犬が病気になった様だ。
爺婆の7歳の犬を引き取って半年。
数年前にも一時預かりしたがその時にも増して歩かない。
元々散歩が好きではない犬である。
それにしても本当に歩かないなあ。
春先には400メートル程度は歩いていたのに今じゃ50メートル程度。
息遣いが荒いのはこの暑さのせいかと思っていたが…
異常に気が付いたのはオシッコの長さ。
長い、長いなんてもんじゃない。
長いと50秒もジャーっと立ち尽くす。
そして水を飲む、やたら飲む。
数年でこれ程歳を取ったのかとも思ったがやはりおかしい。
そこで病院へ連れて行きレントゲンと血液検査を受けた。
肝臓肥大とそれに伴う機能異常、数値が極めて悪かった。
その原因は普通の動物病院では解らない。
CTやMRI等の施設が必要で更に生体検査も欠かせない。
肝臓そのものの病ではなくどうやら別の要因で肝臓が肥大化したらしい。
色々調べるとクッシング症候群という病が見つかった。
この症状がドンピシャで疑いようが無いくらいだ。
しかしこの病は脳下垂体の近くに腫瘍が出来てそれが悪さをする。
非常に厄介で対処方法が難しい。
爺婆が死んで二か月足らずで飼い犬までか。
はてどうするか、取り敢えずは美味しくて栄養の有る物を食べさせよう。