異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

「敗戦70年を迎えて」濱田 邦夫 – 弁護士

2015-08-17 21:49:38 | 平和 戦争 自衛隊
戦後70年~ 過去の戦争で引き起こされた人権侵害に向き合い、未来に誓う
過去の戦争で引き起こされた人権侵害に向き合い、未来に誓う

http://afterwar70.hrn.or.jp/message/112/

「敗戦70年を迎えて」濱田 邦夫 – 弁護士 

濱田 邦夫
弁護士

濱田邦夫氏昭和20年8月15日正午過ぎの空は晴れわたり、青かった。

静岡第一師範学校付属国民学校3年生(満9歳)であった筆者は、同年6月⒚日の空襲で焼け残った東鷹匠町の我が家に、ひとりで留守番をしていた。終戦の詔勅のラジオ放送は聞き取れたが、内容は良く分からなかった。しかし、「堪ヘ難キヲ堪ヘ 忍ヒ難キヲ忍ヒ」などの部分から、「大東亜戦争」に日本は負けたらしい、とは分かった。

この大戦で、筆者の家族や親族から死傷者は出なかったが、静岡の空襲直後に、自宅近くの路上に上半身のない焼死体を見た記憶がある。戦中・戦後の食糧難や、広島・長崎に落とされた「新型爆弾」など、戦争はもうたくさんと思った筆者の原点がある。

中心部が焼け野原となった静岡市に、間もなく「進駐軍」のアメリカ兵が姿を現した。濃い草色の軍服の右肩に馬の首のマーク(第7騎兵隊か?)をつけ、馬の代わりにジープを乗り回していた。それまで伝えられていた「鬼畜」のイメージとは、やや異なっていた。

空襲警報のサイレンがなくなり、夜の灯火管制もなくなったことにはほっとしたが、大人たちの言動が敗戦の前後で一変したことに、子供ながら違和感を覚えた。そのわだかまりもあり、自分では米兵に対し「ギブミーチョコレート」とは絶対に言わなかった。(そのためか、米兵から直接物をもらったことはほとんどない。)

学校の教科書には部分的に墨を塗らされ、またかなり厚手の副読本の「民主主義」が配られた。戦後の「民主教育」の始まりである。筆者の世代は、戦前の教育と戦後の教育の両方を体験し、今日まで70年の間、新憲法の下で自由な民主主義社会と経済発展、そしてその変容を謳歌ないし詠嘆したと云えよう。

最近の我が国の政治状況は、この憲法と民主主義の視点からみると、由々しき段階に直面している。戦後民主主義教育の申し子であり、かつ半分引退したとはいえ法律専門家である筆者は、勇気をもって自分の考えを世に問う必要がある。今できるだけ多くの人々が発言をしないと、愚かな戦争に至った戦前(これが70年前の戦争のことなのは、世界的に見て稀有なことである。)の道筋を、日本が再び辿ることになる。

今我が国の政治および社会に必要なことは、幻想(一方的に作り出された、現実から遊離した自己満足)に振り回されずに、自分自身、家族関係、近隣・地域社会、日本全体、東アジア、世界全体の現実を冷静に把握・分析することである。政治の目的は、国民の生命・財産を守り、その福祉を増進し、近隣諸国および世界各国との良好かつ建設的な関係を確立することである。そのためには、政治家に(また主権者の筈の国民にも)知性、品性および理性が必要である。

近隣諸国との関係においては、過去に実際に起こったことおよび日本人が国として、また個人として行ったことをしっかりと受け止め、清算する必要がある。各国の国内事情からくる国際法的には必ずしも適正ではない要求に対処するためには、ただこれに反発して、「反省はするがお詫びはしない」といった傲慢な態度をとるべきではない。できるだけ客観的な歴史認識を共有するための真摯な努力を、相互にしなければならない。現世利益である経済の観点から見ても、その方が関係各国(また各国民)にとり、よほど益しである。

我が国の世界への貢献は、その文化、経済力および技術力によって行うべきであり、軍事力によってではない。自衛に限定された軍事力を超えてこれを保持しようとする試みは、単に軍事力増強の悪循環を地域的にまた世界規模で招くことにしかならない。これは過去70年で積み上げられた、特定の使命感に囚われない経済・技術・文化の利用による相手国または地域の自力での発展を援助する、平和国家としての我が国のイメージを著しく損なう暴挙である。

