異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

【画像】自民党の暴走を止めるのは、今を生きる国民の務めであり責任です。(画家 堀文子)

2015-08-09 16:46:31 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

                                                                      画像byYoshihito HashimotoさんFB
2014/1/12(日)
東京新聞
堀文子

「 国民に相談もなく、十分な説明もせず瞬く間に特定秘密保護法を衆参両院とも通過させた現政権の独断を私は許しません。
 無謀な戦争を企て、何百万の兵士と国民の命を奪い、全国の都市を焼き、歴史が残した貴重な文化遺産を灰燼に帰した第二次世界大戦の苦難。その過ちの末、私たちが得た平和憲法は、日本人の血と命から生まれた世界史に残る戦争放棄の誓いでした。...
 日本が軍事行動を起こすため、政府は平和憲法を改正したいが、国民の同意を得るのは難しい。そのことを知った与党は、平和を装いながら特定秘密保護法をつくりました

「国益のため」と本心を隠し、反逆者の名目で反対意見を抹殺するため、この法をつくったと思います。

 平和を望む者を罪人にしてしまうかもしれないこの悪法は、かつての治安維持法そのものです。 この法のために国民の反戦意見は抹殺され、戦争の地獄への道連れにされたのです。

オリンピックに血道をあげさせ、国民を享楽的にさせた当時の国情と今の世相があまりに似ているのに私は戦慄を覚えます。

 日本は再び危険な野望に向けて暴走を始めたように思えてなりません。今こそ国民が一致団結して危険な法の粉砕を図らなければ、後世に禍根を残します。

今なら入り口に戻り、路線を変えられます。

 自民党の暴走を止めるのは、今を生きる国民の務めであり、責任です。

 危急存亡のとき、国の暴走を許さぬ賢い日本人になる必要があるとつくづく思います。

画家 堀文子 95(神奈川県大磯町)」
 
 
 

憲法は「権力という野蛮な動物」を管理するためにあるー小林節氏が語る「立憲主義」

2015-08-09 16:45:09 | 憲法

http://www.bengo4.com/other/1146/1287/n_3522/

憲法は「権力という野蛮な動物」を管理するためにあるー小林節氏が語る「立憲主義」

憲法は「権力という野蛮な動物」を管理するためにあるーー小林節氏が語る「立憲主義」登壇者たち

70回目の終戦記念日を間近に控えた8月7日、東京弁護士会は戦後70年企画として「伝える 平和と憲法の意味」と題したシンポジウムを開催した。基調講演とパネルディスカッションには、憲法学者の小林節慶大名誉教授、元NHKアナウンサーでフリージャーナリストの堀潤さん、元日弁連会長の平山正剛弁護士が登壇し、「平和と憲法」について、それぞれの思いを語った。

 

●国民が「プロパガンダ」に利用されないために

 

堀さんは、ジャーナリストの立場から、戦争に向かう国家がプロパガンダ(政治的な宣伝)によって国民を利用する危険性を指摘。「無知であることと、無関心であることといった国民側の問題も、真摯に受け止めなければならない」と述べる。

 

「ナチスドイツは、『(第一次世界大戦で)失った誇りを取り戻すんだ』とプロパガンダ戦を展開した。きれいな音楽、きれいな風景、きれいな物語を発信して、ドイツ国民の支持を得て、彼ら(ナチス)は栄えていった」とナチスがドイツで支持された経緯に触れ、「同じ轍を踏まないために、私たち市民社会側が『自分たちでどう防御できるのか』ということをしっかり考えていかなければならない。そのために、メディアは、徹底的に情報を公開していかなければならない」と報道の役割を訴えた。

 

●憲法は「権力という野蛮な動物」を管理するためにある

 

議論は、衆議院を通過し、現在参議院で審議が続いている安保法案にも及んだ。

 

政府・与党の安保法案を「違憲」と批判する小林名誉教授は、仮に法案が成立したとしても、選挙によって事態を打開できると主張した。

 

