ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

主人・・・(子供の責任?)

2006年05月11日 08時33分32秒 | 主人・・・

最初の子がまだ1歳くらいの頃。
私が台所で洗い物をしていると、突然子供の大きな泣き声が。
子供は隣の部屋でTVを見ている主人の横でおもちゃで遊んでいたハズ。
あわてて様子を見に行くと、子供が鋏で手を切って、血だらけになっていた。
幸い大した怪我ではなかったが、もし口の中に入れていたら...と思うとゾッとした。
すぐ隣にいたはずの主人。
「どうしてちゃんと見てなかったの!」
「何で俺が怒られなかんのや!こいつが勝手にやったんやろ!」
「?・・・。」

勝手にって... あんた、まだこの子は1歳だよ。
だいたいこの鋏だってあんたがさっき使って、そのまま出しっぱなしにしてた物でしょう?

親がすぐ傍にいて、こんな小さな子供が怪我をしたら、それは親の責任ではないのか?
あまりの主人の逆切れに、もしかして私の方がおかしいのかしら?と考えたほど。

いやいや、そんなことはない。
翌日、念のためかかりつけの小児科へ子供を連れて行った私は、そこの先生に
「親が傍におって、何をやっとるんや!」
と、こっぴどく叱られた。

今思うと、この時点で、主人の考え方がおかしい事に気付くべきだった・・・。

手術の時に・・・

2006年05月11日 08時24分23秒 | 私の病気・・・
私が入院して、まだ自由に動けた初めの1週間の間に
私は、同じ病院内に入院していた知り合いの病室を訪れていた。
彼女は私達夫婦の仲人をしてくれた人だった。

とても元気のいい、おしゃべりが大好きなおばさんだった。
私より半年ほど早く入院していた彼女は、喉頭がんの手術を受けていた。
手術を受けた時には、もう手遅れの状態だったと聞いている。
話す事が出来なくなり、意識もあるのかないのか殆んど眠っているようで、
たくさんの機械を付け、喉から大きな管を付けられて、見るからに痛々しい姿だった。

私が病室を訪れた時、病室には付き添いは誰もいなかった。
私は、眠っているような彼女に話しかけた。

「おばさん、大変だけど良く頑張ってるね。実はさあ、私も今入院してるんだよ。
脳腫瘍だって。もうすぐ手術するんだ。」

その時だった、しゃべる事もできない彼女の目から涙が零れ落ちた。
意識があるのか、聴こえてるのかもよく分からない状態だった。
でも、確かに彼女は瞑ったままの目で涙を流していた。
私は、あふれてくる涙を止めることが出来なかった。

彼女がなぜ泣いたのかは分からない。
ただ、私は彼女が私の為に泣いてくれていると感じた。
「まだ若いのに、まだ子供も小さいのに、可愛そうに。」という
彼女の声なき声が確かに聞こえたと思った。

その叔母さんが、私の手術の日に亡くなったということを聞かされたのは、
私が手術を終えてから、1ヶ月ほどたってからだった。

主人は、私の意識が戻るのを確認した後、
彼女の葬式に行ったと言っていた・・・。