世界各地で起こっているいろいろな紛争に対処するためには、経済援助や技術供与といった対応の他に、日本文化の伝統である「曖昧さ」ないし「白黒の決着に固執しない態度」で利害を調整する技法も利用できるはずである。もっとも、短期的な現実利益を実現するために、中期的・長期的な「正義」や「公平」の理念を忘れてはならないのは、云うまでもない。

国内的には、一部の政治家とその仲間による度を過ぎた言論操作や自由な意見表明を押殺しようとする態度に、国民は総力を挙げて反対すべきである。そのためには、自由で批判精神を持つメディア、平等な投票権に基づく国民の政治参加、司法の役割の発揮およびその尊重が不可欠である。また、国民の一人一人が、自由に生き生きと「今」を生きられる社会を、不断の努力により築き上げ維持してゆく気概を持ち、そのために力を尽くすべきである。

弁護士 濱田 邦夫
(2015年8月9日記)

 

 


GDP4~6月期 年率換算 -1.6% / 「アベノミクスは破綻か」(東京新聞 社説)

2015-08-17 14:20:01 | 経済 金融

   NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20150817/k10010192711000.html

GDP4月~6月 3期ぶりにマイナス

8月17日 8時54分
GDP4月~6月 3期ぶりにマイナス
 
ことし4月から6月までのGDP=国内総生産は、個人消費が大幅に落ち込んだことや円安にもかかわらず、輸出が減少したことなどから、前の3か月と比べて実質でマイナス0.4%、年率に換算してマイナス1.6%と、3期ぶりにマイナスとなりました。
内閣府が発表した、ことし4月から6月までのGDPの伸び率の速報値は、物価の変動を除いた実質で前の3か月と比べてマイナス0.4%となりました。この伸びが1年間続いた場合の年率に換算しますと、マイナス1.6%となり、3期ぶりにマイナスとなりました。
主な項目では、GDPのおよそ60%を占める「個人消費」が、天候不順の影響でエアコンなどの売り上げが振るわなかったことや、食料品や日用品の相次ぐ値上げを背景に、マイナス0.8%と大幅な落ち込みとなりました。
個人消費がマイナスになったのは、消費増税直後の去年4月から6月までのGDP以来です。
また、「企業の設備投資」は業績は好調なものの0.1%のマイナス、「外需」は円安にもかかわらず、中国経済の減速でスマートフォン向けの電子部品などの輸出が落ち込んだ影響で、GDPを0.3ポイント押し下げました。
一方、「住宅投資」は消費増税の影響が一巡し持ち直しが続いていることを受けて1.9%のプラス。「公共投資」は去年12月に決定した経済対策の効果で2.6%のプラスでした。

甘利大臣「もう一段の努力が必要」

甘利経済再生担当大臣は、ことし4月から6月までのGDPが3期ぶりにマイナスに転じたことについて記者会見で、「輸出の減少と消費の弱含み、それに設備投資も期待されているような上昇局面にない」と述べました。
そのうえで、甘利大臣は「生活必需品や生鮮食品など身近なものの価格が上がっているため、物価の上昇に賃上げが追いついていないという肌感覚が広がっている。ただ、先月から今月にかけては真夏日が続き、エアコンの需要も伸びているので、個人消費が回復する見込みはかなりあると思う」と述べました。
そして甘利大臣は「企業収益が過去最高水準にあるが、経済の好循環につなげていくためには賃上げと設備投資のもう一段の努力が必要だ」と述べました。

専門家の見方は

「SMBC日興証券」の宮前耕也シニアエコノミストは、「マイナスの数字自体は、ある程度予測に近い落ち込みだが、中身を見ると輸出が大きく落ち込んだうえ、消費も弱く厳しいものと言える。景気は回復からは少しペースが鈍っている、あるいは踊り場の局面にあるといっていいと思う」としています。
そのうえで、「7月から9月までのGDPでは、個人消費が猛暑や9月の連休の効果で反発してくるが、輸出は中国経済が回復に転じているとは言えず、伸び悩むと思う。中国の経済は東南アジアにも波及する傾向にあり、輸出が伸びなければ国内の製造業の設備投資にも影響するため、場合によっては2期連続のマイナスも否定できない」としています。

