200718_西暦2520年、伊豆大島の火山灰の下から文字が刻まれた石板が出土した
西暦2520年、伊豆大島の火山灰の下から文字が刻まれた石板が出土した
<現在>
2020年7月のあるテレビ番組。
タモリと20代の女性アナウンサーが伊豆大島を旅している。
場所は波浮(はぶ)港。
波浮港を見下ろす高台には、
「アンコ椿は恋の花」という歌詞を彫った御影石の石板がある。
タモリは女性アナウンサーに聞いた。
「この歌知ってる?」
女性アナウンサー「全然知りません。なんですかこれ」
・・・・時は移って・・・・
<500年後>
500年後の日本では、西暦2000年頃の日本は「中世」と呼ばれている。
中世の日本語は、500年後の日本では理解できる人はいない。
2520年7月18日の産経新聞にこういう記事が出ている。
「伊豆大島で500年前に作られたと思われる石板が、
火山灰の地層から発見されたました。
この発掘に当たった東京大学考古学研究所原田教授にお聞きしました」
原田教授
「この時代のもので、文字で残された記録はほとんどありません。
この時代の人々は電気でコミュニケーションをとっていたため、記録はすべて消えています。
従って、今回発掘された石板は非常に貴重なものです。
石板にはこう書かれています。
三日遅れの便りをのせて
船が行く行く波浮港
いくら好でもあなたは遠い
波の彼方へ行ったきり
アンコ便りはアンコ便りは
ああ……片便り
石板に書かれた文章は、恋人との別れを悲しむ詩のようです。
中世日本語で書かれたこの詩の意味は次のようなものと思います。
「波浮港」というのは昔ここにあった港の名前です。
今は、火山灰の下に埋もれています。
「アンコ」とは、当時、お正月に食べたお祝いの食べ物です。
「片」とは半分という意味です。
歌の意味は、
あなたが三日前に死んだというたよりが、
波浮港の私の所へ届きました。
いくらあなたのことが好きでも、
もうあなたに会うことはできません。
昔、あなたと一緒に食べた正月のアンコは、
今では、悲しくてその半分も食べられません」
以上
西暦2520年、伊豆大島の火山灰の下から文字が刻まれた石板が出土した
<現在>
2020年7月のあるテレビ番組。
タモリと20代の女性アナウンサーが伊豆大島を旅している。
場所は波浮(はぶ)港。
波浮港を見下ろす高台には、
「アンコ椿は恋の花」という歌詞を彫った御影石の石板がある。
タモリは女性アナウンサーに聞いた。
「この歌知ってる?」
女性アナウンサー「全然知りません。なんですかこれ」
・・・・時は移って・・・・
<500年後>
500年後の日本では、西暦2000年頃の日本は「中世」と呼ばれている。
中世の日本語は、500年後の日本では理解できる人はいない。
2520年7月18日の産経新聞にこういう記事が出ている。
「伊豆大島で500年前に作られたと思われる石板が、
火山灰の地層から発見されたました。
この発掘に当たった東京大学考古学研究所原田教授にお聞きしました」
原田教授
「この時代のもので、文字で残された記録はほとんどありません。
この時代の人々は電気でコミュニケーションをとっていたため、記録はすべて消えています。
従って、今回発掘された石板は非常に貴重なものです。
石板にはこう書かれています。
三日遅れの便りをのせて
船が行く行く波浮港
いくら好でもあなたは遠い
波の彼方へ行ったきり
アンコ便りはアンコ便りは
ああ……片便り
石板に書かれた文章は、恋人との別れを悲しむ詩のようです。
中世日本語で書かれたこの詩の意味は次のようなものと思います。
「波浮港」というのは昔ここにあった港の名前です。
今は、火山灰の下に埋もれています。
「アンコ」とは、当時、お正月に食べたお祝いの食べ物です。
「片」とは半分という意味です。
歌の意味は、
あなたが三日前に死んだというたよりが、
波浮港の私の所へ届きました。
いくらあなたのことが好きでも、
もうあなたに会うことはできません。
昔、あなたと一緒に食べた正月のアンコは、
今では、悲しくてその半分も食べられません」
以上
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