先週も早い時期に、体調が酷く悪くなった。
夜に寝床に入ると決まって激しい眩暈が始まって、地球がグラグラ、起き上がろうにも重力が不明、気持ちの悪い夜を過ごしていたので、近所の病院に行き、耳鼻咽喉科にも行って精密検査をしてきた。
フラフラしておったのでは、山にも登れない。
そろそろ終わりが近いのなら、やらなければいけないことを一気にやっておかなければいけない。
そういう俺しか責任を負えない仕事ばかりが多すぎて、死ぬことも許されない状況になっているからこそ、こんな尋常ではない体調に陥ってるんだろう。
俺こそが、もう充分に生きてきた。
エエ加減、もうええわ! というのが、本音ではある。
そのくらいに、内容の濃過ぎる63年だった。
不眠やら吐き気やら頭痛やら息苦しさやら色々あるが、平和に休んでおれないから、いつも通りに生きながら治すしかない。
先々週の日本縦断と横断の疲れが、まだまだ残っていて、そこへ新しい大きな仕事がまた出来上がってきておって、ならばまた稼がせて頂こうじゃ~ないかと、バブルな話をコツコツ組み上げていってる。
いつも主導権を握って知恵を絞って喋り続けてなければいけないというのは、全責任も負うということだから、心身の疲労も限界を超えてきて、それで自律神経やらもおかしくなってるようだし、身体もボロボロなんだろう。
人間は、手を抜かずに、いつも後悔しないようにと生きて居ると、50歳過ぎるとボロボロになって当たり前だ。
そうでない長寿で平々凡々と安穏な日々を送ってる老人たちは、低山の植物だったというだけの話。
植物たちの国家には、責任を負うものがまるでいない。
曖昧で、うやむやで、なんとなく生きてる猿ばかりさ。
これが日本社会の本当の姿だ。
植物ばかりだから、コロナ騒動の去年ですら当社は儲かって、今年はもっと儲かりそうな勢いではある。
人を騙したり、国とグルになったり、陰でコソコソと動いておらずとも、堂々と儲かっておるわいな。
投資や運用だのと抜かすチンケなギャンブルでもなく、本業だけで充分だろう。
・・・ということで、ジッとしておっては死んでまうから、近場の里山をゆるゆると歩き回ってきた。
激しい眩暈はおさまってるが、ときどきフワフワするから、先週からバイクにも乗ってないし、歩くときも気をつけて歩くようにしている。
昨日は暖かかったし、花粉や黄砂もたくさん舞っておったろう。
それでも忙しい仕事がたくさん。
休息は、死んでからでエエがな、これが俺のモット~ではある。
20歳や30歳や40歳くらいの馬鹿造たちが、チョイと一芸で有名になったり稼いだりすると、英雄やスターになったつもりのお笑い猿芝居が始まって、醜いことこのうえない。
そういう連中に限って、その業界や狭い世界からは出ることも無く、無責任なだけの手下猿たちの前で偉そうなことを抜かしては、勘違いな日常で古い旧習を守り始め、それをメディアが取り上げて、政治や経済が利用する。
酒を飲まなきゃいられない、薬を摂取しなきゃいられない、外面を着飾ってポーズを作らなきゃ生きられない、そんな哀れな生き方は、どんだけ取り巻きが多くとも、メディアが神輿に乗せようとも、後悔ばかりの老後へとまっしぐら。
さ、まだフラフラするが、出掛けて歩き回って多くの仕事をこなしてくる。