一方、野村証券のチーフエコノミスト、木下智夫さんは、「1月から3月までのGDPがかなり高かったので、その反動が出た面もあるように思う。1月から6月をならしてみれば、日本経済は前の期と比べて成長している」としています。
そのうえで、木下さんは今後の見通しについて「成長のエンジンは民間消費、設備投資、それに輸出の3つがあるので、どれか1つがなくなったとしても、ある程度の成長率は確保できる。7月から9月までのGDPは、日本経済の本来の実力が発揮されると思う」としています。

 

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東京新聞 社説 2015年8月18日 「アベノミクスは破綻か」


韓国で土下座謝罪? 鳩山氏本人が激白「これがなぜ国益を損なうのか?」

2015-08-17 13:50:51 | 政治 選挙 

 http://www.mag2.com/p/news/25627?utm_medium=email&utm_source=mag_news_0817&utm_campaign=mag_news_0817

韓国で土下座謝罪? 鳩山氏本人が激白「これがなぜ国益を損なうのか?」

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先日、韓国・ソウル市内にある西大門刑務所の跡地にある慰霊碑に、跪いて頭を下げたとして、猛烈な批判にさらされている鳩山由紀夫元首相。14日にジャーナリストの上杉隆氏がアンカーを務めるインターネット報道番組「ニューズ・オプエド」に生出演し、今回の騒動について語った

 

炎上するな……と思ったが、ひるむべきではないと思った

帰国早々、自宅前には右翼の街宣車が大挙して襲来中とのことで、「ネトウヨだけでなく、本当の右翼の方々もおいでいただいている」と冗談交じりで語った鳩山氏。

今回の渡韓については、もともと「東アジア国際平和会議」という会議への出席が主な目的で、日本からは鳩山氏のほか、近藤昭一氏(民主)や照屋寛徳氏(社民)といった現職の国会議員たちも同行していたという。

鳩山氏によると、西大門刑務所への訪問は現地にて決断。日本統治時代には思想犯・政治犯などが投獄されていた西大門刑務所には、韓国国内でこのところ英雄視されているという柳寛順をはじめ、多くの独立運動家が過酷な拷問で命を落としたという歴史があり、それに対し「日本側からメッセージを出さないのはおかしいだろう」という思いから、訪問することが適切であると考えたという。

また、批判を集めている例の行為については、「慰霊碑の前に黒い敷布が敷かれていて、常識的にそこを土足で行くわけにはいかない」と思ったとのことで、「日本でもお仏壇の前では、座って手を合わせてお辞儀するのが普通で、跪いたことには違和感がなかった。韓国式の形でお参りをさせていただいた」と説明。そのいっぽうで「“これは炎上するだろうな……”とは思ったが、それでもひるむべきではないと思った」と、率直な胸中も明かした。

 

外交とはひとつである必要はない

いっぽうで、「終戦の日」目前というタイミングでの今回のアクションについては、「安倍総理による戦後70年談話が、どのような形になるのかということで、韓国の人たちも非常に注目していた時期だから、行くことに大きな価値があった」と、安倍談話を大いに意識しての行動だったと認めた鳩山氏。

この時期の訪韓は国益を損ないかねないのでは、という批判に対して鳩山氏は、帰国後に韓国の駐日大使からお礼の言葉を掛けられたことを明かし、「韓国の方に感謝された行為が、どうして日本の国益を損なうことになるのか? 日本が行った悪い行為に対しては、それなりの気持ちを示し、それで日本と韓国の距離が近づけば、それが国益となると思っている」と反論した。

また、元首相という立場でのそういった振る舞いは、外交上の混乱を招くのでは?といった意見に対しては、「西大門刑務所への訪問は、小泉純一郎元首相も在任中に行っており、それ自体は政府の方針に反することではない」としたうえで、「外交とはひとつである必要はなく、中国やアメリカなども、もっと複雑な外交をしている。政府がやる外交だけが外交と思い込んでいることが大きな問題」と一刀両断。

「むしろ政府がやりにくい、できないことに関して、民間の立場で何らかの協力をするということは、決して国益に反することではない」と、持論を展開した。

番組内では今回の騒動に関する話題のほか、靖国参拝問題や普天間基地問題などのテーマに関しても言及。その模様は「ニューズ・オプエド」にて視聴できる。

source:『ニューズ・オプエド』

 

 


