NK社M営業所ならびにSM営業所の12月1日路線改編に向けた車内放送用8トラテープ38本の製作は、同僚の方が手伝ってくれたお陰で、11月7日に検品やラベル貼りまで全て終了し、あとは出荷するだけとなりました。
ホント、どうにか終わりました!
それを記念(?)して今回はザックリとではありますが、車内放送用の8トラテープの作り方をご紹介しちゃいたいと思います。
敢えてパスワードにはしませんよ!
是非とも参考にしていただいてご自身でも作ってみてください!
▼左にあるのがカラオケ用の8トラテープ、右にあるのがバス車内放送用の8トラテープ。
▼中はこのようになってます。
ちと仕組みが違いますでしょ?
この違いが重要なので、カラオケ用のケースをバス用には使えないんです。
「差」については今回は「ザックリと」なので割愛します。
▼バス用のケースが欲しいので、まずはもう使わないバス用のテープを空になったカラオケ用の方へ巻き直します。
バス用の中身、捨てちゃっともいいんですけど、捨てるにはしのびないんでね。
▼はい、巻き取りました。
コレでバス用テープの空ケースの出来上がり。
▼今度はバス用の空ケースにカラオケテープを巻きます。
▼1本巻き取りました。これだけでは長さが足りないので、もう一本巻き取ろうと思います。
▼ここは通電性のある薄いアルミテープで繋ぎました。
1本のテープに必ず1箇所このアルミテープが必要です。録音スタートの目印になります。
▼はい、2本分巻き取りました。
▼テープの端と端をテープの裏側にテープを貼って繋ぎます。
▼はい、2本分巻き取りました。
▼テープの端と端をテープの裏側にテープを貼って繋ぎます。
▼繋いだテープをしっかりセットしたら、強力磁石を仕込みます。
▼こんな感じで強力磁石を仕込みます。
▼磁石を仕込んだままのテープをデッキにかけて再生します。これでカラオケテープの磁気を飛ばして音を消します。
▼磁石を取り出します。これでブランクテープが出来上がりました。
▼テープによってはスポンジ部分が劣化して取れてしまったりしてます。コレが無いとちゃんと録音できないので自作します。
▼テープの幅に合わせて切りました。
▼さらに細かく切ってちょうどいい大きさにして貼り付けたらテープにセットして、これでホントにブランクテープの完成です。
▼この作業を繰り返してブランクテープを作りまくります。
▼路線によって放送の長さはまちまち。それに合うようにテープを一度再生して長さを計らなければなりません。歌詞カードに時間が書いてあるテープはおおよその時間がわかるので楽です。
ここまで出来上がったら、あとは録音するだけ。
音源は予めパソコンでデータを作っておきました。
▼こちらは1曲目に録音する音のデータ。左(上)は放送音声、右(下)は停止信号。信号は1kHzかな?
▼こちらが3曲目に録音する音のデータ。波長の短いのが頭出しの信号、長いのが整理券の信号。整理券の信号は左の2秒後に右が鳴るようになってますが、実際は右の信号に機械は反応しているようです。
▼そしていよいよ録音作業。今回はデータをボイスレコーダーへ入れてそこから音を出して録音しました。
あとは車内で
・ちゃんとテープが鳴るか?
・ちゃんとテープが止まるか?
・ちゃんと整理券が進むか?
・ちゃんと頭出しするか?
をチェックします。
昭和の機械で平成の技術を用いて令和の時代に録音した車内放送用8トラテープの完成です。
なかなか大変なんですよ!
でも出来上がった時のやり遂げた感はハンパないです。
以上、ザックリとした説明でした。
なにか質問ありましたらコメントよりお尋ねください。
コメントはこちらで操作しない限り公開されませんのでお気軽にどうぞ!
…ったって、そんな質問してまでやる作業でもねぇか😅