の井』というわけです。

ちなみに、「日本の三大饅頭」の中に『柏屋の薄皮饅頭（福島県郡山市）』というのが近年名乗りを上げましたが、「日本三大〇〇」とは言ったもん勝ちなんだそうで、みなさんが「へえー、そうなんんだ」と納得してくれたら、それでもう立派な「日本三大〇〇」になってしまうということのようです。しかしながら、この『日影の井』は、薄皮饅頭のそれよりは遙かに格式がありそうな気はします。

残り物ではありましたけど綺麗な紅葉も楽しめましたし、こんなチョットした“うんちく”も身に付いて、とてもいい散策になったのでした。