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切れ目ないテロと軍事報復の際限ない悪循環もたらす安倍政権の積極的平和主義・・・

2015-01-26 20:41:53 | シェアー

http://bylines.news.yahoo.co.jp/inoueshin/20150125-00042537/

切れ目ないテロと軍事報復の際限ない悪循環もたらす安倍政権の積極的平和主義・武器輸出・集団的自衛権行使

井上伸 | 国家公務員一般労働組合執行委員、国公労連書記、雑誌編集者

2015年1月25日 19時0分
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産経新聞1月19日付の報道です。

切れ目ないテロ対策=自衛隊海外派遣恒久法

 

菅義偉官房長官は19日の記者会見で、安全保障政策に関し、自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法(一般法)の制定が必要との考えを明らかにした。「(自衛隊の活動への)ニーズが発生してから、特別措置法で対応するという考え方を取ることは考えていない」と述べた。菅氏は「あらゆる事態に切れ目のない対応を可能とする安全保障法制を整備することが重要だ」とも語った。政府はこれまでイラク復興支援やテロ対策について特別措置法で対応してきたが、法整備に時間がかかり、自衛隊の迅速な展開を妨げてきた。

 

出典:産経新聞1月19日付 菅官房長官、恒久法制定の必要性に言及 「特措法での対応考えていない」

集団的自衛権行使に向けた法整備に加え、さっそく今回のイスラム国人質事件を利用し、自衛隊をいつでも海外へ派遣できるようにする恒久法案を、明日26日招集の通常国会に提出する考えを安倍政権は明らかにしているわけです。

東京新聞は1月22日付の「安倍外交 世界に逆行/邦人殺害警告 背景は/イスラエル接近一因か」という記事の中で次のように報道しています。

 

イスラエルは昨夏、パレスチナ自治区ガザへ軍事作戦を展開。ガザでは、一般市民を中心に約2千人が死亡した。さらに停戦合意後も、パレスチナ人居住区での入植を強化している。こうしたイスラエルの強硬姿勢について、最大の同盟国である米国ですら「距離を置くことになる」(大統領報道官)と批判。国連などを舞台に、国際社会の目は厳しさを増している。

 

出典:東京新聞1月22日付「安倍外交 世界に逆行/邦人殺害警告 背景は/イスラエル接近一因か」

 

ところが、安倍政権は世界の流れに逆行している。2013年3月、政府はイスラエルが導入を予定する次期主力戦闘機F35の共同開発参加を表明。昨年5月には、イスラエルのネタニヤフ首相が来日。両国の国家安全保障局、防衛当局の交流促進と協力で合意した。そして、今回は首相自らイスラエルを訪問した。

 

出典:東京新聞1月22日付「安倍外交 世界に逆行/邦人殺害警告 背景は/イスラエル接近一因か」

上記のように東京新聞が指摘する「世界に逆行」した「安倍外交」の経過の上に、さらに「不用意な安倍外交」が重なって今回の「邦人殺害警告」という事態を引き起こした可能性が高いということは、前回紹介した中田考氏の緊急会見でも明らかだと思います。

つづけて東京新聞の同記事では、2人の研究者の次の指摘を紹介しています。

日本に攻撃の矛先が向けられるのは時間の問題だった 

「遅かれ早かれ、日本に攻撃の矛先が向けられるのは、時間の問題だった」「首相は『中東の平和と安定のためにイスラエルと協力する』と言うが、中東の不安定の根源はイスラエルの存在。その国と一緒にテロと戦うと宣言し、イスラエル向けの兵器を開発することは、イスラム国のみならず、他のイスラム過激派にも、日本人を標的にする口実を与えるようなもの」「日本は原爆を落とされたが、復興を遂げ、世界に技術を提供してきた国として、イスラム圏では好印象を持たれていた。昔の自民党の政治家は対米追随でも、イスラエルとは一定の距離を置いていた。現在、そういう認識が欠落した首相と政府がイスラム圏との信頼関係を破壊している」

【京都大学 岡真理教授(現代アラブ文学)】

 

