ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

はまちっ子・・・って

2015年11月22日 05時23分51秒 | 思う事・・・
先日、ちょっと押し入れをいじっていたら、懐かしい物が出てきました。
それは、中学校の卒業時に、みんなに書いてもらったサイン帳です。
”懐かしいなあ~ 35年前かあ~”などとと思いながら見ていたのですが、
その中に書いてあったある一言に、思わず思い出し笑いをしました。
その言葉とは、

 ”はまちっ子!”

当時私は、自分のクラスの生徒全員にサイン帳を書いてもらっていました。
次々サイン帳を回してもらって私の元に帰って来たサイン帳を見た時、
女の子の字で名前なしで ”はまちっ子!”って書いてあったんです。

私、この時、この言葉の意味が分からなくて、仲の良い友人に聞いたんですよね。
私 「ねえ、 ”はまちっ子!”ってどういう意味?」
すると友人は、複雑な顔をしながら教えてくれました。

友 「kokiyu、”ぶりっ子”は知ってるでしょ?
   ”はまちっ子”は、ぶりっ子ほどまで行ってない子の事を指すんだよ。」
私 「なんでハマチ?
友 「ハマチはブリの子供の頃の名前だから。」
私 「ふう~ん。」

”ぶりっ子”は、当時松田聖子さん何かがそう言われていたので、モチロン私も知っている言葉でした。
   ぶりっ子とは・・・主に男性の前で無知なふりをして甘えている、
   非力のふりをしている、わざとらしい女らしさ(愛らしさ、可愛らしさ)のアピールをしている
  (「猫を被る」と同義)と解釈した人間がこれに対し否定的な見解を示す時に使われる言葉。

という事で、あまり良い言葉ではないんだけど、その下も同じような意味だと考えると、
つまり私は、誰かに悪口をサイン帳に書かれた訳ですね。

しかし、当時の私は、どう考えても自分が”ぶりっ子”をしていた覚えがない・・・
むしろ、水泳部やら図書委員やら音楽クラブやら毎日ガンガン忙しくて、男子に可愛らしいふりどころか、
「はいはい、私忙しいんだから、さっさと掃除終わらせてよ!」
などと、しょっちゅう男子に食って掛かっていたような気が・・・

私 「で、どーして私のサイン帳に、そんな言葉が書いてあるんだろ?」
友 「それは・・・

友人の話しでは、私が ”はまちっ子”と言われた訳は、現国(現代国語)の時間の事らしかったー

 中学時代の私は、現国は得意科目だった。(英語と数学は全然だったけど・・・
 そして中3の時の現国の担当になった先生が大好きだったんだ。
 別に若くてカッコイイ先生じゃない。
 むしろあの先生、当時すでに30代後半~40代前半くらいだったんじゃないかなあ~
 身長もどちらかと言えば低めだったし、小太りだったし・・・
 つまり中学生にとっては、立派なオジサン先生だったわけだけど、
 発端が何だったかは忘れてしまったけれど、とにかく私はこの現国の先生(K先生)が大好きだったんだよね。
 大好きって言っても、べつに恋愛感情があったワケじゃない。
 う~ん、しいて言えば、
 犬が大好き!とか、ミカンが一番好き!とか、大好きなスイーツ!とか、そう言ったレベル。
 私、自分が好きな物には入れ込むたちで、この大好きなK先生にも気に入られたかった。
 だから、現国の時間の私はチョ~優等生だった。

  授業中
 K先生 「はい、誰か25ページから読んで~。」
  私  「はい!ヾ(*´▽`*)はーい♪」(自分からすすんで手を上げる。他の授業ではまず有り得ない)
  授業後
 K先生 「おーい、誰かこの資料を運ぶの手伝ってくれんかあ~。」
  私  「はあーい!はいはい!私、いきまあ~す!=゜▽゜)ノ」(飛んで行って手伝う)
  休み時間、廊下ですれ違うと
  私  「あ!K先生だあ~♪」(挨拶はモチロン、授業についての質問などして話しかける)
 などなどやっていた。
 モチロン、現国の成績はかなり良かった。(現国だけは、一生懸命勉強したし~
 その成果もあってか、私はK先生に、「オマエラも少しはkokiyuを見習えよお~。」
 などとクラス全員の前で言われるくらいになっていた。

そんな状況を思い出しながら、
まあ、確かにクラスの女子から見れば、ぶりっ子と言えばぶりっ子だよなあ~?
クラスの生徒からしたら、
現国の時間になるとやたら1人張り切って、あげく先生から自分達が「見習え」なんて言われたら、
別にK先生が好きじゃなくても私の事、”ケッ、ウザイやつ~”って思うよね。
ましてや普段は決してお淑やかでもなければ、可愛らしい感じでもないから、まさに猫かぶり?
私としては、特別な意味はなく、
お気に入りの犬に自分が好かれたいから、マメに餌をやったり散歩に連れてったりするのと変わらない事だったんだけどねえ~。

で、密かに私、某女子グループで ”はまちっ子”と呼ばれていたらしい。
この時まで、自分がそう呼ばれている事を全く知らなかった私。
(だってそのグループとはクラスこそ同じだけど、普段全く接触しない子ばかりだったから。)

私にその事を話してくれた仲の良い友人は、
友 「でも私は、kokiyuは、”絶対”ぶりっ子でも、はまちっ子でもないと思ってるから!」
と握り拳に力を込めて、真剣な顔をして言ってくれた。
当の私は、
 「へえ~、はまちっ子かあ~。ウマイこと言うねえ~。」(あながち間違っちゃいないよねえ~。
な~んて、自分が書かれた事を全然気にしていなかったなあ。

だって、普段関わりのない子達に何と言われていようが気にならない。
別にそれが原因でイジメを受けてたワケでもなかったし。
 (もしコレが、仲の良い友達に書かれたモノだったらショックだったかもしれないけどー)
私がK先生が大好きで、先生に好かれたいから、しているコト。
私が私のやりたい事をして何が悪いの?
それを、関わりのない人間がどう思っていようが、私にとってはどーでもいい事だった。

教室内で友人と話していたから、同じ教室に某女子グループのメンバー数人も私達から離れた所にいたんだけど、
私のサイン帳に、あんな事書いたから気になっていたのか、チラチラこっちを見ていた。
きっと私と友人の会話も聞こえていたんでしょうね。
私が平然として全く気にしてないのを見て、
そのグループの子達が「ハア~」とため息をついていたのを、私はしっかり見ちゃったよ~。

な~んて事を思いだし、
当時の、自分しか見えていない精神的に幼かった自分に苦笑いしたのでした。(^^;)


☆ 今考えると、かなりウザイ子だったと思う。
  思春期とは言え、どれだけ自己中心で世界が回ってたんだか・・・

☆ でも、
  『私がやりたい事をやって何が悪い!』って言う考え方は、未だに健在だったりする・・・