こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

8月での明るい月 、 満月(スーパームーンそしてブルームーン)直後の夜にて)

2024-08-21 | 月、月光彩雲
先週は、快晴の日が続いたために、気象庁観測値ランキング(最高気温)の上位に入るほど自分達の街での気温は高かった。しかし、夜になると雷雨などために、月の輝きを楽しむチャンスがほとんどなかった。今週は先週の反動かと思いたくなるほど、はっきりしない空模様が続いている。それにもかかわらず、昨夜は20時頃に上空を覆っていた雲が切れて、昨日3時26分に満月(望)となった明るい月が近くの尾根から昇った。

今回の満月はスーパームーンであり、ブルームーンとも言われている。「(1)今回のものは今年初めてのスーパームーンである。(2)ひとつの季節において4回の満月が観測できるとき、3回目の満月はブルームーンと称される(NASA)。」からだ。

この画像ではホワイトバランスをカメラに任せるオート(雰囲気優先)に設定した。望遠 320 mm(トリミング)、ISO感度640、シャッター速度1/1000秒、絞り f 値 9、手持ち撮影。21時頃。




ブルームーンと呼ばれるのは月面がブルー色を帯びていることによるものではないが、なんとなくスーパー・ブルームーンをイメージしているような気がして、わたくし自身は上の画像に惹かれている。

それでも、自分の視機能で感じた月面の色を再現するために、ホワイトバランスを太陽光に設定してみた。望遠 320 mm(トリミング)、ISO感度640、シャッター速度1/1000秒、絞り f 値 9、手持ち撮影。20日21時頃。



ところで、今月、興味深い記事が「National Geographic(日本語版)(2024年8月7日)」に掲載された。記事のタイトルは「月が本当に人間に影響を与えている可能性、長年の否定論を変えつつある最近の驚きの証拠」である。そして、「新月、満月の時期には、太陽、地球、月が一直線に並び、地球の両側にかかる引力と慣性力が最大になる」との記述が記事の中にあった。

ちなみに、月の大きさは地球の1/4であり、その重力は地球の1/8、月と地球との距離は38万 km である。


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下図は、国立天文台HP(暦計算室 )から引用した。


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東洋医学では月の人間に対する影響が指摘されているが、西洋医学などの分野においても月の影響に関する実証研究がはじまったようである。昨夜はそのことを思い出しながら、明るい月にレンズを向けた。

今夜も雲が切れそうである。再び、明るい月が現れることを願って(しかし、月の出頃から雨天となった、22日追記)。



緑葉、雲、そして青空の映り込み 、桐生川にて (8月)

2024-08-15 | 桐生川・紅葉{桐生川)












桐生川(一級河川)は市街地を囲む山並みを水源地として北方向から南方向に流れ下っている。わたくしたちは上流域からダム湖(桐生川ダム)に流れ込む清流を上水道として利用している。上流域において、大部分の流れは岩で砕け散る乱流となっているが、一部の箇所では滑らかに水が流れている。

そのような箇所では、層流への緑葉、雲、そして青空などの映り込みがこの時季ならではの彩りを生みだしている。機会あるごとに、わたくしはこの映り込みをスローシャッター速度(1/4秒から1秒)で撮っている。彩りの多様な変化に惹かれてである。(8月上旬、撮影)



夕日で浮かび出る赤城山と夕日に染まる上空の雲

2024-08-14 | 夕景

浮かび出た赤城山(北西方向)





落日後に赤く染また雲と赤城山のシルエット

川の対岸(南方向)での夕景


東方向での夕景

 



わたくしごとながら、8月に入ると幼児の時に体験した出来事が必ず夢の中で蘇ってくる。深夜に空襲を告げるサイレン音とラジオ放送で起こされて避難したこと、上空から響いてきたB29爆撃機の重苦しいエンジン音、空襲で東京方面の空が赤くなったこと、大人たちからきわめて恐ろしい爆弾が広島と長崎に投下されたと聞いたこと、食料難による強い空腹感。これらが走馬灯の如く浮かび出る。夜間でのサイレン音に冷静に対応できるようになったのは、最近になってからである。

アップした画像は、市内を流れる渡良瀬川で撮ったマジックアワーでの光景である。落日のときが迫ると、低い位置からの日差しで赤城山が浮び出た。そして、落日直後には赤城山の上空に浮かぶ雲が赤く染まった。これらの光景は魔法をかけられたかのように刻々と変化した。(8月11日、撮影)

キレンゲショウマ と レンゲショウマの花 (庭にて)

2024-08-02 | 

先月下旬から、キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)が花を開きはじめた。このものは種苗会社から実生との苗を購入し10年以上育ててきたものである。

毎年のことながら、花が開くとその色、形、そして質感に、わたくしたちは感動を覚える。

 

花が開くと同時に、小さなアリが活発に蜜を求めて花の中を動きまわる。花の中で粒状に見えるものはアリである。

 

 

花はもちろんのこと、花のつきかた、葉の色、独特の形、質感なども素晴らしい。

 

 

昔話になるが、わたくしたちは裏磐梯地区(福島県)でキレンゲショウマの花にはじめて出会った。この場所でキレンゲショウマが生育されていることに驚いた。しかし、そこで見た花の美しさを、わたくしたちはいまだに忘れることができない

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徳島県のホームページでの資料から(部分的に要約引用)

「キレンゲショウマは県内において剣山の限られた場所で生育している。 宮尾登美子氏の「天涯の華」以来、開花時期にはキレンゲショウマの花を見に来る県内外の人が絶えない。群落内に足を踏み入れ、踏み倒しや手折るなどをしながら花を撮影している。また、花茎を採取したり、盗掘などよる被害が激増した。 

ニホンジカによる食害が目立つ。ニホンジカはキレンゲショウマを好み、群落内の地上部を根元まで徹底的に食い尽くす。結果として、キレンゲショウマは一時、壊滅状態になった。」

 

キレンゲショウマは、NHK朝ドラ「らんまん」にも登場した。

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今朝から、レンゲショウマ(蓮華升麻)のツボミも開いた

 

 

 

ー 撮影 7月下旬、8月2日 ー