お土産という、妙な慣習が我が国にもある。
毎週、片道何百キロも車で走って遊びに出掛けてる俺のようなオヤジには、それがない。
一昨日なんざ往復1000キロ近く走ったが、たまにお土産物屋で買うのは、俺が今そこで喰うものだけ。
だからご丁寧な梱包もリボンも、なんもいらない。
・・・氷で冷やしておきましょうか? という生モノでも
・・・い~や、すぐに喰うからいらんわい!
年に何回かの遠出しかしない人たちには、そういうことは理解できないだろうな。
・・・どこどこに行って来たのよ!!!
・・・え~、素敵~
ということで、その土産の受け渡しが行われているんだろう。
昔は証拠の品・アリバイ工作として土産物は慣習化しておったが、いまやネットで世界中のモノが手に入る時代。
高い山を歩きながら黒豆喰ったりコケ桃喰ったりのほうが、はるかに美味いがな。
アメリカが世界の覇権の座から自ら降りると言っておるのに、先進国はそれを許さないと騒いでる。
日本は、日本国憲法よりも上位にある日米安保の話はいまだにしないけんども、在日米軍の全面撤退もすでに決まっているというのに、ま~だ沖縄の移転先では揉めている。
オリンピックの跡地利用はカジノ、沖縄米軍移転先の跡地もカジノ? その頃の世界の経済状況がキチンと解ってるオツムのしっかりした日本人はおらんのか?
ま~ま~国家が破綻したって、俺のような自営の周旋屋には関係ない。
その準備もとうの昔に終わってる。
アメリカに従順だった日本人たちが身勝手に作り上げた日本の歴史も、すべてがご破算になる訳だが、そんな動きもまだナニも見られない。
この間抜けで惚けた国民は、日常の常識や良識といった道徳観や倫理観を刷新できるのかどうか?
枝葉末節で延々と揉めているうちに、その根がすべてなくなってしまうという事態を、理解できるのかどうか?
おかしな民族ではある。
お菓子ではないのよ。
真っ暗な、一台がやっとという狭い未舗装の林道を、ヘッドライトの灯だけで走っていると、よくカーブの先に鹿がいたり、猪やタヌキがいたり、よくあることだ。
高速道路を走っていると、逆行する車が向かってくる、これもこれからはよくある話になるんだろう。
都会の安全幻想にどっぷり浸って暮らしてる現代人は、身勝手な自己満足で車やバイクを運転してる連中は、みなこういう場面の被害者となる。
車には保険がかかっておっても、身体や命を守るのは自分しかいない。
平和ボケしてる大人たちは、その被害者になる為の素質が大いにあるということだ。
現世にサヨウナラを言おうが言うまいが、終わりになれば次の生やあの世なんてある筈もない。
ぜんぶが終わりになるだけのことさ。
奥山に転がっている獣たちの死体、それとおんなじことさ。
山の獣の死体はすべて土に還るが、人間の死体は陰気なコンクリートの囲いの中で骨となって残される。
哀れなもんだ。
ガキの頃から、大人を見ると偉そうに言ってることよりもその日常の行動を観察することを大事にしてた。
みな、足元が丸見えになっておって、そうやって観察することが一番大事なことなんだとよ~く解ったもんだ。
言葉や喋りなんてもんはなんとでもなるが、その日常の生活は隠しようがないから、嘘がすぐに解った。
そうやって60年も生きて来れば、他人や社会を見る目は直感である程度は答えまで見えるようになる。
見透かすとは、そういうことだ。
ロクでもないのばかり、ガキの頃につくづく想った大人と言う生き物が、いまではもっと酷い状態だ。
深く関わり合う相手は、言葉や喋りではなく、その生き様が魅力的な相手だけになってる。
点だけで飛び飛びに生きてるニセモノではなく、一本の線で理解できる大人にならんきゃ~駄目だ。
ずいぶんと減ってしまってるがな。
俺も若い頃は名門・古豪と言われたラグビ―部におったが、最近のワールド・カップ用のTVコマーシャルには呆れてモノも言えない。
オチャラケなコマーシャルばかり、それで失うファンの数と、獲得するファンの数、清算できんのか?
野放図で乱暴でぶっきらぼうなのが多かったから、ラグビーは面白かった。
観客だって女・子供などほとんどおらず、ガラの悪いのばかりがおったから面白かった。
え~? こんなんでエエんのか? アメフトみたいな優男ばかりのスポーツになってまうで。
ま~、今の俺にはどうでもエエこったがや。
溜まってる売買の契約を黙ってこなしてゆくわさ。
今週末は、お天気が変わりやすいから、どこの方面に行ってくるかな・・・。