出典:東京新聞1月22日付「安倍外交 世界に逆行/邦人殺害警告 背景は/イスラエル接近一因か」

積極的平和主義でなく憲法9条の平和主義を貫くべき

9条に基づく外交が日本の企業、国民の安全を守ることにつながる 

「イスラム国にとり、イスラエルは聖地エルサレムを不法に占領する異教徒集団で、イスラム圏を侵略する欧米の手先だ。その国旗を背に『テロに屈しない』と会見した安倍首相は、地域に『日本はイスラエルの仲間』と印象づけた」「イスラエルとの安全保障上の協力関係は見直すべきだし、武器輸出は誤りだ」「パレスチナ紛争の公正な解決に貢献することが、日本外交の役割。軍事を含んだ積極的平和主義ではなく、憲法9条の平和主義を貫くべきだ。9条に基づく外交は長い目で見れば、日本の企業、国民の安全を守ることにつながる」

【千葉大学 栗田禎子教授(中東現代史)】

 

出典:東京新聞1月22日付「安倍外交 世界に逆行/邦人殺害警告 背景は/イスラエル接近一因か」

そして、木下ちがやさんがフェイスブックで次の指摘をしています。(※木下ちがやさんご本人に了解を得た上での転載です)

【人質事件での安倍の失態】

◆数カ月前からのISの接触を放置

◆人質政治利用の可能性があるも中東訪問

◆エジプトでIS殲滅を公言

◆イスラエル国旗を背後に対テロ宣言

◆英首相に身代金支払わない旨発言リークされる。

◆人質事件を自衛隊法改正にからめ、ISに事実上の戦争宣言

木下ちがやさんのフェイスブックより

こうした指摘を見ていくと、今回のイスラム国人質事件での安倍政権の数多くの「失態」は、じつのところはマッチポンプ的な狙いがあったのではないかと勘ぐりたくなるほどです。明日から始まる国会で安倍政権が既定路線としていた集団的自衛権行使の法整備に加えて、直近でも海外で戦争できる国づくりの一環としての自衛隊初の「海外基地」=ジブチ「基地」化の動きや、冒頭紹介した産経の報道にある自衛隊の海外派遣恒久法など、アメリカを中心とする「対イスラム国戦争」への協力、「戦争する国づくり」に向けたバリエーションがもろもろ増えて来ているのは偶然ではないようにも思います。

今回のイスラム国人質事件も、無差別に多数の市民を殺害するテロも、当然ですが許されるものではありません。しかし、テロへの報復としての空爆などで、罪なき多数の市民、とりわけ子どもたちをも巻き込み新たな犠牲者を生み出すことも許されないのではないでしょうか。テロへの報復は、新たな憎しみを生み、テロと報復の際限のない悪循環をつくり出し、結局はテロ根絶に向けた世界各国の団結をも壊し、テロ根絶にも効果がないばかりか、事態を一層の泥沼に導くのではないでしょうか。その点について、ジャーナリストの志葉玲さんがフェイスブックで次の指摘をしています。

日本人は皆、問われている

例の2億ドルが「人道支援」であるという安倍政権の主張を、ISISが額面通り受け取らないのも、単にいちゃもんつけているだけではなく、イラク戦争を支持・支援してきた日本への不信感もあるのかもしれない。イラク戦争前のサダム政権も人権問題では本当に酷い状況ではあったけども、そうした独裁政権で拷問を受けた人ですら、「米軍はサダムより酷い」と言い、米国や日本が支援した新生イラク政府は「米軍の方がまだマシだった」という無茶苦茶な拷問や虐殺を繰り返した。

ISISは突然生まれたのではなく、米国や日本の外交・安全保障政策の失敗の繰り返しの中で、夥しい死と破壊の中から、生み出されたモンスターなのだ。しかも、悪いことに、現在もイラク政府は自分の意に沿わないという理由で、イラク西部の人々めがけて樽爆弾を落とし、病院すら何度も攻撃している。イラク戦争に関わってしまった日本の業を、後藤さんだけに背負わせるのは、あまりにむごい。ある意味、日本の人々、特に12年前のイラク開戦時に大人だった日本人は皆、問われるものがあるのだろう。