「彼ら(自民党)に政権を与えたのは我々だ。その責任を取らなければならない」としたうえで、「安倍政権は、閣議決定で憲法解釈を膨らませた。こちらも、政権交代をして、閣議決定でもとに戻せばいい。成立した安保法案を廃止する法案を通せばいい」と訴えた。

 

また、「権力は人間が担うから誤作動をしかねない。憲法という道具を使って、権力という野蛮な動物を管理する位置関係にある。間違っても、権力者が憲法を使いこなして、国民をしつけるといったバカなことを言わせてならない」と立憲主義の意義を語った。

 

小学4年生のときに終戦をむかえ、戦争で2人の兄を失くしたという平山弁護士は「今、我々が平和の旗である憲法9条を下ろしたら、戦後70年間築いてきた平和、信頼を損なうことになる。我々はそう思っていなくても、近隣諸国からみれば、戦前のように、戦争を辞さない国になるのかと誤解される可能性がある。だから、絶対にこの旗を降ろしてはならない」と平和憲法の重要性を訴えた。

(弁護士ドットコムニュース)

 

 


あのマンガ家たちから明快な“戦争NO!”の声が …「ビッグコミックオリジナル 戦後70周年増刊号」

2015-08-09 16:44:02 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

リテラ http://lite-ra.com/2015/08/post-1366.html

あのマンガ家たちがマンガで伝える反戦メッセージ…水木しげる、山上たつひこ、松本零士から浅野いにおまで集結

2015.08.08
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「ビッグコミックオリジナル 戦後70周年増刊号」(小学館)

 安部晋三首相による「戦後70年談話」発表を前にして、マンガ界から明快な“戦争NO!”の声があげられた。  「ビッグコミックオリジナル 戦後70周年増刊号」(小学館)である。

 掲載されているのは、描きおろしと再掲をあわせた16作品。どれも「戦争」を題材にした粒ぞろいの名作ばかりで、第一級のマンガアンソロジーとなっている。

 執筆陣は水木しげる、松本零士、花輪和一、滝田ゆう、山上たつひこ、そして絵本作家の大家・井上洋介とそうそうたる面子。さらに、これら大御所の名前に、浅野いにお、さそうあきら、三島衛里子といった現代マンガシーンを牽引する注目作家が並置されているというのも、なかなかお目にかかれない光景だ。

 本企画の目玉はなんといっても、水木しげるの描きおろし「人間玉」だろう。

 本作は、水木自身の戦争体験を題材としたもの。舞台はラバウル島に向かう輸送船、水木二等兵をふくむ兵隊たちは「ドレイ船以下」の状態で船底に押し込まれている。ここで敵襲の号令が鳴る。甲板へ出るには、一本の縄ばしごで上がるしかない。死に物狂いで縄につかまろうとする幾百人もの若い兵。人間に人間がしがみつき、結局身動きがとれなくなって、まるで巨大な玉となってしまう。その中ほどにいる水木は応戦の前に危うく窒息死しそうになるが……。

 本作について水木は、次のようなコメントを寄せている。

〈この船に乗っている時は「死」とか「無」に向かっていくような気持ちだった。だから、誰も先のことは考えないようにしていたネ。まもなくこの演習のような、そういう「死」を迎える状態がくるんだな、と思っていた。「ストップ人間玉!」だ。〉

 しかし一方で、解説の中条省平氏も言うとおり、極限状況を描きながらもどこかユーモラスな点を残していて、その感覚がマンガとしての風格をより醸し出している。まさに天才・水木しげるの衰えない才能を感じさせる一作だ。

 それにたいして、不条理ギャグ漫画『がきデカ』で知られる山上たつひこの『光る風』は徹底的にシリアスを追求した傑作である。

 本作は1970年に描かれた著者渾身のディストピアSF。今回再掲されているのは、その一エピソードであるが、これが強烈。軍部と警察が肥大化した管理社会に、四肢切断の状態で戦場から帰還した軍国主義者がどのような末路を辿るのか……。

