オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

筋肉を付けても、骨の弱い現代人

2019-04-15 09:57:56 | オストメイト

 

 ・・・こんちわ~

 ブローカーだろう、50代のガタイの良いオヤジがダブルのスーツを着込んでしわがれた大声でやってきた。

 ・・・土地の売買とか、やっておられますかね?

 山で拾ってきた型の良い鹿の角をゴシゴシ研いでるとこだった。

 ・・・地上げが商売だが?・・・角の尖った先をそいつに向けて擦りながら答えてやった。

 時代遅れのガラの悪いオヤジは、いつでも山に登れる姿で、もっとガラの悪い日焼けした白髪角刈りオヤジに睨まれると、急に視線を落として・・・両国に良い土地があるんですが、ちょっと遠いですよね・・・と、そそくさと退散していった。

 朝から、笑わせやがる。

 

 長く子供らを育ててきてると、われわれの世代から下の世代の骨や筋については、あちこちで喋ってることだけんども、いまの人間は筋肉ばかりつけて外見は勇ましい肉体になってはおっても、それを纏っている骨や筋が退化して、年中あちこちでポキポキ骨折を繰り返している様は、笑ってしまうことではある。

 俺の育てた子供らはみなスポーツをずっとやっておるけんども、一度も骨折などしたこともない。

 大きな衝撃を身体に受けても、関節を傷めるくらいに骨は強い。

 それがこの頃の子供らになるともっと弱くなってる。

 相変わらず俺の育ててるガキは強いまんまだが、まわりではポキポキよく折れている。

 なにが違うのか? カルシウムか? いやいや生まれたら山や海で遊んで連れ回してるだけのことだ。

 一番小さいガキなんて5歳で悪天候の谷川岳に登っている。

 10歳では太平洋の荒波の中で1時間は遠泳できるようになってる。

 みな生まれてから延々と、大自然の中で遊び連れ歩いて見せてやって、叩き込んできてる。

 怒鳴っては抱き締めて、怒鳴っては抱き締めて、その繰り返しだ。

 俺がなんでも出来るからこそ、子供らは安心して集中できる。

 そういう大人が少なくなってしまっては、育つ子供らは哀れなもんさ。

 ガタイだけは大きくなっても、ポキポキ折れてばかりじゃ~、ハリボテの虎だ。

 10歳までだぜ、心や身体の基礎をつくりあげるのは・・・。


水芭蕉の春に、熊の泣き声を聴く

2019-04-12 12:47:32 | 地球と生きる

 

 水芭蕉の季節になった。

 山で冬眠しておった熊公は、のそのそと起き上がると、水芭蕉の根や茎をむしゃむしゃ食べ始める。

 水芭蕉の咲く山奥の湿地帯の近くには、熊公がかならずいると言っても良い。

 冷え込んできた初冬の山で、冬眠前にタンパク源の食物や高カロリーな食物を腹におさめ、しまいに松脂を喰らって眠りにつくわけだが、この松脂が肛門を詰まらせて冬眠中には排便をしなくなる。

 腸の中では醗酵が始まってガスやら毒物が充満するが、これを抑えるために熊笹の葉も大量に喰らっている。

 理にかなっている。

 そうして春の訪れとともに起きだして、まんず水芭蕉の根や茎を喰いあさり、下痢のような症状になって大量の排便をする。

 一年の始まりだな。

 そんな微笑ましいことを考えながら水芭蕉の花を眺めている。

 

 成熟したメスの熊は、冬眠中に出産したりもする。

 食物も無い状態で出産する、凄まじ生命力と言っても良い。

 いまの人間なんて足元にも及ばない、生きようとする力、素晴らしいと想う。

 そうして冬眠から覚めると子熊を連れて木の実や野イチゴの喰い方を見せて教えてやる。

 オスの子熊であれば、とっとと教えることを終えたら今生の別れをする。

 野イチゴをむさぼり喰らうオスの子熊のそばから、そっと離れて行き、サヨウナラもせずに去って行く。

 オスの子熊を連れていると、発情したオスの大熊に子熊が襲われるからだ。

 母熊を見失った子熊は、ひたすらに森を彷徨い、泣いて母を呼ぶ。

 お前らを悪者にしてる人間には出会うなよ。

 出会ったが最後、殺されるぞ。

 ただただ母熊を探して歩き回ってるだけなのに、殺される。

 そうして立派なオスの熊になって森に戻って行け。

 生態と言う奴だ。

 

