新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

ツルシギ 幼鳥・シックな装い

2015-09-20 05:50:46 | シギ科
 ツルシギ 学名・Tringa erythropus 英名・Spotted Redshank

 ツルシギは,新潟では旅鳥です.淡水域を好むシギで,水田や湖沼で観察できます.赤く長い足と細くて長い嘴が特徴です.

 今日,ご紹介するのはツルシギの幼鳥です.2羽で水面に浮き,泳いでいたのですが,段々と岸辺に近づいてきました.シックな装いが素敵です.2羽同時に撮影できた手前の個体は,背の一部が灰色の第1回冬羽に換羽中です.

ツルシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


ツルシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


ツルシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市



ツツドリ  

2015-09-19 18:45:11 | カッコウ科
 ツツドリ 学名・Cuculus optatus 英名・Oriental Cuckoo

 シギ・チドリ類の投稿が続いています.ここで一休みして,カッコウ科のツツドリをご紹介します.

 ツツドリは,新潟では夏鳥です.山地の林に生息し,センダイムシクイなどに托卵します.

 繁殖を終えたツツドリは,この時期,南の国へ帰ってゆきます.「ポポッ・ポポッ」という鳴き声をよく聞くことがありますが,カッコウのように枯れ木の天辺で鳴くことがないので,姿を見る機会がほとんどありません.
 
 しかし,渡りの時期には公園などの桜の木で見かけることがよくあります.ツツドリは,毛虫が大好きで,桜の木に発生した毛虫を貪るように食べ,渡りのエネルギーを蓄えているのです.
 
 毛虫やその成虫である蛾が嫌いな人にとって,ツツドリは,まさに救世主なのです.彼ら,彼女らに足を向けて寝てはいけません.

ツツドリ.
撮影日時 2015.09.18 撮影場所 新潟県新潟市


ツツドリ.
撮影日時 2015.09.18 撮影場所 新潟県新潟市


ツツドリ.
撮影日時 2015.09.18 撮影場所 新潟県新潟市



アカアシシギ  幼鳥・飛翔

2015-09-19 07:52:56 | シギ科
 アカアシシギ 学名・Tringa totanus 英名・Common Redshank 

 シギ・チの投稿が続いています.今年は,嬉しい悲鳴を上げています.写真の整理が追いつきません.

 今回,紹介するのはアカアシシギ・幼鳥の飛翔姿です.アカアシシギの幼鳥を観察するのは初めてでしたが,飛翔シーンまで撮影できました.腰の白,翼後縁の白,尾の縞々,尾から少し突き出た赤い足,美しい.

アカアシシギ 幼鳥.飛翔.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


アカアシシギ 幼鳥.飛翔.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


アカアシシギ 幼鳥.飛翔.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市

アカアシシギ  幼鳥

2015-09-18 04:55:11 | シギ科
 アカアシシギ 学名・Tringa totanus 英名・Common Redshank

 アカアシシギは,新潟では数の少ない旅鳥です.淡水域を好むシギで,海岸の砂浜などでは見ることができません.

 赤い足が最大の特徴なのですが,幼鳥はその色が薄く見えます.大きさは,キアシシギほどです.2羽観察できましたが,個体識別はできませんでした.

アカアシシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


アカアシシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


アカアシシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


アカアシシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


アカアシシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


アカアシシギ 幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市

オグロシギ  雌・幼鳥

2015-09-17 04:14:45 | シギ科
 オグロシギ 学名・Limosa limosa 英名・Black-tailed Godwit

 オグロシギは,新潟では数の少ない旅鳥で,主に湖沼や河口で観察されているようです.オオソリハシシギとほぼ同大ですが,オオソリハシシギの嘴が上に反っているのに対し,オグロシギは嘴がまっすぐで,オオソリハシシギよりも足が長いです.名前のとおり,尾が黒いのが最大の特徴です.

 ここに紹介するのは,オグロシギの雌・幼鳥です.幼鳥の雌雄はよく似ており,識別は難しいのですが,雄よりも雌のほうが大きいそうです.数日後,明らかに小さい個体が飛来し,雌雄を識別することができました.

オグロシギ 雌・幼鳥.手前の2羽は,トウネンです.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 雌・幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 雌・幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ 雌・幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市

ホウロクシギ  飛ぶ・歩く

2015-09-16 06:57:11 | シギ科
 ホウロクシギ 学名・Numenius madagascariensis 英名・Far Eastern Curlew

 ホウロクシギは,日本で見られるシギの仲間では最大です.いつもは,大股で歩き回っています.以前,砂浜に残された足跡をたどったことがありますが,どこまでも続く足跡にあきれ,途中であきらめてしまいました.そのホウロクシギも飛ぶことがあるのです.