 正直、断片の一話なので物語の全体像は(呉智英氏の解説原稿を読まなければ)皆目わからないのだが、この圧倒的な描写に触れたら全編通して読みたくなるのは間違いない。筆者も最近復刊された愛蔵版を速攻ポチってしまった。

 作家によって「戦争」への視点は様々。なかでも現代的な感覚を糧にアプローチしている作品が多くて興味深い。

 たとえば、さそうあきら「菜々子戦記」は、現代に生きる「おバカちゃん」の女子高生が、家族の歴史を通じて戦争という過去への意識に目覚める話。聞きかじりで韓国の悪口を言っていたら、隣にいた親友が実は在日韓国人だったというくだりがなんとも示唆的である。

 また、突飛だが、実際ありえなくもなさそうなのが、あまやゆうき+吉田史朗「僕はあの歌が思い出せない」。日本がどこかの国と戦争をしている近未来、自称アーティストのオタク青年がネットに投稿した動画が、いつのまにか戦意昂揚プロパガンダに利用され、影響を受けた若者が特攻で死にまくっている。しかしつくった当の本人は自分が加担したことに無自覚なまま。日常パートと戦場パートのタッチの違いがより皮肉さを増す力作だ。

 そのほか、スマホが物語の鍵となる浅野いにお「きのこたけのこ」や、高橋しんによる『最終兵器彼女』のスピンオフ「LOVE STORY, KILLED」なども極めてアクチュアルな戦争マンガになっている。これらを比べながら一度に読めるというのもこの企画ならではの体験だろう。

 さて、このようにヴァラエティに富んだ作品群を堪能したあと、改めて気付かされるのは、戦争の悲惨にずっと立ち向かってきたマンガという文化の豊穣さだ。実は本号には、それを読者に意識させるような仕掛けがほどこされている。

 それは巻頭ピンナップ。表紙をめくると、まず目に飛び込んでくるのは画家・藤田嗣治の「アッツ島玉砕」という戦争画。無数の兵士が画面を埋めつくす凄惨な殺し合いを描いた一枚だ。

 そして、その裏面には戦争×マンガの歴史を俯瞰するようなコラージュ。『アドルフに告ぐ』、『はだしのゲン』、『気分はもう戦争』など歴史に残る名作戦争マンガのコマ・台詞がかなりポップな調子で配置されているのだ。

 この表裏のコントラストにはとても文面では伝えきれない感動があるので、ぜひ実際にご覧いただきたいと思う。

 編集後記によると、戦後70年談話に軽くぶちあてるくらいの気持ちで始まったこの企画は、事態の進展を受けて、どんどん「緊張感をはらんだ物」になっていったそうだ。

漫画家はやはり自由の民です。本能的にお上の胡散臭さを嗅ぎ分けてますし、自分の生死は自分の戦場で決めたいと考えています。だからこの増刊は時代のカナリアかもしれません。〉

 マンガ評論家の南信長氏が本号への寄稿文で述べているように「今や日本が世界に誇る文化となったマンガ。その発展は、戦後70年間、まがりなりにも続いた平和のおかげにほかならない」。

 これだけは断言できる。日本が──コンテンツ立国をうたうこの国がすべきことは、平和を守り続けることであって、絶対に戦争ではないのだ。 
松本 滋

 

 


戦時に引き戻される感覚 自由考えられず 空襲、火の海を逃げた(八千草薫さん)

2015-08-09 16:43:20 | 平和 戦争 自衛隊

毎日新聞http://mainichi.jp/shimen/news/20150809ddm001040177000c.html

 

千の証言:戦時、引き戻される感覚 自由考えられず 空襲、火の海を逃げた 八千草薫さん(84)

