遥か昔、まだ園芸の事はよくわからなかった頃、やっとセニョール・ダンの転勤もなさそうになって、横浜の住民にって腰を落ち着けることに。庭が嬉しくて、これ、あれ、それ、お花の苗を買って来て、ついでにスダチ(高知県)の苗も植えたの。
白いお花が咲くかと、毎日気に掛けてたら、お花?そんなのは一輪もつけない。その代わり、
アゲハチョウがしっかり卵を産みつけて、あっという間に幼虫に変身!食べる食べるスダチの葉っぱ。
子ども達が小学校で蚕を育てるあれを思い出して、好きなのよね~、そんなことが。
毎日、しゃがみ込んでその幼虫を観察。
しみじみ見たなんてことはなかったので、かなり新鮮な感覚。
正面から見ると、もうスダチの実のことなんか、どうでもよくなって。だって、一輪の白い花すらつけないそれは、もうアゲハチョウの揺り篭、食料よ。真正面から見る顔は可愛い!
しっかりサナギになるまで観察して。
そして、気がつけばもう彼らの姿は消え、その木は抜いて処分。
ここ数年前から、農協の倉庫は、地元の農家の人達が自分たちで育てた野菜の販売所に変身。売るのも農家の人達。あまり行かないけれど、ある時立ち寄って、ざ~っと。
ン?そこで見かけたカボス。
セニョールはよく大分出張があって、いつもお土産はカボス。
それが、ここ横浜の西部地域で栽培されてたらしく、もちろん買ったわ。
次にいったら、もうその季節は終わってて、ハイそこまで!
セニョールは、自分の口に入るすべての料理にレモン汁をジュッ!
レモンは一番入手簡単。
でも、カボスを見かけてから、あたくしは考えたのよ。
育てればいいじゃない!って。
サー、ここからレイコサンの本領発揮!この便利なパソコンで検索。実と苗木を注文よ。
即断即決即行動。実は小分けして冷蔵庫野菜室。苗木は大きな鉢に植え付けました。
今回は、もうアゲハチョウに立ち入らせない管理をするつもり。春になったら不織布か寒冷紗で、すっぽり覆いましょう。
そして、スズキ家の一員として(笑)、本格的なキムチに挑戦するわ。これもネット検索。
火を通さない多くの野菜を醗酵させるキムチは、ダイエット食品のよう。様々な素材からは酵素も。これが必要な私達の身体。韓国人達のスマートさは、絶対(言い切っちゃうわ)キムチのせいってね。しかも、10種類くらいのキムチがあるじゃない。これを作らないでどうする!って自分に言う事よ。
こういう時、しみじみ便利な世の中の恩恵を受けているって痛感、感謝。
酸味が出て、初めておいしいって思う漬物よ、ウチは。
一つずつ書き留めて、まあ、4~5種類のキムチを作ってみるわ。
じゃ、アニョカセヨ(去る人が言うさようならだったわよね。送る人はアニョケセヨ、違った?うろ覚えの韓国語。もう一回やってみようかしら?