山雀と書いて、ヤマガラと呼ぶ。
どこの山にもいる、シジュウカラ種のカラフルな小鳥。
シジュウカラが獣の皮を着込んでるようなお洒落な姿は可愛らしい。
一昨日に最後の山の頂で出会った狸もまた、お洒落なベージュ色の毛皮をまとっておった。
そもそも人間の歩く登山道を、おなじようにクンクン匂いを嗅ぎながら歩く狸も珍しいから、可愛かった。
一列で歩くウリボウや、ニホンカモシカが林道や登山路で佇んでるのは見飽きた光景だが、狸がのそのそ歩いてるのは初めて見たな。
新潟あたりの高い山への登山路では、ヒヒ並みの猿が登山道を歩いてたりするけんども、みな大型の獣の話。
リスやオコジョなんて小さな獣は俊敏に動くから、なかなかゆっくり見ることもない。
キツネや狸だって、写真を撮る時間もないくらいに速い。
なんか良いことあんのかな~?
採れたての生シイタケが美味い。
最初は生焼きで喰らい、次は醤油をかけて喰らい、最後は七味醤油で喰らう、昨夜もそれを喰らった。
奥多摩の奥、丹波村の生シイタケ、山の帰りにしっかり分けてもらってきたが、美味いもんだ。
オストメイトは腸閉塞が怖いとは言うが、俺はなんの関係も無しに喰いたいものを喰って生きて居る。
山や海で激しい運動をいつもしているから、喰い過ぎということもなく、消化不良も関係ない。
かえって便通も良くなり、現代予防医学で言う、おかしな生活習慣病なんてものも関係ない。
動かないでいる癖に、栄養や健康ばかり気にしてるド阿呆は、なにやってもダメなのさ。
味覚だって鈍感になってしまってるだろう。
銀座の高級レストランには、ぎょうさん馬鹿面さげて並んでる。
60歳前後の、俺と同世代を生きて来た自営の顧客はイロイロと面白い人たちが多いけんども、みな自分で創業し、ナニにも依らずに悠々と、借金・負債もビタ一文持たず、コツコツと30年~40年と同じように続けて来てる。
借金・負債を抱えて事業を始め、借金・負債で投資や運用、その頂点にいるのがソフトバンクだろうが、30数年前の不動産バブル時に、われわれはゼニカネに振り回されて生きる斜眼帯つけた生き方には背を向けた訳だ。
いまじゃ~日銀が大株主、ナニが愉しくて上場してるのか? その経営陣の日常なんて昭和の斜陽そのものだ。
そんな愉快な顧客の売買の契約が昨日はあったが、毎年のように中古マンションを現金で買っては賃貸の管理まで当社に任せるという、気の合う姉御がやって来てた。
真面目に、カッコ良く、体裁は繕って・・・と、そんな見栄や外観などには興味も無くて、ストレートに生きてるという意味では俺も同類になる。
いつも最短距離で生きて、たくさん寄り道を愉しむ、そんな60歳前後はまだまだ健在だ。
70歳以上の団塊世代や昭和一桁世代が事故や事件で世の中社会の害となりつつある現代では、昔からそんな時代が来るだろうと我々は読んで動いておった。
言うことだけは欲得抜きのキレイゴトばかり、素敵な老人を装ってるだけのその日常は目も当てられぬ。
団塊ジュニア世代は老いてもいないのに、すでにそんな過渡期を迎えつつもある。
会社も個人もみな借金・負債まみれ、表向きの優雅でお洒落さなんて、みなバラされたら困るんでしょうね~って情けなさ。
どうするんだろうかね?
ナニが愉しくて生きておるのか?
そんな問い掛けには答えはなくって、外面は良くてもゼニカネに困ってることはひた隠し、閉鎖的で自意識過剰な空間を必死に守って日常をロボットのように過ごしている姿は、哀れではある。
オツムがボ~っとしたまんま、長期休暇で事件・事故。
高い祭日料金とられて、酷い渋滞に巻き込まれて、不健康そのものの10連休、ナニが愉しいの?
国家とは、そうやって奴隷を管理して? 国家そのものも形骸化しつつあるな。