1997年ある団体に声を掛けられて、
建設中の三峡ダムの見学に参加しました。
北京から重慶に行って豪華な船で宜昌までの行程です。
夫たちが政府の人と交歓をしている間、女性たちは
観光をしました。
三峡ダムの説明をする女性がとても熱心に説明してくれました。
誇らしげでした。水没する地域の人は今より良い住宅を与えられる
との事でした、確か移民と言う言葉を使っていたような気がしました。
伯父が電力会社で土地の買収で大変苦労したのを
聞いていた私は、凄いな~と感心しました。
神州号という船で泊り途中で観光地に降りて見学しました。
明け方白帝城を見たときは感激しました。
早に白帝城を・・・・三峡ダムより漢詩の世界です。
三峡ダムより、三国志の世界に浸っていた夫は、蜀の桟道に
感激していました、
黄鶴楼にものぼりました。素晴しい眺めでした。
三峡ダムが完成して中国の力を見せつけました。
最近ネットでは大雨が降って、ダムが密かに放水された、
と言われていますが、TV、新聞ではあっさりしか伝えてないです。
どうなっているのでしょう。
ダムが決壊したら上海も危ないとか、日本海もがれきに汚染されるとか
中国だけではありません。心配です。
誇らしげに説明してくれたあの女性の美しい笑顔を思い出します。
あらためて昔の視察団の資料を出して、思いを巡らせています。
三峡ダムはドイツの技術者が主になっていたと聞きました。中国、ドイツは強いつながりがあるとか。
息子もダム屋です。九州の現場にいます。
豪雨が心配です。いつも神様仏様に祈っています。