オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

猫の手は借りれても猿の手は??

2025-01-17 11:30:37 | 地球と生きる

 

 

 日光周辺の山々には野生の猿がたくさん生息しているが、この日曜日も山で会った獣は人間よりも猿の方が圧倒的に多かった。

 群れで生息しているから、一匹出くわすと続々と老・若・オス・メスな役者が登場して来ていた。

 人間の社会の退屈な猿芝居よりも、地球で生きる欲望そのまんまだから愉快には違いない。

 俺のことを、猿も旅の流れ猿くらいに見ているから、喧嘩にもならない。

 

 一日のうち、アチコチの介護や看護にたずさわっている時間は結構なもので、仕事に食い込んで来てたり並行して動いていたり同行してたり、自分だけの我欲を満たす時間を優雅に自意識過剰に過ごすなんて時間はまるで無い。

 そこに身体障害者としてのメンテナンスな時間も入って来る訳で、だいたい日が変わって寝る頃にはクタクタになって夢も見ない。

 こういう日常をまわりの人たちは何十年も見ているから、どんだけ悪態をついていようとも、笑って見ている訳だ。

 人としてやるべきことは誰よりもしっかり続けて居る。

 どんだけ大儲けしてもゼニカネに振り回されて消費にウツツを抜かすことはない。

 常に誰かのために使って出て行っている。

 

 また一人、千葉の田舎で独り暮らしをしている老婆に介護の段通りを敷いてあげて、俺もその協力員ということで面倒を見るようになった。

 あちこちに家庭を作って子供もこの手で育てて生きて来て、身内というか扶養家族が普通のオスの何倍にもなっていると、無責任に放置はできず、関わった以上は最期まで面倒を見る、これは当たり前のことだ。

 そうやってまた同じように関わってくれる人たちとも懇意になって、俺の日常の関わり合いは増えて行ってる。

 仕事でもいつもご紹介でたくさんの新しい出会いを頂いているが、そんな介護や看護でも相変わらずに関わり合いは増えて行ってる。

 地域差はいろいろとあるが、それもまた愉快なことではある。

 

 郵便局の普通郵便だと配達に2~3日かかるようになって、宅配業者も偉そうなのが増えたから、近場の書類は俺がじかに届けることにしている。

 人間が楽ばかり求める生活に馴れてしまうと、金さえ払えばなんでも出来ると勘違いしてしまい、そこを逆手にとられて全てが時間をかけられて、急ぐならもっと手数料を払え!となってくる。

 自閉社会は破綻するまで、こうやってダラダラ無駄を積み重ねて行くんだろう。

 いちいち顔を見せて余談に花を咲かせて郵便を渡す、これはこれでまた愉快なことには違いない。

 宅配やメールですべてを楽に済ましているうちに、人間はどんどん卑小化して、こんな哀れな島国に成り下がってしまってる。

 残念なこった。

 

 契約事がどんどん増えて行っているから、ボケた頭でボ~っと笑って過ごして居る訳にもいかなくなって、些細な打ち合わせや契約書類の作成やらが山積みになってる。

 管理している物件の退去の手続きや原状回復の打ち合わせにも翻弄されている。

 片目が見え辛くなっているから、これはこれで厄介なんだが、仕方は無い。

 老いるとは消耗し老朽化するということで、これをどうリニューアルして誤魔化すのか? ではなくって、老いた良い味を出して笑って生きて行く、そうなっている。

 

 三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件は、起こるべくして起きている。

 俺は銀行家の家で育っているから、ガキの頃に大きな金庫の中で遊んでいたりしていたから銀行の内部の話は嫌というほど見て知っているが、昔は銀行員になるにはその家の3代前までの犯罪履歴や借金・負債の状況を調べあげて採用していた時代がある。

 顧客の財産を預かる仕事で、当たり前と言えば当り前のことだが、これが逆に近親相姦的で閉鎖的な銀行経営の基盤を作りあげてしまって、秘密主義・権威主義・不動産の担保が無ければ金を貸さないとか、古い体質をそのまんま引きずって現代に至っている。

 親や爺ィがダメでもそれを乗り越えて自立した者は、立派なもんだ。

 そういう素晴らしい人材を自分たちでは判断できずマニュアルだけで遠ざけて来た歴史は、いよいよ末期的な状況をもたらしている。

 俺なんざ借金も負債もナニも無いし、預金すら無いから、銀行なんざ付き合いもナニも無いのが本当のところだ。

 振込入・出金だけの関わり合いになっている。

 体の良い高利貸し、これが俺の銀行に対する認識になっている。

 メディアなんざ体の良いチンドン屋、証券会社や商品投資会社は体の良い握り屋。

 ナニも社会的にも偉くもなんともない。

 金持って高給とっていたって、猿は猿だ。

 

 今日は3年前にいきなり癌ステージ4を宣告されて、そこから体内の癌を無くする行動にうって出た古女房の再発防止の定期検査に午後から同行する。

 腕の良い外科医のおかげで悪い箇所をすべて削除して、あとは貴金属を注入する副作用の酷い抗がん剤治療ではなく、2週間に一度の30分の点滴だけの免疫療法と、山歩きと放射能の豊富な源泉入浴と地産地消の旨いモノを喰うという方法でキレイに癌は無くなってる。

 再発のチェックの定期検査だから問題は無いとは思うが、終ったら暇をこいている俺の90歳になる婆様と早めの晩御飯でも食べて来ようと思っている。

 



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