ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

主人・・・(あぶない、あぶない)

2006年05月13日 08時31分49秒 | 主人・・・
2番目の子が2歳を過ぎた頃、その子供に障害があることがハッキリしてきた。

深夜、子供の事がショックで眠れない私は、真っ暗な台所で一人シクシクと泣いていた。
そこへ、トイレに起きてきた主人。

「なにやっとるんや?」
私は泣きながら
「あの子、どうしてあんなん何やろう。
主人、
「あ、そ。」

そう言うと、さっさと部屋に戻って寝てしまった。

子供のことで、これほど私が悩み苦しんでいるのに、こいつは全く関係ないという顔をする。
夫婦なのだし、ましてや2人の子供の事ではないか!
もっと、他に言う事があるだろう!!

私は、思わず目の前にあった包丁を手にとって、あいつと子供を殺して自分も死のう!と、思った。
枕元まで包丁を持っていったけど、子供の寝顔を見たら、とてもそんな事は出来なかった。

手術後・・・(②)

2006年05月13日 08時28分23秒 | 私の病気・・・
3週間目には個室から相部屋に移った。
付き添いは、時々母が顔を出すだけになった。

さて、だんだん元気になってくると、気になって来るのは自分の体。
ベットで身動き取れない時から、左の目・耳・口の異常は感じている。
顔面左の異常も感じていた。

検診に来る医師も、毎回違う医師が来る。
彼らに聞いても、自分の担当患者でないと、まともに答えてはくれない。
主治医に会えるのは、週に1,2回のみ。
その主治医に聞いても、ハッキリした事は言わない。

仕方ないから、夜、ナースセンターにいた主治医を捕まえて聞いた。
三叉神経・滑車神経・外転神経が切れている事を聞かされる。
「センセーひどいよー。これでもエステシャンなのにー。」笑いながら言う私に、
「仕方なかったんや。申し訳ない。」と医師は頭を下げた。

トイレに行って、あらためて鏡を見る。
眼帯をはずすと、左目の瞳は完全に目頭の部分まで寄っていた。
口を開くと、下顎が大きく左にずれる。
左鼻の奥まで指を突っ込んでも全く痛くない。爪に少し血がついた。
左頬や、少し伸びた坊主頭を叩いたり、抓ったりしてみても何も感じない。
顔に水を当てても、左側は冷たくない。
泣こうと思った。
でも、左の目からは涙が出ない。
それどころか、泣こうとすると、痛みを感じないはずの左頬に激痛が走る。

暫くの間、鏡の前で左頬の痛みが治まるのを待った私は、
鏡で自分の顔を見ながら・・・笑った。

自分でも不思議と落ち着いていた。
神なんて信じていない私だが、さすがにこの時は思った。
障害児を抱えて、この歪んだ顔のままで生きて行けと?
そのうえ、私は泣く事さえも許されないのですか?
神様、私は今までそれほど悪い事をしてきましたか? と・・・。