いつも主人に対する不満ばかり書いているので、たまには良い事も書こうと思う。
もう、6年ほど前の夏の事だ。
私達家族は、私の祖母の家に行っていた。山奥の小さな村。
私たちは近くの川へ水遊びに出掛けた。
細い二本の川が1つに合流する橋の下は、一部深くなっている場所がある。(深いといっても、3メートルくらいだ。)
その場所は村の子供たちの遊び場であり、
私も子供の頃から祖母の家に来ると必ず遊ぶ場所だった。
いつの間にか遊んでいるのはウチの家族だけになっていた。
私が川の中を泳いでいると、子供が「僕も行くー。」「私もー。」と言う。
息子はこの夏スイミングスクールで200mの検定を合格していた。
娘は、25mが泳げるようになったところだった。
私は水の中で立ち止まって、
「ここは、チョット深いからダ・・・・・」
私は、水中に沈んでいた。
私は元水泳部だったし、ましてやここは、小さな頃から何十回も来ている慣れ親しんだ場所である。
(あらやだ、流れで深みに足をとられたんだわ。 やあ~ねえ、私とした事が。)
そう考えながら、のんびり浮かび上がった。
ここまでなら、なんてことのない出来事だったのだ!
顔が水面に出た時、自分の血が凍りつくのを感じた。
自分の子供が2人、目の前で溺れている!
瞬間、頭の中に「二人は助けられない!」という言葉が走り、私はパニック状態におちいった。
(1人なら何とかできると考えていた。)
それでも私は、子供2人のお尻を後ろから交互に何回も川岸へ向かって押した。
でも、流れが邪魔をして思うように進まない。
主人は一番下の子供と川岸で遊んでいる。こちらには気付いていない!
水面から手を上げて、「あなた、たすけ・・・」そう叫ぼうとした時、私は大きく水を飲み、再び沈んだ。
遠のいていく意識の中で、
(あーこのビーチサンダルじゃまだなー。でも今脱いだら流れていっちゃうよな~)
なんて事を考えていた事を覚えている。
主人のいる川岸から、わずか2,3メートルしか離れていない。
でも、私の声は川の流れる音に吸い込まれ、主人には聴こえていなかった。
この続きは、また明日・・・。
もう、6年ほど前の夏の事だ。
私達家族は、私の祖母の家に行っていた。山奥の小さな村。
私たちは近くの川へ水遊びに出掛けた。
細い二本の川が1つに合流する橋の下は、一部深くなっている場所がある。(深いといっても、3メートルくらいだ。)
その場所は村の子供たちの遊び場であり、
私も子供の頃から祖母の家に来ると必ず遊ぶ場所だった。
いつの間にか遊んでいるのはウチの家族だけになっていた。
私が川の中を泳いでいると、子供が「僕も行くー。」「私もー。」と言う。
息子はこの夏スイミングスクールで200mの検定を合格していた。
娘は、25mが泳げるようになったところだった。
私は水の中で立ち止まって、
「ここは、チョット深いからダ・・・・・」
私は、水中に沈んでいた。
私は元水泳部だったし、ましてやここは、小さな頃から何十回も来ている慣れ親しんだ場所である。
(あらやだ、流れで深みに足をとられたんだわ。 やあ~ねえ、私とした事が。)
そう考えながら、のんびり浮かび上がった。
ここまでなら、なんてことのない出来事だったのだ!
顔が水面に出た時、自分の血が凍りつくのを感じた。
自分の子供が2人、目の前で溺れている!
瞬間、頭の中に「二人は助けられない!」という言葉が走り、私はパニック状態におちいった。
(1人なら何とかできると考えていた。)
それでも私は、子供2人のお尻を後ろから交互に何回も川岸へ向かって押した。
でも、流れが邪魔をして思うように進まない。
主人は一番下の子供と川岸で遊んでいる。こちらには気付いていない!
水面から手を上げて、「あなた、たすけ・・・」そう叫ぼうとした時、私は大きく水を飲み、再び沈んだ。
遠のいていく意識の中で、
(あーこのビーチサンダルじゃまだなー。でも今脱いだら流れていっちゃうよな~)
なんて事を考えていた事を覚えている。
主人のいる川岸から、わずか2,3メートルしか離れていない。
でも、私の声は川の流れる音に吸い込まれ、主人には聴こえていなかった。
この続きは、また明日・・・。