ジャーナリスト志葉玲さんのフェイスブックより

イラク帰還の陸上自衛隊員の自殺率は一般国民の18倍

安倍政権の積極的平和主義で自衛隊員の命も奪われる

それから、イラク帰還の陸上自衛隊員の自殺率は一般国民の18倍にのぼっている深刻な実態がすでにあります。アメリカにおいても、1日平均22人以上の退役軍人が自殺し、2012年には自殺した現役の米兵数が349人とアフガニスタンでの戦闘で死亡した米兵数を上回るなど、現役・退役軍人の自殺が後を断ちませんし、ホームレスの3人に1人は帰還兵といわれています。さらにテロへの報復や自衛隊海外派遣恒久法、集団的自衛権行使などによって、自衛隊員の命も奪われてしまうことも明らかでしょう。

最後に、近々、渡辺治一橋大学名誉教授のお話を聴くことになっているので、今回のイスラム国人質事件をめぐる安倍政権の動向をどう見るかについても聴けると思っているのですが、以前紹介したエントリー「安倍政権が集団的自衛権行使に執念を燃やす理由 - 戦後の平和主義を根本的に転換し本気で軍事大国めざす」から、安倍政権の積極的平和主義について渡辺名誉教授が語っているところを一部分ですが紹介しておきます。

安倍首相の「積極的平和主義」の狙い

――安倍首相は「積極的平和主義」という言葉も掲げていますが、その狙いは何でしょうか?

今国会の施政方針演説では、「積極的平和主義」を掲げたり、集団的自衛権の行使の容認を、安保法制懇の報告を踏まえて行うと言ったりしていますが、2つ重要なポイントがあります。

1つは、安倍改憲の中心が集団的自衛権にあるということを明言したことです。もう1つは、その改憲を解釈でやると言ったことです。後者は第1次安倍政権とまったく違うところです。この2つを明言したことが重要な点です。

戦後の平和主義を根本的に転換

1つめのポイントから考えてみましょう。

自衛隊が海外で米軍と共同軍事行動を進めることを安倍政権は「積極的平和主義」と表現しています。今まで日本が戦後69年掲げてきた平和主義は、武力で相手国を脅したり、あるいは武力行使で国益の確保を図るようなことはしないというものでした。つまり再び侵略の銃を取らないというのが日本の平和主義の最も大きな原則だったわけです。ところが、安倍政権はそうした戦後日本の平和主義を「消極的平和主義」「一国平和主義」だとし、それでは世界の平和は守れないというわけです。日本が侵略の銃を取らないことは実は世界の平和にとってとても大きな意味を持っているのですが、安倍政権はそれを全く認めない。むしろアメリカの要請に基づいて、日本がアメリカと共に血を流す、自由な市場秩序を守るために、イラクやシリアや中国や北朝鮮に派兵することによって、世界の平和と秩序は守れると言っています。

これは日本が戦後69年掲げてきた平和主義を根本的に転換する発想です。それを安倍政権は「積極的平和主義」と呼び、自衛隊が米軍とともに海外にプレゼンスすることによって、世界の平和に貢献するのだと言っているのです。自衛隊が侵略の銃をとらない、海外で軍事行動をとらないことによって世界の平和を実現するのではなくて、逆に自衛隊が海外で軍事行動をすることによって、国際的な平和を実現するというのが安倍政権の「積極的平和主義」で、これはまさしく集団的自衛権によって米軍と共同で軍事行動をとることを宣言した言葉です。

 

※続きは→「安倍政権が集団的自衛権行使に執念を燃やす理由 - 戦後の平和主義を根本的に転換し本気で軍事大国めざす」

 

▼インタビューを視聴できます。

 

安倍政権は本気で軍事大国を目指している:渡辺治インタビュー①

www.youtube.com/watch?v=6bB9RIR6q7Y




人質殺害を口実に…安倍首相がNHKで「自衛隊派遣」を示唆

2015-01-26 20:13:30 | シェアー


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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156705より転載

