カエルの僕はお月様を見るのが大好きだ。だから、夜になると毎日お月様を見ている。
けれど、地球の影になっている時や天気の悪い時はお月様は見えないので残念だ。
ウサギがお餅をついている様に見えるけど、月にウサギが居るはずが無いよね。もし居れば会いたいけれどね。
僕はいつも池の中にいるけれど、一番楽しいのは田植えの終った田んぼだよ。みんな集まって合唱するんだ、楽しいよ。
合唱しながらお月様を見ていると、なんだか僕は月へ行けそうな気がする。
昔の人が、カエルが柳の枝に飛び付いている絵を書いているけど、僕もその気持がよく判る。
僕も、なんだか高い所へ飛び付けそうな気がする。
僕達には、田んぼや池ではなく、森の木の上を住みかにしている仲間も居るんだよ。
しかしね、僕は森の木よりもずっと高い月へ行きたいんだ。
お母さんに話をすると、
『そんな事できっこないでしょ。』
と言った。お父さんは
『できるかどうか、やってみな。』
と言ったので、僕は跳び上がる練習を始めた。
ピョン、ピョン。いつも20センチくらい跳んで居るが、これでは月に届かない、練習、練習。
僕は食べている時と寝ている時以外は、いつもピョンピョンと飛び跳ねる練習を続けた。
ついに1メートル跳べるようになった。
『もう少しだ、頑張るぞ。』
僕はお父さんに1メートル跳べるようになったことを言ったら
『それくらいでは全然ダメだよ。』
と言われた。
その夜、僕はお月様を見ながら、どれくらい遠いのか考えたが、2階の屋根よりずっと高い所にあるみたいだ。
『よし、今週中には1階の屋根まで跳べるようになろう。』
そして毎日毎日飛ぶ練習を続けた。
ある日、跳び上がって池に戻る時に頭からではなく、背中から水に落ちたので、背中が痛く息ができなかった。
だから、その日は跳び上がる練習を止めて池の中で寝ていた。そして、次の朝、背中は痛く無かったがあまり無理をしないように、1メートルまで跳び上がる練習をした。次の朝は背中は痛く無かったので、また思い切り跳び上がる練習を始めた。
すると1階の屋根が下に見えるようになってきた。
『よし、今度は2階の屋根まで跳び上がろう。月に近くなってきたぞ。』
家に帰ってお母さんに話すと、
『すごいじゃない。』
と言ってくれたが、お父さんは、
『まだ全然ダメだね。』
と言ったので、僕は『頑張るよ。』と言った。
次の日から2階の屋根まで跳び上がる練習をまた始めた。ピョン、ピョン、ピョン、ピョン、ピョン。
まだ2階の屋根まで跳び上がるのは全然ダメだが、少しずつ高く跳び上がれるようになった。
毎日、毎日、ピョンピョン、ピョンピョン。
けれど、地球の影になっている時や天気の悪い時はお月様は見えないので残念だ。
ウサギがお餅をついている様に見えるけど、月にウサギが居るはずが無いよね。もし居れば会いたいけれどね。
僕はいつも池の中にいるけれど、一番楽しいのは田植えの終った田んぼだよ。みんな集まって合唱するんだ、楽しいよ。
合唱しながらお月様を見ていると、なんだか僕は月へ行けそうな気がする。
昔の人が、カエルが柳の枝に飛び付いている絵を書いているけど、僕もその気持がよく判る。
僕も、なんだか高い所へ飛び付けそうな気がする。
僕達には、田んぼや池ではなく、森の木の上を住みかにしている仲間も居るんだよ。
しかしね、僕は森の木よりもずっと高い月へ行きたいんだ。
お母さんに話をすると、
『そんな事できっこないでしょ。』
と言った。お父さんは
『できるかどうか、やってみな。』
と言ったので、僕は跳び上がる練習を始めた。
ピョン、ピョン。いつも20センチくらい跳んで居るが、これでは月に届かない、練習、練習。
僕は食べている時と寝ている時以外は、いつもピョンピョンと飛び跳ねる練習を続けた。
ついに1メートル跳べるようになった。
『もう少しだ、頑張るぞ。』
僕はお父さんに1メートル跳べるようになったことを言ったら
『それくらいでは全然ダメだよ。』
と言われた。
その夜、僕はお月様を見ながら、どれくらい遠いのか考えたが、2階の屋根よりずっと高い所にあるみたいだ。
『よし、今週中には1階の屋根まで跳べるようになろう。』
そして毎日毎日飛ぶ練習を続けた。
ある日、跳び上がって池に戻る時に頭からではなく、背中から水に落ちたので、背中が痛く息ができなかった。
だから、その日は跳び上がる練習を止めて池の中で寝ていた。そして、次の朝、背中は痛く無かったがあまり無理をしないように、1メートルまで跳び上がる練習をした。次の朝は背中は痛く無かったので、また思い切り跳び上がる練習を始めた。
すると1階の屋根が下に見えるようになってきた。
『よし、今度は2階の屋根まで跳び上がろう。月に近くなってきたぞ。』
家に帰ってお母さんに話すと、
『すごいじゃない。』
と言ってくれたが、お父さんは、
『まだ全然ダメだね。』
と言ったので、僕は『頑張るよ。』と言った。
次の日から2階の屋根まで跳び上がる練習をまた始めた。ピョン、ピョン、ピョン、ピョン、ピョン。
まだ2階の屋根まで跳び上がるのは全然ダメだが、少しずつ高く跳び上がれるようになった。
毎日、毎日、ピョンピョン、ピョンピョン。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます