江少剣ブログ

東京都江東区にある剣友会「江少剣」の活動内容や連絡事項などを掲載します。

55歳一刀貫の剣道挑戦記~二百三十三本目!

2024年06月23日 | 一刀貫の剣究室

いよいよ?梅雨入りしましたね、雨は鬱陶しいですが、絶好の稽古日和でもありますね(笑。おはようございます!一刀貫です!

昨夜も江少剣は大人も子供もたくさん集まっての、稽古でした。私はいつも稽古前に体育館まで歩きながら、必ずその日のテーマを一つは考えて行きます。昨夜はまずは手の使い方。左手首を柔らかく使って、冴えを出そうという事。そして右手をブレさせないで真っすぐ上げたい。もう一つは、足。そういえばしっかりと足を意識して基本稽古をして来なかったなと思い、改めてしっかり意識してみようと思いました。実はこれが、とても大きな気づきに繋がりました。

まずは切り返しの時に、触刃から交刃に。そこからしっかりと足を踏み出して一足一刀の間に入ると同時に相手の中心を取って、面を打つ!そして左右面を打って間合いを取り直して姿勢を直し、踏み出して面!…とこの時に、なんというかこれまでと違う感触がしました。何か少し「まとまった」感じがしたのです。そして改めて「間合いを作るのは足なのだ」とすごく感じました。どうも竹刀で相手の間合いを測りがちで、そこにばかり意識が行っていましたが、相手との間合いは足で作る、そして基本稽古でしっかりと意識する事が大事だと実感しました。もちろん手も姿勢も意識しないといけない。剣道は全身全部、意識をしなければ良い打突はできない。それはとても難しいから、基本稽古でしっかりと意識しないといけないのですね。

そして実は昨夜はもう一つ、大きく気が付くことがありました。それは姿勢の作り方について。私は姿勢が悪くて、これまで本当に悩んできました。姿勢の作り方であれこれ考えて来たのですが、一つ大きく見逃していることがありました。それは、目です。
私は実は目が悪く、普段は裸眼なのですがあまり見えてません(笑。稽古の時も眼鏡はしていないので、お相手をぼんやりとしか見ていませんでした。それを昨夜の稽古ではたまたま面の向こうの先生の目が目について、ぼんやりとしながらも視線を合わせるようにしてみたら、自分の頭の位置が決まるように思えました。お相手の目をしっかりと捉えておくと、何だかお相手との向き合い方が一つ、決まる気がしたのです。そういえば剣道は基本お相手との、斬り合いです。それでお相手の視線を捉えていないというのは、これは何とも大反省。今後しっかり意識していきたいと思います。

さて昨夜は久々にT内先生と立ち合いをさせて頂きました。実はこの立ち合い稽古の時を、楽しみにしていました。というのはこの所稽古をしていて、技術は相変わらずのスカポンタンですが、気持ちに少し変化がありました。それはあまりお相手を「怖い」と思わなくなったことです。
以前も書きましたが、私はとかく剣道に対しては謙虚を通り越して卑屈な所がありました。例えば高段の先生に稽古頂くのも申し訳ない、連盟の本部稽古もなんだか敷居が高い。先生に打って行っても、何かちょっと違うと感じると止まってしまう。自信がないのです。そう「私なんかが…」という思いで、稽古していた感じです。でも先生方はどなたでも、とても親身で誠実にご指導下さいました。そのご指導に少しでも応えられるように、という思いで稽古を続けてきましたら、いつの間にかに、どんなお相手でも先生でも「怖い」とはあまり感じなくなりました。いやもちろん先生方がもし「本気モード」になられたら、膝が笑い出すのでしょうけれど(笑。
するとぼんやりとですが、何か自分の剣道が少し変わった気がしました。それを昨夜、先生方も子供たちの観てる前で久々の立ち合いでは、どうなるだろうと思っていたのです。しかしてT内先生と対峙してみても、やはりあまり気持ちに揺らぎはありませんでした。「おー、これは少し成長だわー」と、その後の実際の立ち合い内容はあまり覚えてないのですが、初太刀の面はうまく合わなかったのか、T内先生は手元を少し上げたようなだけで私の脇のあたりに竹刀が入りました。私はこれまでこういう時に止まってしまう非常に悪い癖があったのですが、この時はしっかりと面を打って出る事が出来ました。
立ち合い終わって、何人かの先生方から「割と良かった」とのご評価を頂けました。ありがとうございました。ああああこれが「剣道は気持ち」という事なのだ、という事を大きく感じました。技術の鍛錬も大事ですが、気持ちで負けていては意味が無い。やっとそこに実感として、辿り着けた気がします。

その後の稽古では、やはりほぼ面打ちを中心に稽古を頂きました。いまぼんやりと「理想の打ち」があるのですが、これが全然できません。基本稽古では割と出来るのですが、お相手と打ちあうと途端に崩れます。打った瞬間に「違う…また出来ない…あああ…」と、出来た事がなかったのですが。昨夜たった一度だけ、T川先生との稽古の最後の最後の一本で「あ!割と出来たかも!」と感じました。すると先生からも、最後の一本は良かったとのお言葉を頂戴しました。つまり、私の理想は間違っていないという事。何というか安堵と共に、この方向でまた稽古を続けようと思った昨夜でした。

珍しくお褒めの言葉が頂戴出来た昨夜ですが、課題は相変わらずです。全く出来ないのは「攻め」。何をしても全然効かないのはなぜなのか、解き明かさねばなりません。そして相変わらず肩に力が入る事、手の使い方足の使い方がなっていない事。素振りや基本稽古をより大事に思って、稽古をしていきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します!!

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