去年の今ごろは、どこの山に行くにも、毎週毎週、高速はガラガラ、俺の道状態だったが、今回のゴールデンウイークは、どの方面も大渋滞しておる。
オリンピックはやる! 国民はマスクして自粛してろ! 通勤・通学は放置で、飲食店はダメ、政治が発狂してる国では、新聞・テレビにネットの洗脳も、そろそろ嘘が丸見えになってる。
当たり前のことが起きてるだけだろう。
ただね、自粛強制の阿呆な国家や自治体に盾突くにしても みなで一緒に!! さすがは猿の国。
独自な自己主張が出来ないのなら、せめてそれでもエエんじゃないか?
俺なんかは仕事でも危険な関わり合いばかり続け、援助も救済も無い業界で自粛など関係なく、ヒトリシズカにバブルを作って儲けて来てる。
自分の命は自分で守る、障害を負ってますますこの国では強い思いになってる。
与党も野党も、あっちもこっちも、常に決まりきった作られた構図には興味なく、自由自在に生きてる。
生きる選択肢すら最初から、俺がすべて自分で作る。
・・・ということで、先週は東北方面だったから、今回は中央方面に向かったが、すでに間抜けな猿たちの大渋滞が始まっておったから、すぐに下道山道抜け道へと向かって走った。
スイスイと、のんびり山々を愉しみながら、上野原まで抜けて高速に乗った。
やっと、冬季閉鎖中だった高所林道が、あっちこっちで開通してきておって、まだ落石や倒木の多いまんまの道に入って行った。
これからまた愉しい林道走りが出来る。
熊公や鹿や猪、狸に狐に猿にリス、いろんな獣たちに会える。
登山では、そこまでの行程は目覚まし体操みたいなもんで、林道に入り、俺のいつもの登山口までが準備体操、そうして歩き始める訳だから、たかだか100キロくらい走って運転に疲れたなんて言ってるお子ちゃまでは、会話が成り立たない。
そもそもドライブが趣味という連中が、俺には意味が解らない。
そこまで行って、山に登ってない? 海で泳いでない? 本当に日本人か??
天気は良くても、上空の大気は荒れておったから、用意してスタートした。
富士山はテッペンが最後まで見れなかったが、自衛隊の演習場や甲府盆地や東京の平野部なんかはよく見えていた。
南アルプス、金峰山、360度の絶景だった。
2000m弱の幸せな尾根歩きだった。
眩暈もなく、良い感じで満喫した。
お日様は暑くとも、強風に山がゴ~っと鳴り、吹く風はまだまだ冬、冷たかった。
熱く辛い飯を喰らって、一汗かいて下山した。
雨ではなくって、ヒョウがバラバラと降っておった。
この辺の獣たちは、まだまだ食い物もない冬景色だろう。
来週は雪の残る2500mくらいから、地球を眺めたい。
さ、今日は普通に溜まってる仕事をこなす。
店先の薔薇の花が、満開だ。