10月 登山ユートピア
らくらく山歩会は、 雨にも負けず風にも負けず、何処までも…歩きます。
この悪天候を憂うるでも無く、意気揚々と遠く大阪、鳥取、岡山から早々と集合、
ユートピア小屋へと急傾斜地もらくらくと登って行く会員の皆さんです。何時も笑顔で強風雨の中でも写真を写し周囲の景色、植物に目を向け会話されています。レインウエアーで視野が狭く、懸命に歩く私はカメラもリュックから出せません。聞えてくる会話から紅葉の景色に目を向けるのみです。入会1年を過ぎ難度4.5に初挑戦です。
元谷まで下山 小休止、雨が止みカメラを出した。
今回32名は5グループに分かれて班長と行動を共にしました。急斜面、岩壁と尾根、近くになり冷たい雨と強風、突風に岩にしがみつき、ロープに掴まり恐怖の中、一歩ずつ慎重に進む、頂上近く大山キャラボクの自生地に入る。小さな赤い実はまるで赤いダイヤのように点々と熟れている。種ばかりのような実が甘くて喉をチョットだけ潤してくれる。出発間もなく降り出した風雨は、次第に強くビュービューと音を出し台風のように木々を揺らし紅葉を落とす。立って歩くと吹き飛ばされそうな危険な難所も抜け、大山頂上の尾根、ユートピアに到着した。
こんな難所でも写真を写されるベテランカメラ&歩きの先輩に写真をお願いしました。
月々の山歩きの写真をアルバムに作成され表紙をつけて会へ寄贈されています。
レインウエアとリュックカバーが紅葉難所の中をくねくねと登る。
元谷から米子市街地~美保湾を望む、海の方は天気が良さそうです。
登山遭難碑 (大山遭難者を弔って積まれたものです。)
『ケルン』登山道の分岐点などを表す為に小石を円錐状に積んで作られた。
悪天候の為ユートピアからの縦走は中止され砂滑りでの下山に変更された。
其の為難度は4.0に下がった。ーキツカッタ~のに…砂滑り初体験でした。
砂滑り下山 先輩の写真
豪円駐車場にて解散、登った大山を見上げる。
(あと1ヶ月もしたら雪景色も見られるゲレンデは12月23日がスキー場開き)
沢の上部はゴロ石で落石が危険です。当日は雨で落石は、少なかった、砂利の中へ足を取られ、かなりのコツがいる。スキーのように斜滑降で降りようとする砂滑り初めての私です。、踵に重心を置き正面に向いて歩く、7名は続けて一緒になって降るようにと、班長から注意、指示が出た。今回の山歩きも初めての大山のユートピアでした。多くの知識を得る事が出来ました。頂上ユートピアにたどり着き、ホッとしました。小さな小屋に入りきらなく、雨と寒風の中でかじかんだ指でどうにか取り出したおにぎりも喉をこさない、持参したお湯で、お味噌だけをようやくに溶かし飲み干しました。(かじかんだ手に具が開けない…) 仲間に頂いた熱いお茶の一杯がとても嬉しく温まりました。小屋の廻り風の少ない場所を探し足踏みして手を擦り…早く降りたいー 小屋の入り口6℃でした。こんな、厳しい山歩きも体験しました。 ー20℃のゲレンデでもしない初体験でした。小屋の前での班毎の写真撮影、満面の笑顔の皆さんに!