人質殺害を口実に…安倍首相がNHKで「自衛隊派遣」を示唆

2015年1月26日

 日本も「有志国連合」の仲間入り/(C)AP

 

「最悪の事態」がとうとう現実となった。過激組織「イスラム国」による日本人人質殺害事件。こうなったのも、安倍首相が外遊先のカイロで、能天気ヅラして「イスラム国対策にカネを出す」と“宣戦布告”したのが原因だ。
安倍首相は、イスラム国側から「アベ、おまえがハルナ殺した」と名指しされ、さぞ自責の念に駆られているのだろうと思ったら違った。
「反省」どころか、今回のテロ殺害事件を安全保障や集団的自衛権の法改正問題と結び付けて“政治利用”しようとしているから許し難い。

「この(テロ殺害事件)ように海外で邦人が危害に遭ったとき、自衛隊が救出できるための法整備をしっかりする」――。

 25日、NHKの日曜討論に出演した安倍首相。26日開会の通常国会で、安全保障と集団的自衛権の関連法案の成立に向けた意気込みを問われた際、こう強調していた。聞き手の島田敏男・解説委員が気心の知れた「寿司仲間」のために気が緩んだのだろうが、これは衝撃発言だ。

 安倍政権は昨年7月に国民の反対を押し切って「集団的自衛権」の行使容認をめぐる解釈改憲を閣議決定した。その際、武力行使できる新たな要件として、「日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由と幸福の追求権が根底から覆される明白な危険がある」「日本の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がない」「必要最小限の実力行使にとどまる」の3つを挙げていたはずだ。今回のテロ殺害事件と集団的自衛権は何ら関係がないし、新3要件も当てはまらない。それなのに、安倍首相は今国会で審議される安全保障や集団的自衛権とテロ殺害事件をごちゃ混ぜにして自衛隊派遣に前のめりになっているのだ。

■後方支援は実質的な武力行使

 さらに驚いたのは、イスラム国と戦闘状態にある米英などが主導する「有志国連合」との連携について、慎重姿勢を示しつつも「我々に求められるのは軍事的な貢献ではない。後方支援は武力行使ではない」と踏み込んだことだ。日本も「有志国連合」に名を連ねているとはいえ、これまで積極参加の姿勢は示してこなかった。後方支援とはいえ、日本が自衛隊を派遣して「武力行使」に加われば、自衛隊員が戦闘に巻き込まれたり、報復テロの標的になったりするのは避けられない。

 軍事評論家の神浦元彰氏はこう言う。
「後方支援がなければ前線の戦闘は成り立ちません。つまり、後方支援は紛れもない武力行使です。安倍首相は自衛隊を派遣したり、特殊部隊を作ったりすれば解決すると考えているようだが、最大の軍事力を持つ米軍でさえも、特殊部隊によるイスラム国襲撃が失敗しているのです。安倍首相が想定しているのは、しょせんは『戦争ごっこ』。軍事を何も分かっていない。そんな日本が『有志国連合』に加わり、自衛隊を派遣して一体何ができるというのでしょうか」

「有志国連合」の軍事作戦に参加しているカナダやオーストラリア、フランスは、イスラム系過激派によるテロが相次いでいる。安倍首相の暴走を止めないと、日本は「テロの連鎖」の泥沼にはまることになる。


 

自民、憲法改正の重要項目選定へ/96条、国防軍、緊急事態、これをやられたら憲法は事実上無力化!

