http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1768939.htmlより転載
マドンナ「愛の革命へ」トランプ氏へ猫耳帽姿で抗議
トランプ新大統領に抗議する大規模なデモにサプライズ登場したマドンナ(AP)
[2017年1月23日7時46分 紙面から]
ドナルド・トランプ米大統領(70)の就任から一夜明けた21日、ワシントンのホワイトハウスが、ピンクの猫耳帽姿の女性ら50万人に取り囲まれ、抗議の嵐に包まれた。「女性大行進」と名付けられたデモを象徴する帽子は、トランプ氏の女性差別発言にかけ、女性器の隠語の「子猫ちゃん」にかけたもの。歌手マドンナ(58)も黒い猫耳帽姿で登場し「革命が始まる。自由に、ありのままに、平等でいられる権利のための戦いだ」と訴えた。
ワシントン記念塔や、スミソニアン博物館が並ぶ一角に設けられたステージに、猫耳帽姿で現れたマドンナは、「アイアム・アングリー」と怒りをぶちまけた。
マドンナは、抗議活動を批判する人々に向け「ファック・ユー」と連呼。集まった猫耳帽の同志たちに「愛の革命へようこそ。女性だけでなく、すべての虐げられた人々が危険にさらされるこの暴君の時代を、拒否する反乱にようこそ」と呼びかけた。
さらに「ホワイトハウスを爆破してやろうと何度も思ったけど、それでは何も変わらない。私は愛を選ぶ」と話し、観衆は「ウィー・チューズ・ラブ」と大合唱。マドンナは「私たちの革命は、ここから始まる」と呼びかけた。
この日は朝から著名人や女性活動家がトランプ氏を非難する演説を繰り返した。参加者がかぶる帽子は多くがピンク色の猫耳帽。これは、選挙戦で大きな問題になったトランプ氏の05年のテレビ収録時の発言「スターなら女性はやらせてくれる。彼女たちの女性器をつかめ。なんだってできる」にちなんだ帽子だ。この日の「女性大行進」には、男性も加わった。
参加者は昼すぎ、「ホワイトハウスへ行こう」と行進をスタート。警察官らがあわててホワイトハウス周辺に柵を設置した。「おまえはクビだ!」とトランプ氏のテレビ番組の決めぜりふを連呼し、辞任を求めるグループもいれば「トランプは出ていけ」とラップ調のコールを繰り返す若者の姿もあった。
米メディアによると、ワシントンの「女性大行進」には50万人が参加。キング牧師の「アイ・ハブ・ア・ドリーム」の演説で知られる1963年の人種差別撤廃を求めたワシントン大行進(20万~30万人)や00年代のイラク反戦集会などを参加者数で上回ったとみられ、歴史的な抗議活動となった。
また呼応する形で、パリやロンドンなどでも女性らが反トランプの声を上げ、主催団体は世界の参加者を470万人以上と推定。就任直後の米大統領に対し、これほど大規模な抗議活動が起こるのは異例だ。女性蔑視など差別的発言を続けてきたトランプ氏は、就任早々、そのツケを払わされる形となった。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/01/22/madonna-womens-march_n_14311880.htmlより引用
マドンナのスピーチ全文は次の通り。
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ハロー、まだちゃんと意識はある? 自信はある? 私の声は聞こえてる? 世の中を変える準備は出来てる?
みなさんようこそ!愛の革命へ、反乱へ、そして新時代の独裁政治に対する「ノー」へ。いま危機的なのは、女性だけじゃなくて、社会の主流から取り残された人たちみんな。ユニークで多様性にあふれた人たちが犯罪者扱いされることだってある。こうやって、目覚めたらクソみたいな暗闇に連れ込まれてしまっている。
でもそれなのに、なんか快適だってみんな錯覚してるでしょ。正義が勝った、善が勝ったとみんなが思ってる。本当は、今回の選挙で勝ったのは善じゃないのに。だけど、最後にはきっと善が勝つと私は信じてる。つまり、今日という日があるのは、決してこれが終わりではないっていうこと。今日は記念すべき最初の1日、革命が始まった日。これは、自由であるための、自分らしくいるための、平等のための権利を勝ち取る闘い。この暗闇の中を、一緒に行進しよう。そして、その一歩ごとに、私たちは何も恐れていないこと、私たちが決して一人でないこと、私たちが絶対引き下がらないこと、私たちの結束が力になること、そして例えどんな相手だろうと真の連帯には勝ち目がないことを、噛み締めよう。
そしてこのデモが決して何の役にも立たないなんてバカにする人たちに。ファック・ユー。ファック・ユー。これは、変化の始まり。変化は人々に犠牲を要求するかもしれないし、変化は多くの人々に、人生でいろんな選択を要求するかもしれない。でも、それこそが革命でしょ。だから今日、みんなに答えてほしい。アー・ユー・レディ? 準備はできてる? そう、イエス、と言って。ウイ・アー・レディ、って。準備はできてるって。さあもう一回。ユー・アー・レディ。」
そう、私は怒っている。そう、めちゃくちゃ怒ってる。そう、ホワイトハウスを吹き飛ばしたいって、心の底から思ってる。でも、そんなことをしても何も変わらないってことも分かってる。絶望なんてしてられないでしょ。第二次世界大戦目前に、詩人のW・H・オーデンはこんな詩を残した。「私たちは、互いに愛しあうか、さもなくば死ぬかしかない」、って。
アイ・チューズ・ラブ、選ぶのは愛。みなさんはどっち? ほら、一緒に言って! ウイ・チューズ・ラブ。選ぶのは愛。ウイ・チューズ・ラブ。
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