ホウロクシギ 成鳥.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


ホウロクシギ 成鳥.
撮影日時 2015.09.12 撮影場所 新潟県新潟市


 

トウネン  幼鳥の激しい争い

2015-09-14 18:05:57 | シギ科
 トウネン 学名・Calidris ruficollis 英名・Rufous-necked Stint

 トウネンは,日本で観察できるシギの中では小さな種類です.いつも集団で採餌しているので,仲がよいなと思うでしょうが,それは大間違いです.幼鳥の間では,すぐに争いが始まるのです.それも激しい争いです.追い掛け回す,体当たりする,背中に乗って嘴で突っつくなど,可愛らしい姿からは想像もできません.今日は,その争いシーンをご覧ください.

トウネン 幼鳥.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市


トウネン 幼鳥.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市


トウネン 幼鳥.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市


トウネン 幼鳥.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市


トウネン 幼鳥.
撮影日時 2015.09.03 撮影場所 新潟県新潟市

エリマキシギ  飛び上がる雌・幼鳥

2015-09-13 18:46:35 | シギ科
 エリマキシギ 学名・Philomachus pugnax 英名・Ruff

 エリマキシギの雌・幼鳥の飛び上がりです.野鳥は,水浴びなどの後に飛び上がることがあります.水を切ったり,乱れた羽を整える目的があるようです.

 目の前で,エリマキシギの雌・幼鳥が突然に飛び上がりました.運よくシャッターを切ることができました.そして運よく,フレーム内に収まってくれました.こんな時もあるのです.幸運の女神の存在を確信した瞬間です.

エリマキシギ 雌・幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


エリマキシギ 雌・幼鳥.
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市

メダイチドリ  幼鳥・水浴び

2015-09-12 20:44:27 | チドリ科
 メダイチドリ 学名・Charadrius mongolus 英名・Mongolian Plover

 メダイチドリは,新潟では普通に見られる旅鳥です.海岸の砂浜,水溜りや河口などで観察されます.

 いつも気ぜわしく動き回っているメダイチドリの幼鳥が,立ち止まり,水の中に座り込みました.水浴びです.盛んに水しぶきを上げています.

 普通,水浴びは,水中で翼をばたつかせる,頭を水中に突っ込み,水を頭から背の方に流す,などの方法で行われます.鳥の中には,飛びながら水浴びしたり,水中に飛び込むものもいます.水浴び後は,翼や羽を震わせて,または,羽ばたくなどで水を切ります.その後に羽繕いが行われるのです.羽は,鳥にとって生死を分ける重要なものです.丁寧に,念を入れて水浴び,羽繕いが行われます.

メダイチドリ 幼鳥.立ち止まって,周囲の安全を確認.
撮影日時 2015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市


メダイチドリ 幼鳥.水中に座り込む.
撮影日時 2015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市


メダイチドリ 幼鳥.水中で翼をばたつかせ,水しぶきを上げる.
撮影日時 2015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市


メダイチドリ 幼鳥.頭から背に水を流す.
撮影日時 2015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市


メダイチドリ 幼鳥.周囲に注意しながら,羽をばたつかせる.
撮影日時 2015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市


メダイチドリ 幼鳥.頭を水中に突っ込む.
撮影日時 2015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市



オバシギ  いろいろな幼鳥たち

2015-09-11 07:37:46 | シギ科
 オバシギ 学名・Calidris tenuirostris 英名・Great Knot

 オバシギ,比較的に観察する機会の多いシギです.秋に出会うのはほとんどが幼鳥です.これまで,「オバシギ,幼鳥」で観察が終わっていたのですが,よく見るとそれぞれが個性的な装いをしています.頭の色,顔の黒さ,胸の色,背や三列風切の模様,脇腹の点々などさまざまです.その上に,冬羽に換羽中の個体もいるのですから.シギ・チの観察は奥が深いですね.嵌まり込むと溺れてしまいそうです.いや,すでに溺れているのかも知れません.

 紹介の画像は,同日に同じ場所で撮影したもので,それぞれ違う個体のようです.あなたも一緒に溺れてしまいませんか?

オバシギ 幼鳥.
撮影日時 015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市


オバシギ 幼鳥.
撮影日時 015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市


オバシギ 幼鳥.
撮影日時 015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市


オバシギ 幼鳥.
撮影日時 015.09.05 撮影場所 新潟県新潟市