テレビで、米沢藩主の上杉鷹山公を取り上げ、その名君ぶりを紹介している。J.F.ケネディも尊敬していたという稀な日本人である。 民の側に立って実行した様々な施策は、今日の借金国日本、弱者対策の欠落等を抱えるわが国の政治、政治家を評価する基準になる。 鷹山のことは、検定教科書には、ほんのわずかな記述しかない。上から目線の文科省による検定でなく、国民の手になる検定なら、もっと大切に扱われていたはずである。例えば、財政立て直しの方法は、安易な増税を考え直す手がかりになろうし、乳幼児に対する手厚い保護、高齢者への配慮など、いずれも、今日の首相、大臣、国会議員、自治体の首長に学ばせたいことばかりである。国民も、老若男女全てが、優れた藩主、政治家が存在して善政を敷いていた事実を知り、物事の判断に際して、規準にするべきではなかろうか。 統一地方選挙が近い。投票に際して、有益な規準と思えるが、この規準に適合する候補者など、まずどこにもいないことが明らかになるであろう。それでも、優れた君主や政治家や庶民が、かつて存在し、人々のために尽くしたという事実を知っておくことは、救いのない時代を生きる者にとって、わずかな希望になるかもしれない。
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