それは本当に出来ないの？・・・

先日、１０年ぶりくらいに友人のA子に会った。
久しぶりで話も弾んだのだけれど、その時の会話。

彼女は昨年の夏に家族４人でオーストラリアに一週間の旅行に行ったそうだ。
掛かった費用を聞いて・・・。
私は羨ましい限りで、彼女にこう言った。
私 「いいな、いいな、いいなー。私も行ってみたーい！」
A子「kokiyuだって、その気になれば行けるよー。」
私 「ダメダメ、ウチは先立つ物が無いもん。」
A子「本当にムリ？」
私 「？」

彼女は話し出した。
「実はね、昨年の４月に私の友達が脳溢血で亡くなったの。
　私、彼女と亡くなる数日前に会ってて、その時はすごく元気だった。
　彼女に会った時、彼女と海外旅行に行きたいねーって話してた。
　子供達に、日本以外の国も見せてやりたいってー。
　でもその時は、私も彼女も今のkokiyuと同じ事言ってた。
　本当に急でねー。まさか、そのスグ後に死んじゃうなんて思いもしなかった・・・。
　モチロン、彼女もそんな事まったく考えてなかったと思う。
　彼女の子供、まだ小さくてさあ、お葬式の時は見てて凄く可愛そうだったー。
　その時、私思ったの。
　人間、いつ突然死んじゃうかわからないー。
　だから、子供の為にしてやりたい事はスグやらないといけない！って。
　子供達が大きくなるまで待っていちゃいけないんじゃないか？って。
　だから、今回は本当に私も思い切ったよー。定期いくつか解約したしー。
　kokiyuだって、その気になれば行けるよ。
　本当は１００万くらいの貯金が無いわけじゃないでしょう？
　本当に行く気になるかならないかの問題だよ。」

うーん、痛いところを突かれた気がしました。
確かに、旅行に行けないだけのお金がないわけじゃない。
私は”行けない”んじゃなくて、”行かない”んだー。

今まで、ウチが旅行に行けないのは主人のせいだ！って思ってたけど、
自分に行く気がなかったのかもしれないなーと、思ったのでした。


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