オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

オジサンは、毎週山に登っている

2023-02-06 11:33:27 | オストメイトで登山と遠泳

 

 世界から見ると、日本には、国土としての魅力は無い。

 厳しく忙しい四季があり、地震や津波は当たり前の歴史でもあり、そこに生きて居る日本人は集団で生きるしか能がない、強いモノには巻かれろという風な薄気味悪い日和見民族に成り下がっているが、それもアメリカの内部分裂によってガタガタになって来ている。

 元覇権国のイギリスなんて、もっと悲惨な国内状況となって、西欧の時代から東洋の時代に大転換を始めている。

 それらに従順に遜ってくっついて来た日本の知識人の多くは、いまだに甘い幻想の中で生きて居るが、そうでなく新しい世界地図の中で生き始めている日本人も増えて来た。

 良いことだろう。

 

 人助けも結構だが、それに関わる費用は、すべて自腹でやるべきことなのが本当だという、基本を忘れてはただの守銭奴の集いになる。

 それが出来ないから金を集め、スポンサーを募り・・・これを上手くやるところが集金業務を独占してしまい、それが一つの利益獲得行為となると、支援と称して配分する行為が乞食への恵みにも等しい権力を獲得する。

 人助けをする為の資金は、すべて自腹で、その資金は社会での本業で、ナニにも拠らずに稼いで得た金を使う、俺が30年自営でやってきたことは、それだった。

 稼ぎの無い時は、それは出来ない。

 人助けをしたければ、まず自営でナニにも依らずに生きて稼ぐべき。

 それを30年も続けていれば、自営だって凄みも出てくるわさ。

 冷酷な怖ろしいオヤジにもなるわさ。

 そうやって生きているオヤジやオバはんも、おるわいな。

 大人社会の、甘ったれた幻想や綺麗ごとは、そろそろ終わりにするお時間だろう。

 投資や運用で、手を汚さずに汗もかかず、口先綺麗ごとだけで生きておれる時代も、終わるさ。

 それでなんの問題も無い。

 素敵な時代に向かっている。

 

 ちょっと高い雪山に登って来た。

 銀座で預かったたくさんの憑き物を背中に背負って、登って来た。

 ・・・どうだ、言葉はいらんだろう! 天に還りなさい!・・・

 さすがにチェーンアイゼンでサクサクという訳にはいかず、爪があちこちに飛び出している奴が必要だった。

 大袈裟で嫌なんだが、それが重く感じられるようになってるから、老いて来たということだろう。

 快晴、絶景、強風、氷点下10℃以下、それでも汗をしっかりかいて、ぜ~ぜ~喘いで、クタクタになるまで歩いて来たが、くたびれた。

 オストメイトは腹に袋を付けて生きているから、完全防水の良いモノを使ってはいるが、それでも気圧や気温の変化で膨らんだり縮んだり、他人からは解らない面倒も多いが、それでも おう!! という景色を見ると、そんなことも遥か彼方に飛んでいってしまう。

 どこの山に登っても、帰りには放射能満点の源泉に浸かっているが、それも無しにして、とっとと高速を降りて旨辛パスタを喰らい、渋滞を回避しながら下道横道獣道を組み合わせて戻って来た。

 気になっていた古い神社にも立ち寄っておいた。

 見栄張り我欲に囚われた人間がいない場所では、神々の会話が愉快だった。

 毎週毎週、地球の凄さに言葉を忘れていれば、こんなオヤジでも神にもなるさ。

 

 そうそう、オストメイト用のトイレの便座が小さいことを、5年も前からあちこちで文句を言っておったが、やっと大きな便座のある障害者トイレが出て来ていた。

 無駄な箱物作りと自画自賛で、障害者支援や援助を騙る企業や公共施設ばかりだったが、残念ながら東京では無かったな。

 駐車場や専用トイレへの出入りを障害者手帳と連動させて、他の人間は入れないようにするとか、まだまだやるべきことはあるだろう。

 やろうと思えば、すぐにでも出来る簡単なことが、な~んにも出来ないでいるのは、怠慢なだけだろうよ。

 

 さ~、筋肉痛の残る月曜日なんて、ひさしぶりだ。

 日焼けして、コツコツと仕事に精を出すわい。