古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

夏の行事

2009-08-10 21:45:59 | Weblog
今年の夏は天候不順で、夏の行事・祭りの主催者はいろいろ大変だったようだ。

私が、「もし雷でも落ちて事故があったら誰の責任になるの」と聞くと
「いくら当職(あてしょく)でお飾りでも実行委員長の名前がある限り、最終的にはわしの責任だ」と夫は言う。
家族まで巻き込まれて、数ヶ月前から自分の力ではどうにもならない天気の心配をした。
雨で人出が少なく、出店や抽選券の売り上げも落ちた様子。
踊りも中止にしたら、決定した後は雨が止んで、やれば良かったのにという声も出たらしいが、
あの状態では校庭が荒れてしまうのでだめだったのだそうだ。

安来節の若者のグループが出演予定になっていたのに
雨で三味線の革がだめになるとかで急にキャンセルされたのだそうだ。
その舞台に一部、出演予定だった地元の安来節教室の方に
急遽、1時間すべての出演をお願いし、間をとってもらったらしい。

安来節教室の方も、急いで歌のテープを準備したり、プログラムを組み立てたりおおわらわだったそうだ。
それでも、「全員が唄うことができない予定だったのに、みんなが唄うことができてよかった」との声を聞き、私がそのことを夫に告げると、迷惑をかけたのにそういってもらえれば救われる思いがする。と、言っていた。

花火は中止だろうと思っていたら、山の向こうに花火が見えた。
少々の雨なら花火師さんはあげられるのだそうだ。
むしろ、風が問題だと言われたそうで、なるほどと思った。

いろいろの団体が協力して、今年の祭りも無事終わった。

夜遅く、帰ってきた夫はひとこと。......「雨には勝てない」