まわりを見て、大勢の近親者がバタバタと、新型コロナで死んで行ってる訳でもない。
死んでる連中は、すでに病を持っていたものか、弱っていたものばかりだが、これは風邪は万病の元という、昔からどこにでもある話とナニも変わらない。
医療崩壊? 健康な人間を、不健康な自粛と経済封鎖に陥れるような医療なら、崩壊した方が良い。
医療現場の最前線は、混乱を極めているが、それは指示を出している政府や感染症専門委員会らのせいで、気をつけて暮らしてる国民のせいではない。
自粛を強いられて仕事をこなしてる連中は、みな大変で、医療従事者だけが英雄になる理由も意味不明。
どうしてそんな当たり前のことを、大人たちは口に出して言わないのか??
先頭切って、偏差値を競った間抜けなオツムで、優等生になろうと必死に模範奴隷になって行ってる。
阿呆や馬鹿とは、こういう連中のことを言う。
昨日は歩き始めから2時間ばかり急な登りが続く、奥山に出掛けていた。
早朝に立って居られない酷い眩暈に襲われてから1か月、すぐに雪山に登り体調を確認しながら体力が落ちるのを防いできたつもりだったが、なかなか厳しくって、街中を毎日何万歩歩いても、山の登りには意味が無い。
肺からも悲鳴があがって、1歩1歩がとても重かった。
先週からフラフラは時々あるが、医者にも言って薬も止めてしまってる。
急な岩場の登りに入ると、目の前の手がかり足がかりばかりを見て登ってゆくから、健康であっても重力の方向が解らなくなることもある。
そんな時は立ち止まり、ジッと地球の引く力を確認して、落ち着いたらまた登り始める。
しかし昨日は後半のだんだんおっかなくなる岩場の急登で眩暈が始まって、長い休憩をとってみたがユラユラが無くならないので見えていたすぐそこの山頂は止めて休息し、降りて来た。
降りるったって相当な急斜面の岩場を降りてくるわけで、1歩づつ、丁寧に降りては休憩し、他人様に迷惑をかけないように下山した。
休み休み降りていると、聾啞者の同世代と思しき単独行のオバサンが傍にやってきて、ウ~ウ~言いながら指さして、その先を見ると岩場の陰に紫色の可愛い花が咲いておった。
・・・カタクリか~?
・・・ふ~ふ~ふむり!
しばし考え込んでしまったが、
・・・エイザンスミレ?
・・・ウ~!
・・・紫だから、ヒメスミレか!
・・・ウ~ウ~!!!
物忘れの激しくなってるオツムで笑って身振り手振りで会話を続けて、身体が冷えるまで休んだ。
次の休憩では、74歳になる単独行の爺様が寄ってきて、長話で身体を冷やした。
・・・身体中ボロボロだけど、家の階段を一日百往復、それくらいやってないと高い山には登れないよ、街中を歩くだけじゃ~、ぜんぜん効果なんざないよ
俺も身体に障害を負ってから、それまで以上に丁寧に鍛えるようになってる。
生きてるうちは自分の足で山に登っていたい。
いつもと違って里山とも言える山を歩いていると、すれ違う人も時々いて、よく声をかけられたが、これもまた自分の頑張りに繋がると笑いながら、ゆっくりゆっくり降りて来た。
まだまだ、無理は禁物だと実感した。
帰りの高速は混んでいたから、下道を使って空いてる東北道の乗り口まで戻ってきたが、疲れは酷く、冷たいアイスを食べながら目を醒ましては、これまたゆるりゆるりと運転して戻った。
次に登りたい山は決まってる。
無理せずにたくさん歩ける山にする。
さ、また1週間、大変な仕事の山をこなすべな。