管理している築60年を超えているボロアパート群で、水道メーターの異常があったと連絡があり、飛んで行ったが地上の目視できる部分ではないようで、業者に依頼するしかないややこしい結果になり、仕方がないので大工仕事を汗かきエッチラオッチラしておったら、今度は港区で管理するビルの住人が自殺未遂だという連絡が警察から入り、即座に対応に追われておった。
困ったことが起こると、メディアに毒されてる皆さんの価値観では行き詰まることになるんだろうが、俺の価値観では、人間の世界のことなど全てがたいしたことでもない。
ナニも死ぬこた~ないと、思うでよ。
幼稚な社会が崩壊しつつある。
外国人のチンピラ・半グレも多くなり、日本のチンピラ・半グレもうかうかできず、治安もどんどん悪くなるだろう。
地方だからと呑気に構えておると、とんでもない事件が増えて行くだろう。
いつも現場にいて、どんどん野放図に社会に関わり合って行ってる周旋屋には、いろんなトラブルや事件に関わってるから、手に取るように未来が見える。
俺自身、狙われることもある訳で、常にマシンガンで武装している、訳でもないが、ジャンゴの構えはしてる。
昔から、騒動の多い、トラブルに巻き込まれることの多い周旋屋だから、またそんな時期か? という感じ。
俺に出来る限りのことはやる、出来ないことまでやって共倒れする訳にはいかない。
そんな感じで40年近く業界にいると、俺自身の出来ることが自然に増えて、出来ないことが減っている。
良いのか悪いのか・・・忙しいことこの上ない。
昔から、政治の世界に首を突っ込むとロクなことはない。
30数年前の不動産バブル時には、石原慎太郎、三塚博、渡辺美智雄などなどの第一秘書たちとの愉しい交流があったが、ま~、その世界に首を突っ込んでる連中は特殊な洗脳を受けた強面の信者のようで、あとさき考えない突撃隊のようでもあり、男が生涯を賭ける世界とでも信じ込んでおって、すべてを投げ出しても突っ込んでゆく、気性の荒い喧嘩好きばかりだった。
俺は仕事は喰うためで、生きてるのは女を愛し子を愛し、そういうスタンスで扶養家族がやたら多くなってる。
30年前の男の世界は、手練手管や凄みと言う面では、いまの柔な連中とはぜんぜん違っておっただろう。
ヤクザや右翼の親方だって、賭けてるモノや凄みが違っておった。
単細胞な暴力で解決するようなお子ちゃまな話とは違い、あらゆる手を尽くして息の根を止め合う謀略ばかりだった。
もう昭和は戻っては来ないというのに、ま~だその世界で老後を過ごしている爺ぃや婆ぁもいるがな。
遊びでは一緒に遊んでおったが、仕事ではメンドクサイから不動産絡みの楽な仕事しか関わらなかった俺なんかは、当時から別人種だと線引きをして付き合っておった。
ただ官僚や役人のみみっち~日常生活はよ~く見えておった。
ギャンブル依存になって、最期は家族と住む家まで担保にして、それも取られてしまい、家族離散、心中・自殺、そんな連中を昭和のバブル前にはあちこちで関わって、見て来たもんだ。
借金とりを怖れて可愛い子供と妻を置いて自殺し、その後に不憫に思った借金取りの男の女になって養われて・・・そんな映画のようなことも近くで関わっておったもんだ。
俺の生きて来た世界では、映画やドラマよりも凄まじい、人間の本来の欲望と修羅場がたくさんある。
凄惨な死体をたくさん見て来てるベテラン刑事なんかとは、いまでも話が目で出来る。
自分の金がなくなると、身内や他人の金回りの良いところが気になって仕方なくなる、これが猿の習性だ。
俺も昔は定期的に作り上げてる独自のバブルに、それまで音信不通だった身内の金に困ってる連中から連絡が来るようになって、なんとかして欲しい! と頼まれることもあったが、いずれ相続することになる親の家の借金は完済してやったが、その他は無視して関係断絶、そういう風に生きて居る。
メンドクサイ綺麗ごとなど、興味もない。
理不尽なことは人間社会では起きて当たり前。
いまの高齢化社会の優しい世代とは、根本から価値観が違ってる。
いずれ誰しもが死んで終わりになるものならば、仕方ないから、先に逝けや! と、そこには感傷すらない。
姥捨て山の物語が、これから現実になる、30年前から俺は言ってきたが、その通りに社会は崩壊してゆくさ。
これは善良なる庶民の皆様方が、進んで作ってきた社会の末路だと、なんども言って来てるが、必然という奴だ。
大きな戦争はもう起きることも無い、猿同士の小競り合いや痴話喧嘩の類や、取り分の揉め事から事件は倍増する。
おもえば俺が育った昭和の戦後、事件や事故は現代の10倍は起きて居った。
そんな時代がまたやってくると、思っておればよろしいがな。
ただ、皆が皆、金がなくなって自給自足もままならない、そんな時代になってくるだろう。
食い減らしの時代、それはもっと古い時代のことだったろうが、そんな時代に向かってる。
そこを超えればまた何事もなかったかのように、猿どもは有頂天になって贅を競い合う、猿のセンズリだな。
さ~、苦しみ抜いた苦労の中で、終の棲家を手にした爺様の、契約に行ってくる。
なんの利益もないし、なんの明るい話でもないが、爺様の手を合わせる笑顔を見に、行って来るさ。
また、赤字の仕事だ。
週末はまた山に行くさ。