2015-01-26 18:52:21 | シェアー

 

 想田 和弘さんのFBより 

 

火事場泥棒をやらかそうってのか。

「重要項目」のうち特に危険なのは「96条」「国防軍」「緊急事態」。これをやられたら憲法は事実上無力化する。民主主義国を名乗れなくなる。


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http://www.sankei.com/politics/news/150125/plt1501250006-n1.htmlより転載

2015.1.25 06:07

産経ニュース

自民、憲法改正の重要項目選定へ 2月に党内提示…国防軍創設や改正手続きも

 自民党が、憲法改正の必要性が強いと考える重要項目のリストアップに着手したことが24日、分かった。他党の賛同を得やすい項目が中心になるほか、自民党が重視する9条や改正手続きを定めた96条も盛り込む方針だ。新憲法制定を綱領に掲げる政党として、26日召集の通常国会で改憲論議を進められるよう、最初に取り組むべき改憲のテーマを絞り込む狙いがある。

 重要項目は、平成24年に自民党が発表した「憲法改正草案」(全102条)を土台に選定する。2月に開催予定の憲法改正推進本部(船田元本部長)の総会で党所属議員に示す予定だ。

 草案は「国防軍」を創設する9条改正や、改正発議要件を衆参両院の「3分の2以上」から「2分の1以上」に緩和する96条改正などの方向性を打ち出した。

 重要項目はこの2つのほか、現行憲法に規定されていない緊急事態条項や環境権の創設、裁判官の給与引き下げや私学助成が可能であると読み取れる条文への改正などが含まれる予定で、関係する条文数は40前後となる見込みだ。

 菅義偉官房長官は10日のテレビ番組で、憲法改正で最初に取り組むテーマとして環境権創設や私学助成を挙げた。

 9条や96条の改正は、民主党だけでなく与党の公明党にも抵抗があり、最初に取り組むにはハードルが高いとされている。それでも、安倍晋三首相が重視する項目だ。

 推進本部幹部は「(9条と96条は)リストには入れる。自民党の意志を示すことは大切だ」と明言する。

 また、護憲勢力が「復古的だ」などと批判する草案の改訂は今回、行わない方針だ。ただ、憲法改正原案をまとめる段階で内容が変わる可能性もある。


 


本日発売の週刊ポスト:安倍は「イスラム国テロでツイている」と笑ったと…/「死刑囚の釈放頼めぬ」

2015-01-26 14:41:50 | シェアー
安倍首相中東訪問 外務省は時期悪いと指摘も首相の反応は逆
NEWSポストセブン

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(1月26日)本日発売の週刊ポストより
= 安倍は「イスラム国テロ」に 「俺はツイている」とほくそ笑んだ 

   
          P34~


 
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http://www.amakiblog.com/archives/2015/01/26/より転載

2015年01月26日

オバマと安倍を結びつけることになったイスラム国人質事件

天木直人
天木 直人

 人質事件の交渉対象が身代金から人質の相互解放に急変した。

 しかし、これによって邦人解放のハードルは格段に高くなった。

 イスラム国が要求する自爆テロ犯人をヨルダンが釈放することはあり得ない。

 それはアブドラ国王やヨルダン国民が許さないのではない。

 米国が許さないからだ。

 自爆テロ犯人を釈放するということは文字通り「テロに屈する」ことだ。

 身代金で譲歩することとは次元が違うのだ。

 急きょオバマ大統領と安倍首相の10分間の電話会談が行われ、そこで日米結束が確認されたとNHKが報じた。

 もはや結論は出ているということだ。

 テロとの戦いに勝つことは、いまやオバマ大統領にとって最重要の命題だ。

 そしてオバマ大統領はそのテロとの戦いで行き詰まっている。

 そんな中で、安倍首相が邦人の犠牲を乗り越えてテロとの戦いに結束してくれる。

 その一方で、ことごとく行き詰まった安倍首相の最後のよりどころは、日米同盟の結束だ。

 そのためには今の安倍首相は何でもする。

 日米新防衛ガイドラインにしても、辺野古にしても、TPPにしても、テロの巻き添えも、国民の犠牲などお構いなしに対米従属に走る。

 きょう発売の週刊ポストが、安倍首相は「テロでついている」と笑ったと書いている。 (←「イスラム国テロで・・・」が正しい。)