<琉球新聞 社説>シールズ琉球発足 意義深い主権の行使だ/23日に安保法案反対若者集会

2015-08-17 10:57:03 | 案内 情報 デモ 集会 逮捕

SEALDsRYUKYU

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 (追記 2015.8020)
シールズ琉球のホームページできました。
 

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<社説>シールズ琉球発足 意義深い主権の行使だ

琉球新聞 2015年8月17日 6:01 

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-247381-storytopic-11.html

 安全保障関連法案に反対する県内の若者たちが戦後70年の終戦記念日に「自由と民主主義のための学生緊急行動 琉球・沖縄(シールズ琉球)」という組織を発足させた。23日に北谷町で集会を開催するほか、県内で安保法案の廃案を求める取り組みを進める。県内の若い世代が「戦争参加につながる安保法制に反対」と声を上げたことは意義深い。
 シールズ(SEALDs)は10~20代の学生らが中心となり、法案に反対する集会を東京の国会前などで開催している。東京以外にも東北、関西へと拠点を広げ、琉球は四つ目の団体となる。
 琉球の発足声明文は「この不平等な基地負担に由来する住民被害の歴史と、これらの基地から海外の戦地へ軍が派遣されてきたという事実は、決して看過されるべきものではない」と記し、沖縄の基地負担による「犠牲」と「加害」に触れている。その上でこの二つとの決別を誓った。
 「命が危険にさらされる恐怖を、知っています。だからこそ、戦争参加につながる安保法制に反対します」「私たちはこれ以上戦争に加担したくないという強い思いとともに、新たな軍事基地を絶対につくらせないという覚悟を持っています」と記した。沖縄の状況を的確に踏まえた上での主張に敬意を表したい。若い世代にとどまらず、幅広い層に共感を広げるのではないか。
 安保関連法案に反対する抗議行動は全国各地やさまざまな世代へと広がっている。法案が衆院平和安全法制特別委員会で採決された7月15日には一日中続いた集会に約10万人が集まった。中でも若い世代を主導しているのがシールズだ。こうした動きが沖縄に波及していることの意義を受け止めたい。
 安倍晋三首相の祖父、岸信介元首相は1960年に日米安保条約改定を強行し、国会周辺におびただしい数の人が押し寄せた。それから55年がたち、同じ国会前で多くの人が抗議の声を上げている。
 沖縄には安保法制に加え、政府による名護市辺野古への新基地建設強行という不条理が横たわる。シールズ琉球の発足で、沖縄の置かれている過重な基地負担という現実に若い世代の関心が高まることを期待したい。声明が記しているように、若者も「一人一人が『主権者』として行動しなければならない」ときではないか。

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http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-247339-storytopic-1.html

 安保法案反対、23日に若者500人集会 「シールズ琉球」設立

2015年8月15日 16:41 

会見で「SEALDs RYUKYU(シールズ琉球)」の設立を発表する(右から)元山仁士郎さん、玉城愛さん、名嘉一心さん=15日、那覇市のてんぶす那覇

 参院で審議中の安全保障関連法案に反対する県内の若者たちでつくる団体「SEALDs RYUKYU(シールズ琉球)」が15日設立され、メンバーが那覇市のてんぶす那覇で会見を開いた。22日に勉強会を開き、23日正午から北谷町美浜のカーニバルパーク・ミハマで安保法案に反対する集会を開く。集会規模は500人以上を目指す。
 シールズ関連団体は関西、東北に続いて四つ目。23日の北谷町の集会(街頭行動)は全国の一斉行動に呼応して開く。
 翁長雄志知事が国連でスピーチする予定の9月下旬には、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する行動も計画している。
 中心メンバーの元山仁士郎さん(23)=国際基督教大4年、宜野湾市出身=は在沖米軍基地が朝鮮戦争、ベトナム戦争への出撃基地となった歴史を挙げ「これ以上戦争に加担したくないという思いとともに、新たな軍事基地を絶対に造らせないという覚悟を持っている」と辺野古の新基地建設反対の意思を示した。

 

 

 

 


