ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

ちょっぴり親孝行・・・古希祝い(5)

2007年11月18日 20時34分43秒 | ちょっぴり親孝行・・・
先日、実家に忍び込んで、沢山の写真をゲットしてきた私ですが、
今日はそれらの写真を見ながら思い出した、父の記憶を書こうと思います。

妹たちに言わせると、父は全然怒らない人。ですがー
2番目の妹と3つ、3番目の妹と4つ離れている私には、
妹たちの知らない父の記憶があります。

今でこそ、とても温厚で、メタボが心配な大きなお腹の父ですが、
若い頃は結構キレやすかったー

父は、毎日仕事から帰ってくると、障子の桟を指でなぞって、
少しでも埃があると、「おまえは1日何をしとったんや!」と母に怒りました。
目の前にゴミが落ちていても、決して自分で拾う事はなく、母を呼びました。
ちゃぶ台返しならぬ、”テーブル返し”を見た記憶もあります。
なにより今でも忘れられないのは、私が小学生の頃、
父にひどい口答えをしたら、
髪の毛と足を持って畳に叩きつけられ、母がスッ飛んできて助けてくれた事・・・
もう自分がなんと言ったかは覚えていませんが、
母に言わせると、かなり酷いことを言ってたそうです。
すごく怖かった事を覚えています。
この話しをどれだけ妹達に話しても、決して信じませんが・・・

いつからか、父は私の目の前で怒る事はなくなりました。
父は娘達を怒鳴りつける。という事は決してしませんでしたが、
その代わり、子供の事で気に入らない事があると、
母に「お前の育て方が悪い!」と秘かに怒っていました。
娘たちの前では、何をしても決して怒らない優しい父ー
その結果、母が私達を叱る事になり、父は娘達に好かれます。
母が「私だけ悪者にしてー」と怒っているのを見た記憶があります。

妹達は、決して自分達に怒らず、
むしろ普段は母に叱られている父を見て育ちました。
妹達は父のそんな姿しか見た事がないので、
父を恐れるという事はまったくありませんでした。
平気で反抗し、生意気な口答えをしていました。
私はその度に、父がキレるのではないか?とハラハラしました。
よく妹に、
「お父さんが本気だしたら凄く怖いんやよ。」と忠告しましたが、
妹達は信じませんでした。
(実際父は、現在に至るまで妹達にキレたことはないのですがー 

まあ私が物心ついた頃は、父もまだ20代と若かったので、
パワーが有り余っていたのだと思いますが、
私が生まれてから妹達が物心つくまでの数年の間に、父に何があったのかー
本人に聞いてみないとわからないけれど、
私のかすかな記憶の中に、
母が大きなお腹をして、小さな私を連れて、
叔母の元に暫く滞在していた記憶が僅かに残っていますー
何があったのかは、だいたい想像つきますよね。

沢山の写真を見ていて、気づいた事がひとつー。
私が生まれた頃の父の写真(28歳)と、主人が私と結婚した頃(24歳)の写真。
年齢的にも同じくらいと言うのもあるのでしょうが、
2人の顔は、
スゴク似てました・・・。

父とは全く違う人を選んだつもりだったのだけど・・・
やっぱり、『娘は父親と良く似た人と結婚するー』というのは、
本当のようです・・・。


☆ 若い頃は亭主関白だった父も、今では優しいお爺ちゃんです。 

☆ 若い頃の父と主人が似ていた事は、ちょっとショックだった・・・。 

           ー古希祝い編(6)はコチラー