続強子の部屋

思いつくまま、気の向くまま、書いています。

がんの生存率の記事

2018-09-13 22:43:59 | なんだか変
これを発表して、早期発見の大切なことを

言っているのかしら。なんか意味がわかりません。

夫は2003年に小さな肺がんを人間ドックで見つかりました。

日本で一番と言われている病院で手術しました。

5年後別の場所にがんが発見されました。

もう5年でほっとしていたところでした。半年に一回検査を

受けていたのに結構大きくなっていました。

あんなにきちんと検査していたのになぜでしょう。

最初に手術をしてくれた先生は、直前に有名私立大学病院の

教授になってそちらに行ってしまいました。

この病院で手術しますか、大学病院に行かれた先生に手術してもらいますか

と夫は聞かれましたが、この病院でお願いしますと言いました。

手術後2日目に脳梗塞になりました。

何が何やらわからないうちに、近くの有名病院に転院させられて、

一ヶ月後にどこかリハビリの病院を探すように言われました。


最初に手術をしてくれた先生ががんを見つけられなかったんじゃないか

友人や息子が言いましたが、とにかく夫が回復してくれることばかり

考えていました。

鴨川のリハビリ病院を知人が勧めてくれて。

築地から鴨川まで寝台車で連れて行きました。

リハビリ病院では親切にに暖かく迎えてくださってしっかり

回復して杖をついて歩けるようになりました。

先生方もよくしてくださいましたが、本人も頑張りました。

退院してくる前に、家の中をバリアーフリーにする工事をして

リハビリの先生に写真をお見せして無事退院になりました。

本当素晴らしい病院でした。院長先生、看護師の皆さん

リハビリの先生方、介護士の方ありがたかったです。

夫は家に帰ってパソコンのゲームを楽しんでいました。

ディサービスに週三回行っていました。元気でした。

税理士の先生に相談して、遺言書を作りました。

その後がんが再発して緩和ケアの病院で命がつきました。

2010年の夏でした。病院のホールから花火を見るのを楽しみにしていました。

それにつけても、肺がんの手術のこととなると、必ず

最初に手術してくれた先生が新聞やTVに出てきます。

私はもう沢山という気持ちになります。

寿命だったのでしょうが、無念という気持ちが時々湧いてきます。