 人のいない山ばかり登っていると、子連れの群れた猿やデカイ猪のほうがよほどにおっかないと解る。

 熊公なんて臆病で、木の実を貪り喰ってる良い奴だと解る。

 経験もないくせに画面ばかり見て暮らしてるオツムでっかちな人間こそ、滅びる運命なのかも知れない。

 俺は、違うがな。

 

 さ、霞が関の家庭裁判所に出掛けて来る。

 今回もまた顧客の補助ということで実務を代行してくる。

 去年は三つ裁判して、当たり前だがぜんぶ勝った。

 司法書士や弁護士の仕事がなくなるはずさ。

 日本人はすべてなんでも自分で出来る大人にならんきゃ~、いつも被害者で終わるだけだぜ。


銀座の、ただひとつの公立中学校

2019-04-10 11:29:10 | 銀座の周旋屋

 

 銀座には、公立の中学校が1校ある。

 ここの在校生もガキの頃から遊んでやってた連中が元気の良い悪ガキでいるけんども、バスケット部は6~7人しかおらず、たかだか区の大会でも常にドン尻を争ってるような惨状だ。

 昨日、入学式があったが、今年は5~6人は入部する。

 うち小学校の中央区選抜に選ばれておったのが二人、あとも遜色のない同レベル、これらはみなガキの頃から遊んでやってる連中だ。

 もちろん、俺のあちこちにいる子供らの中で一番小さいのがキャプテンで引っ張っておった連中だから、みな元気も良いし、明るいのばかり、これで銀座の中学でも強いというのを見せてやれ! とやっている。

 おなじようにガキの頃から遊んでやってて、レスリングでは都の代表にもなってた奴も俺がじきじきに誘って、これが入るとメンバーは面白くなる。

 上級生には、これもガキの頃から遊んでやってたガタイもデカいし喧嘩も強いのがおって、これらのメンバーでまとまれば中央区はまず獲れる。

 小学校の選抜のメンバーで、上手い奴らはだいたい可愛がっておったから、力量は解ってる。

 みなそれぞれ他の中学に進んでるが、今度は対戦相手になる。

 女子も、近所で可愛がってた選抜組が複数入ってるからオモシロイ。

 成人してる俺の腹違いの息子らや娘らはみな運動能力の高い深川とかでスポーツクラブではキャプテンをやってた連中だから、これらを集めて大応援団を組んで、大騒ぎしてやっても良い。

 しっかり育てあげた子供らがたくさんいると、愉しみは尽きない。

 そうして頑張っておれば、勝っても負けても、また俺が山や海にまとめて連れて行ってやって、大騒ぎさせてやる、これが愉しい。

 こんなチンケな世の中社会なんざ、屁でも喰らわせてやれ!

 なにも遠慮はいらんし、怖れるものなどナニもない。

 ロクな大人なぞ、おるかいな。

 そういうことだな。

 

 しっかり冷え込んで地固めしてる。

 今週末の山は、2000m超えるとキレイだろう。

 信州の山奥の登山口までいつも出掛ける車のタイヤは、6月まではスタッドレス。

 あとは俺の描いてる天気図しだい・・・テレビや新聞の天気予報で山や海で遊んでるド素人とは、一緒に遊ばない方が利口。


紅白に咲く、桃の花もある・・・

2019-04-08 09:50:17 | オストメイト

 

 

 桜は山の桜がキレイ、それよりも今の時期は桃の花だろう。

 赤・白・桃色、1本の木に紅白の花を咲き分ける素敵な桃の花もあるくらいで、梅の次は桃だろう。

 桜なんざ街中にいくらでも阿呆みたいにボコボコ咲いている。

 ・・・ということで、里山を歩き登ってきた。

 薄いシャツ1枚で、いつもの重いザックを担いで歩いてると、汗が噴き出てきてた。

 陽に焼けたようだ。

 紅白の花を咲き分けるのは源平桃とも言うが、お洒落な桃の花だ。

 里山の頂上に辿りつくと、ひとりの女性が周囲の景色に魅入っておった。

 聞けば地元の同世代の女性で、瞳が潤んでおって良い女だった。

 ・・・あそこの斜面に3軒ある家の一番右の家がわたしの家なんですよ

 ・・・ほ~ほ~、桃の花だけでなくって、椿や桜やいろんな小花もたくさん咲いてて綺麗だね~!

 ・・・毎日ここで見てても見飽きないのよね~

 ・・・いや~、贅沢な眺めだ

 ・・・あちこちの山を登ってるともっと素敵な景色はいくらでもあるでしょう?