毎日新聞 2015年08月09日 東京朝刊

=小川昌宏撮影
=小川昌宏撮影
 

 太平洋戦争末期の米軍による日本の都市への無差別爆撃は、終戦の日の8月15日まで執拗(しつよう)に続き、国内は焦土と化した。女優の八千草薫さん(84)が育った大阪市も繰り返し空襲され、八千草さんは「火の海」を逃げ惑った。安全保障関連法案の国会審議が進む今、「昔に引き戻される感覚になる」と語る。

 シャー、シャーっていう大きな音がするんです。焼夷(しょうい)弾が落ちてくる時って。本当に嫌な音。一気に燃え広がる。いつのころからでしょうね。寝間着を着ずにもんぺ姿のまま寝るようになりました。

 <1944年末から終戦までに大阪府が受けた空襲は50回を超える。うち8回はB29が100機以上来襲した大空襲。市内だけでも1万人以上が亡くなった>

 火の海を母と逃げました。母がお布団を用水槽につけ、水を吸い込んで重くなった布団を頭からかぶって、火のない方へ火のない方へと。火は消えるのではなくて、焼き尽くして終わるんです。何もなくなって、遠くの方までよく見えました。

 <45年8月15日の終戦直前、自宅が空襲で焼失した。空襲被害の公的記録は乏しく、いつの空襲なのかは特定できない>

 8月に入ってからだったと思います。それほど大きな空襲ではなくて。家が燃えてしまうのを少し離れた所から見ていました。大事にしていたオランダ人形が燃えてしまう、そんなことを考えて。終戦の時、母たち大人は泣いていましたけれど、子供だった私は、もうちょっと終戦が早ければ家が焼かれずにすんだのにって悔しく思ったことをはっきり覚えております。

 <ミッションスクールに通っていた戦争末期、学校で授業はなかった>

 勉強したいとか、自分の希望なんて通用しない。礼拝もなくなりました。自由なんて考えられない。戦争に勝つとか負けるとかを考えることもなく、ただただ決められた通りに従っていました。畑でお芋をつくったり、学校ではなく工場に通って、分厚い紙を機械で丸くくりぬいたり。工場でいただく昼食は、いつもお豆ご飯。ご飯といっても黒っぽいんですよ。ほとんどがお豆ですから。

 <46年に宝塚音楽学校を受験、合格する>

 衝動的に受験したんです。勢いで。きれいなものに、うんと包まれたいっていう思いがすごくあって。踊りたいとか歌いたいとか、具体的に将来を描いていたわけではないんです。宝塚という響きに漠然と広がる夢を見ました。戦時中はそういう世界とかけ離れていましたでしょ。夢に飢えていたのかもしれません。

 <最近、若い世代に戦争があった時代を知ってほしいと思うようになった>

 街はどんどん復興して、変わり過ぎるくらい変わって、「新しい日本に生まれ変わった」って納得したかのように生きていましたのに、最近はまた、あの頃に引き戻されるような感覚になるんです。

 <安保法案を巡る政治の動きに心が落ち着かない>

 何が良いのか悪いのか考えていますけど、よく分からないままに変えられてしまう。どうしてそんなに急いで決めるの?と思います。反対する方たちは「戦争は嫌い」とおっしゃっていますよね。その不安とその声を理解するにはやはり、戦争をもっと深く考えないといけないと思います。【聞き手・山田奈緒】

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 ■人物略歴

 ◇やちぐさ・かおる

 1931年、大阪市生まれ。47年に宝塚歌劇団入団。娘役として活躍しながら映画デビューも果たし、清純派女優として人気を博す。57年に退団後も映画やテレビ、舞台に多く出演している。今年公開の映画「ゆずり葉の頃」に主演。


「終戦への道 1975年8月8日再現日録」14 (東京新聞 2015.8.9 朝刊)

2015-08-09 16:36:08 | ご案内

 「終戦への道 1975年8月8日再現日録」14(東京新聞 2015.8.9朝刊)

                                                                                     画像by原田 茂