 それが真実かどうかわからない。

 しかし、日本人人質事件をきっかけに相性の悪いオバマ大統領と安倍首相が接近しつつあることは事実だ。

 自らの生き残りのために米国に従属する。

 これは歴代自民党政権の首相の常だった。

 しかしその中でも安倍首相は群を抜いている。

 気に食わない米国の大統領でも、保身のためには従属するしかない。

 そのためには国民の犠牲などお構いなしだ。

 これが安倍首相の今の心境ではないか。

 そう考えると、これまでの自民党のどの首相よりも許しがたい首相に見えてくる(了)

 

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s_screenshot25-01-2015 204903dsfisipdido1111by真実を探すブログ

「死刑囚の釈放頼めぬ」=政府対応に限界-邦人人質事件
URL http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2015012500206

引用:
 日本人2人を拘束した過激組織「イスラム国」とみられるグループは、ヨルダンで収監中の死刑囚釈放という新たな要求を持ち出した。しかし、安倍晋三首相は25日のオバマ米大統領との電話会談で「テロには屈しない」と重ねて強調。政府内では「ヨルダンに釈放を頼むことはない」(外務省幹部)との声が漏れる。

 テロリスト側との接触も思うに任せず、打てる手は限られている。
 首相は25日のNHK番組で「人命第一の観点から、ヨルダンとも緊密に連携しながら対応に当たりたい」と述べ、同国の協力を得て人質救出に努めていると説明した。
:引用終了

 


 


【邦人人質事件】後藤健二さんとみられる男性の音声、声紋分析で99.9%本人との結果に!

2015-01-26 14:31:42 | シェアー

http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5306.htmlより転載

【邦人人質事件】

後藤健二さんとみられる男性の音声、声紋分析で99.9%本人との結果に!イスラム国は湯川さんの殺害を正式に認める!

s_screenshot26-01-2015 024432sdsio
先日にイスラム国が公開した最新の映像に後藤健二さんと見られる男性が写っていましたが、専門家が音声を分析してみたところ、ほぼ確実に後藤健二さん本人の音声であることが分かりました。
声紋を分析したのは音響研究所の鈴木松美所長で、鈴木所長は「99・9%、後藤さん本人の声だ」と分析結果を語ってくれています。分析結果では英語で「ケンジ・ゴトウ」と名乗る部分だけで語尾が上がる点など10カ所の特徴が一致し、他人とは考えられないとの結果になりました。

また、イスラム国は1月25日夜にインターネットなどを通じて発信しているラジオで「警告したどおり日本人の人質を殺した」等と述べ、湯川さんの殺害を正式に認める発言をしています。騒動に便乗した別の組織の犯行である可能性も指摘されていましたが、これで湯川さんの死亡が確定したことになったと言えるでしょう。

湯川さんのご冥福を心から祈ると共に、これ以上の犠牲者を出す前に騒動が終わって欲しいと思います。


☆後藤健二さんとみられる男性の音声 声紋から99.9%本人と専門家が分析
URL http://news.livedoor.com/article/detail/9713281/

引用:
他人なら2カ所程度の一致点、10カ所も
 犯罪捜査の音声分析に携わってきた音響研究所の鈴木松美所長(74)によると、拘束前に後藤さんが「何か起こっても責任は私自身にあります」などと日本語と英語で話していた動画と、今回の画像を分析。英語で「ケンジ・ゴトウ」と名乗る部分だけで語尾が上がる点など10カ所の特徴が一致したという。他人の場合は2カ所程度にとどまるといい、鈴木所長は「99・9%、後藤さん本人の声だ」と分析する。
:引用終了

☆「イスラム国」湯川さんの殺害認める
URL http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150126/k10014958811000.html

引用:
1月26日 1時26分
イスラム過激派組織「イスラム国」は25日午後(日本時間25日夜)、インターネットなどを通じて発信しているラジオで「イスラム国は、警告したどおり日本人の人質を殺した。イスラム国が出したビデオで、2人目の日本人の人質は『湯川が死刑にされた』と言った」として、湯川遥菜さんを殺害したことを認めました。
:引用終了


後藤健二さんの妻にも同じ画像メール届く - YouTube

www.youtube.com/watch?v=SpDLkjdkLLo