古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

行方不明事件

2009-08-25 22:05:11 | Weblog
叔父から電話があった。

子供のいない一人暮らしの姉(私の叔母)がいない。
昨日の昼、家へ行ったが留守だった。
夕べも今朝も電話するけど出ない。出かけるとか聞いているか。

私は、何も聞いていなかったので、叔母の近所の友人に電話してみた。
そうしたら、昨日は数人でいっしょに買い物に出かけたとのこと。
じゃあ、大丈夫。今日は用事で出かけたんじゃないか。
でも、何か出かける用事があるなら昨日言われたはずなのに、何も聞いていない。
変だよ。まあ、もう少ししたらまた電話してみます。

と、言ったものの先日病院の検査結果が悪かったとか言っていたしな。
電話もやはり出ない。
心配になり、15分ほど車を走らせ叔母の家に行ってみた。

そうしたら、家の前にサッシ屋さんの車が停まり、近所の叔母の友人が2人おられた。
鍵のところのガラスを切ってもらい、家の中へ入り、捜されたがいなかった様子。
私が鍵を出したら、サッシ屋さんがそれがあるならガラスを切らなかったのにと、恐縮される。

私は、病院へ行ったかも知れないと思い、病院へ行ってみたがいない。
まあ、倒れていないからどっかに行ったんだろうという事になり
サッシ屋さんにガラスの入れ替えを頼んで家に帰った。

夫に報告すると、ちょっと見えないくらいで他人がそこまでするのか、と言う。

午後、叔母が電話してきた。
義姉が今朝、亡くなったとの連絡を受け出かけていたという。
私も様子は聞いてみたけど、まさかガラスを切ってもらってまで、家に入られると思わなかったものでと言った。

まあ、そこまで心配してもらってありがたいことだ。
有名な女優さんでさえ、亡くなって何日も経ってから発見されたというのに、と叔母が言う。

ガラス代6000円を叔母が支払って一件落着。
サッシ屋さんも恐縮して、ガラス代だけで手間賃は要りませんからと言われたそうだ。

都会では考えられない、濃い近所づきあいのひとこまでした。