ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

可愛くて、ギュッとしたくなる・・・

2009年04月08日 11時37分11秒 | 思う事・・・
先日、美容院へ行った時のお話しー

その日、美容院はとても混んでいました。(待ち時間、1時間は掛かりそう・・・
ファミリータイプの安い美容院ですから、
待ち合いの椅子には年配から子供まで、沢山並んでいました。
私の横に、小さな男の子2人を連れた親子づれが座っていました。
たぶん、5歳くらいのお兄ちゃんと、3歳くらいの弟ー

まもなくして、弟の方がトイレに行くーと言い出したらしく、
お母さんがお兄ちゃんに、キャンディーを1つ持たせて、
「スグに戻ってくるからね。」と言って、席を離れました。
このお店のトイレは、お店の外にありました。

それから数分が経ったでしょうかー
フト、私の横から、クスン、ヒック、クスン、ヒックという音が・・・

私が横を見ると、お兄ちゃんが口の中にキャンディーを含んだまま、
大きな目からポロポロと涙をこぼしているではありませんか!

私は、彼の気持ちを察して、
私 「お母さん、スグに戻ってくるからね。
するとその子は、顔を真っ直ぐ前に向いたまま小さく頷いて、手でゴシゴシと目元をこすっていました。
でも・・・それでも涙はポロポロとこぼれてきて・・・

数分後、お母さんが戻ってきました。
お兄ちゃんの顔を見ると、「あらあら、泣いちゃった?」と優しく顔を拭いてあげていました。
お兄ちゃんは、黙ってお母さんの首に手を回して、ギュッと抱きついていました。
でも、スグに弟が割り込んできて、お兄ちゃんとお母さんを引き剥がし、
自分がお母さんの膝の上に座りました。
お兄ちゃんはちょっと名残おしそうでしたが、それでも素直にお母さんから離れて自分の椅子に座りました。

まもなく小さな弟は、じっとしていられなくてお母さんの膝から降りて、
持ってきたミニカーで遊び始めます。
お兄ちゃんは、チャンスとばかりにお母さんの膝に座るのですが、
弟はそれに気が付くと、またスグにお兄ちゃんを降ろして、お母さんの膝に座ります。
数回そんなことを繰り返した後、お兄ちゃんはついに諦めて、弟とミニカーで遊んでいました。

やがて私の番が来て、私はカット用の椅子へ異動ー
椅子から立ち上がる時、横に座っていたお兄ちゃんの頭を軽くなでて、
私「お兄ちゃんはエライね。」
お兄ちゃんは、私を見上げると、コクッと頷きました。

私の顔を写す鏡に、後ろの光景が映っていました。
スグに弟の方が呼ばれて、お母さんから離れて行くと、
お兄ちゃんは急いでお母さんの膝の上に座って、とても嬉しそうでした。
そんなお兄ちゃんを、お母さんもとても大切そうに抱きしめていましたー

このお母さん、とっても上手に子育てしているなあ~と感心。
2人ともお母さんが大好き!という事が手に取るようにわかりました。
そして、思いましたー

もしかしたら私も、あんな思いをヒョロナガにさせていたのではないか?とー


いつでも一番上の子は、
「アナタはお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだからガマンしなさい。」
「弟(妹)は小さいんだから仕方ないでしょ。」

子供達がまだ小さかった頃、
右手をコデブ、左手はオシメの手を引き、ヒョロナガは1人で歩かせていたー
どうして人間の手は2本しかないんだろう!
手が3本あったら、3人の子供と手を繋いでやれるのに!
あー、もう1本手が欲しい!
1人歩くヒョロナガを見ながら、切にそう願った日々を思い出しましたー