植村さん、金学順さんの墓前へ。ナヌムの家も訪問。

2015-08-17 10:41:52 | 戦時中性奴隷 慰安婦

植村応援隊

植村隆さん(元朝日新聞記者)は「捏造記者」のレッテルを貼られ、家族や勤務先まで誹謗中朝や脅しなどの被害を受けています。 汚名を晴らし家族らの人権を守り、大学の安全をとり戻すため、名誉棄損裁判を提訴しました。西岡力氏とその発行元を被告に東京地裁へ。櫻井よしこ氏と掲載した週刊誌などの発行元3社を被告に札幌地裁へ。 「植村応援隊」は裁判や言論活動を応援するために1月30日に結成されました。ぜひ一緒に植村応援隊へ参加してください。

http://uemura-supporters.blogspot.jp/

2015年8月16日日曜日

植村さん、金学順さんの墓前へ。ナヌムの家も訪問。

 
 
 
 
金学順さんの墓前で(天安・望郷の丘)
 
 
  国際シンポジウム参加のため、8月12日からソウルに滞在している植村隆さんが15日午前、元慰安婦の故・金学順さんが眠る望郷の丘(韓国中部・天安)を訪ね、初めての墓参を果たしました。
 地元テレビの取材に対し、植村さんは「金学順さんが勇気を絞り名乗り出たことで、慰安婦の事実が知られるようになった。『うそつき』『売春婦』と名誉を傷つけられているのは絶対許せない」と、改めて思いを語りました。
 午後は京畿道広州市にある「ナヌムの家」で、3人の元慰安婦ハルモニと面会。ナヌムの家は約10人の元慰安婦が共同生活を送る福祉施設で、ハルモニたちは植村さんへ「がんばってね」、「安倍は許せん」などと声をかけました。
 また「ナヌムの家」の安信権・所長は「様々な攻撃を受けて、日本で大変な暮らしをされているのではと心配している」と植村さんを気遣いました。
植村さんはあと数日、ソウルへ滞在する予定です。
 
  
 
 
 
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戦争と女性の人権問題の国際シンポジウムに招かれ、12日にソウル入りした植村隆さんは13日、ソウル市内の東北アジア歴史財団で日韓の記者を対象に記者会見しました。
韓国各紙に加え、日本各紙のソウル特派員も出席。韓国各紙が記事を出したほか、時事通信、産経新聞が速報を流しています。
 
【時事通信】
「バッシングに屈しない」=慰安婦報道で元朝日記者
時事通信 8月13日(木)19時42分
【ソウル時事】元朝日新聞記者で従軍慰安婦報道に関わった北星学園大(札幌市)非常勤講師の植村隆氏が13日、ソウルで記者会見し、「不当なバッシングには絶対に屈しない」と強調した。

植村氏は「1991年の記事で、当時韓国で慰安婦の意味で使われていた『挺身(ていしん)隊』という言葉を使った。それが原因で『捏造(ねつぞう)だ』などと激しいバッシングを受けてきた」と説明。「当時は他のメディアも同様の表現を使っていた。私は捏造記者ではない」と述べた。また、「勤務先の大学だけでなく、家族まで脅迫される異常な事態になった。攻撃の異常さが違う」と訴えた。
 
 
【産経新聞】
http://www.sankei.com/world/print/150813/wor1508130026-c.html
2015.8.13 18:40
【歴史戦】植村隆元朝日記者「捏造でないことが証明されれば、有名記者になる」 ソウルで記者会見
 【ソウル=名村隆寛】元朝日新聞記者で慰安婦報道に関わった北星学園大(札幌市)の非常勤講師、植村隆氏が13日、ソウル市内で記者会見し「私は捏造記者ではない。不当なバッシングには絶対に屈しない」とあらためて強調した。
 
植村氏の会見は、韓国政府系機関の東北アジア歴史財団の会議室で行われた。
 
植村氏は、自らが1991年に書いた記事で、当時韓国で慰安婦の意味で使われていた「挺身隊」という表現を使ったことが「日本国内で『ねつ造だ』などと批判を受けてきた」と主張。「当時、他のメディアも同様の表現を使っていたにも関わらず、私だけが標的とされた」とし、「日本の異常なジャーナリズムの状況」として批判した。
 
自らの報道への批判をめぐり、名誉毀損の訴訟を起こした植村氏は「(自分の記事が)ねつ造でないことが証明されれば、(自分は)ひとりの有名な記者になる」と述べた。
 
さらに「こんな些細なことで騒ぐことは慰安婦に対する冒涜(ぼうとく)であり、慰安婦の尊厳のためにも負けられない」とも語った。