90歳を前にした独り暮らしの高齢者たちや、管理している賃貸物件にもたくさんいるが、そんな高齢者たちを連れ出して、日常に必要なモノを買うのに付き合ったり、仕事の合間にも時間をとって出掛けている。
土曜日も日曜日も、そんな週末にしてやった。
山はお休み、いつも写真ばかりを見せてやってるから、梅の名所をぐるっとまわって少しは歩かせて、会話もたまったモノをたっぷり愉快に吐き出させて大笑い。
都会の名所なんざこういう時でもなければ足すら向かわないお子ちゃまの娯楽だが、テキヤのオヤジ連中とは昨今の裏話は出来る。
俺の行くところ、餓鬼の頃から笑いが絶えない。
おかげで肺活量を使えてない。
ちょっと都会は息苦しい。
週半ばにでも、雪山でゲロ吐くまで歩いてやろうと想っている。
金(ゴールド)や銀(シルバー)の底値がジワジワと上がっているのはここ数年の光景だが、その途上の上下動でも日本の円建ての価額は円安のおかげでもっと上がって行ってる。
為替との兼ね合いとは言うが、世界の国家の中でもぜんぜん金(ゴールド)を所有してない日本国と、日本人には縁の無いお話なんだろうから、余計に遊ばれている。
周旋屋の仕事でも、ひとが興味を示さないことほど、旨味は多いんだが、ね。
みみっちく談合したり、陰気で姑息な賄賂やインチキなどせずとも、悠々と独占できる。
独占でもなくって、みんながやらずに逃げていることだから、仕方の無いことなのよね~。
独りで老いて行く高齢者や、長年連れ添った相手が病に倒れてたり、亡くなったり、孤独な日常に陥ってしまった高齢者の資産や財産を目当てにした、優しい介護を申し出る詐欺もあちこちで起きている。
そこまでいかずとも、似たようなことは社会のあちこちにある。
肉親であっても、子や孫であっても、金目当てだけで寄り添っている景色は嫌と言うほど見ることばかり。
形式的な風習や習慣は、それを隠れ蓑にするにはちょうど良い。
日常の付き合いもロク無い癖に、金の匂いがすると集まって来るコガネムシ。
卑怯者らの、浅はかな欲望だが、そんなことでは自分たちもいずれもっと酷い扱いを受ける、当たり前のことだ。
浅はかな、お里の知れている人生の、最期までそんな人間模様、ナニが楽しくて生きて来たの? 聞いてあげる。
人間の欲望の解決を終えてない高齢者の方も、フラフラして事件・事故の被害者になっている。
老いてボケたから騙され引っ掛かっているのではなく、その生涯が問題意識なく流されて来た人たちの高齢化だ。
10年も20年も前から言ってきてるが、団塊世代の家の中身はただの自意識過剰、今まさに花盛り。
これからが佳境と言っても良いだろう。
ベタベタ薄気味悪い余韻を残した大量に群れている世代、これは一つの国をも滅ぼすくらいに、一律になっているが、俺の前後の世代だから昔からの景色ではある。