koyabiyori

koyaから始まる”い・い・か・げ・ん”な生活
食と車とDIY、時々クマとカメラ?
さて今日はいったい何をしよう!

なす味噌

2020-07-31 08:56:57 | 食と料理

我が家に伝わる?

男の料理

生前の父が夏になるとよく作っていた。

私の父は料理をする。

その理由は

「プロの料理人は男が多いだろ、男の方が料理はうまいんだよ」

「女性は体調変化があるから、味が安定しない、だからプロになるのは男が多い」

当時は、へ~・・・親父がそんなこと言うのかと

思っていたが、確かに男性が多いと思う、裏方だし

味が良ければ見た目はどうでもよい、

逆に接客で、味は決まらないので、接客は不愛想なおっさんより、

明るい女性の方がよい

まあいろんな考え方はあるが本題の料理に戻ろう

 

ナスを刻んで、油でいためる

しっかり油がなじむまで箸は止めない

本格中華料理ではないので、火加減は弱め、油を多くすると後で油だらけに

なってしまうので、少なめの油で絡める

父は多めの油で、途中火が入ったナスが油を出すようになったら

捨てていたが、ここが少し違う

火が通たら

味噌と酒を入れ、更に全体になじませる

味噌が全体にいきわたるよう箸は常に混ぜ合わせる

こんな父の後ろ姿を見ながら、いつも紫色に仕上がるなす味噌を

待っていたが、いざ自分で作ると、

あの色が出ない?

全体に味噌がいきわたって器柄へ

冷めてくると、薄紫のきれーななす味噌になるのだが

父の料理をまねて、早40年

未だにあの色が再現できていない

味は申し分ないのだが

この料理を知らない人は、まったくもってグロテスクな料理

基本は、ナスと味噌だけなので、味の濃さはその人次第

ごはんにも酒のつまみでもサイコー

 


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