 ・・・いやいや、綺麗な景色に、良い女、こういう場所はなかなかないよ

 可愛らしく恥ずかしがって、眩しそうに下界を見下ろしてる横顔は、また優しい桃の花のようだった。

 

 そう、まだ生きておって、山を歩いてる。

 腹の患部の肉を焼き潰して、なんとか皮膚の方は出血はおさまってるが、腸のほうはどうなることやら。

 オストメイトになっても休むことなく動き回ってると、いろんな細かな支障が出て来るけんども、それも関係なしに生きて居る。

 

 日本の里山の歴史には、支配する側に都合の良い話ばかりが語り継がれ、教科書にまで載ってたりするが、そこでせっせと働き暮らす民の側の歴史というものはいつの時代も語られることもなく、風に舞う花びらのように里の谷を舞い、またなにごともなかったかのように陽が落ちて真っ暗な夜を迎えてる。

 豊潤で濃厚で血の匂いのする歴史は、人から人へと、言葉ではなく語り継がれているようでもある。


脳の味噌でなく、汗の塩で愉しむ

2019-04-03 10:03:11 | 地球と生きる

 

 これはシロヤシオだね。

 

 子連れ離婚の相談を受けておって、一緒にやってくる子供らはみな可愛い顔して笑って俺の話を聞いてる。

 子供の前で、子供の本当の気持ちを、いつも胸に隠してる本当の気持ちを、言葉にうまく出来ない感情を、ズバッと親に言い放ってやる。

 子供らの笑顔に輝きが増す瞬間だな。

 みていてオモシロイくらいに、目が活き活きとしてくる。

 

 体調は変わらないまんま、昨日も自転車こいで神田まで出掛けておった。

 新しい事業の仕掛け人とも言えるオヤジと話をしてきたが、もう40年も日本でいろんなチェーン展開をしている事業の仕掛け人でもある。

 むかしは大きな銀行を傾かせるようなこともあった。

 常に国を相手に戦っている、アナーキーなオヤジのまんま、また新しいことを始めながらその先の話をして来た。

 決してメディアには出ない、出ても悪口ばかり、愉快な同世代のアウトローだ。

 こういう男が若い人たちの中からどんどん出て来なければおかしいんだが、楽天だの、ソフトバンクだの、あんなチンチクリンな明治・大正の価値観を持ったのしか持ち上げられない時代では、この国の未来はまだまだだろう。

 30数年前の不動産バブル崩壊時、この国には不動産というバブルの落とし物がたくさんあったから、崩壊してもそれでなんとか凌げたようなもんだが、今回の世界中で起きてる金融緩和バブル、これは単に数字だけの話だから、トランプが2期目を迎えたらどうなるのだろうか? そんな話が中心だった。

 じきにそんなことよりも、俺の子供らのそれぞれのオモシロイ話に流れは変わっておった。

 時代が凝縮されてる、そんな子供らばかりだ。

 

 プロ・バスケットボールの試合の前座で、いつもの選抜チームに呼ばれて一番小さい息子が出るというので、仕事も暇だったからチョイと見に行って来た。

 派手なスポットライトの下で、DJが試合進行中継する中で、プロのサイズのコートでやってる姿は、蟻んこが400mトラックを走ってるようでもあったが、勝ち試合を最後にひっくり返されたのは寄せ集めの選抜チームだったからだろう。

 お能では国立能楽堂ですでに8歳のときに初舞台を踏んでるだけあって、緊張もせず普通にプレーをしておった。

 バレンタインデーでは今年は二桁のチョコレートを貰っておって、半分は俺の胃袋に入った。

 2mを超える選手たちと記念撮影をしておったけんども、差がありすぎて爆笑ものだった。

 体調は悪くとも、子供らのことでは愉しいことは多い。

 

 時代は変わっておって、新聞やテレビやネットに雑誌というメディアで喰ってる連中は、学者や評論家やコメンテーターという訳のわからない連中も含めて、筋の通った生き方が出来ないからこそ今でもそこに居る、そういうことだから、そんな胡散臭い本当っぽい大人など興味もない、そういう子供や若者も増えている。

 その食い扶持の元を探れば、その大人の素性は見える。

 小さな人工の箱庭、有益な奴隷をそこで飼うための、手段。

 応援する、援助する、手を貸し出す、助ける、支援、バックアップ、これらの言葉は、あくまでも観客の台詞だ。

 街に出ることだ、そこにはいつも主役を張って、自営で遠慮なく自由に笑って生きてる大人はちゃんといるがな。