KTM・ファンティックの茨城県正規代理店 モトビルド神原

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2010-01-31 16:21:30 | 車両情報
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オフロード中古車

09  400EXC(試乗車 走行時間少)

2010年ダカールラリー ダイジェストその2

2010-01-25 10:19:38 | KTM FAN ROOM
2010年ダカールラリー8日目:デプレとコマがステージ7でも総合でも1-2

ステージ7の総走行距離は641km。だが、リエゾン(非計時区間)は41km、残りの600kmがスペシャルステージ(計時区間)である。アタカマ砂漠は荒涼として、大自然の脅威を感じさせる。ここを終えると待望のレストデイ。
デプレ、コマ、ともに序盤で順位を落としたものの、残り150km時点から反撃開始。プライドが真っ向からぶつかり合い、残り20kmはエキサイティングな1対1のバトルを展開した。
デプレは総合リードを1時間6分50秒に拡大。コマはこのステージ終了時点で総合2位にポジションを上げた。
デプレ「150km地点で大きな穴に前輪を落としてしまった。ショックアブソーバーがボトムアウトして、オイルが噴き出した。その後はスプリングだけに頼らざるを得なかったので、手首や腕、首にかなりの衝撃を感じた。タイヤのクオリティには自信があったし、それ以外はノートラブルだった。このマシンのおかげで乗り切れた」



2010年ダカールラリー10日目:マルク・コマ ステージ8を2位、シリル・デプレはリード拡大

9日目のレストデイを終え、ラリーは、再び極限まで乾燥したアタカマ砂漠に。ステージ8は、96kmのリエゾン(非計時区間)で霧が出やすい区間を通過し、クリアな視界の下で、岩と砂が支配する472kmのスペシャルステージ(SS:計時区間)に挑む。
デプレは、岩にホイールをヒットしてふたつに裂けるトラブルに見舞われたが、堅実に走行し5位でフィニッシュ、総合リードを1時間20分31秒に広げた。
デプレ「とんでもない1日だった。途中で2個の岩にヒット、1個はフロント、もう1個はリアだった。245km地点で確認した時は、フロント、リアともに問題はないように思えた。でも、突然まっぷたつに裂けて、粉々に砕け散った!(レッドブルのナンバー2の)ルーベンが来てくれてラッキーだった。リアは何とかもつだろうと思い、彼のフロントと交換することにした。それからはできるかぎり岩を裂けて、リアを労って走行した。ダカールでは何が起こっても不思議ではない。とにかくリスクを冒さないことを心がけ、給油ポイントでは、15分くらいロスしていたと思う。ルーベンも2~3分遅れでついてきてくれたから、ホッとしたよ。本当に信じられない1日だった」。
一方コマはレストデイのタイヤ交換が規則に違反するとして、2度目のタイムペナルティを課された。これによって、再び順位を落としたものの、ステージ8を2位完走。総合順位は12位である。なお、タイヤ交換に関するペナルティは、1月9日夕刻に突然発表された。
コマは、精神的に厳しい1日だったことを認める。「いつもどおり走ろうと言い聞かせた。序盤は岩が多かったね。給油ポイントまでペースを一定に保って、それから前に出た。リズムもナビゲーションも良かった。走りには満足できる」。



2010年ダカールラリー11日目:今度はマルク・コマ1位、シリル・デプレ2位

11日目ステージ9でまたしても1-2フィニッシュ。制したのはマルク・コマだ。しかし、ふたりの差はわずか4秒。
朝方、太平洋岸が濃霧との予報が出たため、主催者は開始を遅らせ、下位ライダーのビバーク到着が深夜にずれ込まないよう、スペシャルステージ(計時区間)距離を短縮した。また、新たなスタート方式が採用され、20名のライダーが1グループとなり、横一線に並んで一斉にスタートした。
短縮の結果、濃密な戦いになった、とデプレ。「スタートでは、若干タイミングが遅れてしまったが、序盤の70kmは激しい首位争いを演じた。最初はマルクがトップに立ち、私もやり返し おそらく15回は順位が入れ替わったと思う。フィニッシュラインでは、ふたつのルートがあった。それぞれ別のルートを選択し、フィニッシュはほぼ同時だった。お互いの名誉を賭けて全力で戦った」。
横一線のスタートに不思議な感覚を覚えた、とコマ。「ものすごいスタートだった。みんな前に出ようと必死だった。序盤は砂丘も多かったし、ナビゲーションも複雑で、なかなか面白かった。タイヤは最後まで新品のようだった」。コマは、62km地点でナビゲーションミスを犯して5kmも多く走行する羽目になったが、見事に挽回してステージウィンを勝ち取った。今年のダカールでは、不運続きで優勝圏外になってしまったが、昨日は2位、今日はステージを制した。



2010年ダカールラリー12日目:マルク・コマ、連続ステージ制覇

アタカマ砂漠とはまったく性質が異なる路面にアタックするステージ10。高速~超高速路面が連続する214kmのリエゾン(非計時区間)と238kmのスペシャルステージ(計時区間)でスリリングに構成される。
コマは、昨日に続く連続ステージ制覇。3つ目のステージウィンを達成した。優勝のチャンスはほとんどないが、全力を尽くし総合順位を16位に上げた。当初からこのステージを狙っていたという。「今日はエンデューロ(耐久イベント)のようだった。かなりスライドしたが、テクニカルなセクションが多くて楽しかった。スタート順がトップだったから、誰も走っていないルートを走行することになった。トップ走行というのは、実は一番難しいかもしれない。遅れを取り戻すのも容易ではないが、このステージでその両方ができたことが嬉しい。」。
近年のリザルトではシリル・デプレとマルク・コマが交互に総合優勝しており、昨年はコマが制している。今回は 1時間22分49秒のマージンを持つデプレが制覇に近づきつつある。しかし9,000kmの長丁場を走破する2010年ダカール。ラリーを熟知するデプレは、フィニッシュラインを通過するまで戦いは終わらない、とコメントする。「このラリーは、簡単に首位から脱落するリスクが数多く存在する。今日のテーマは首位を守ることだった。」ステージ10は滑りやすい区間が多いだけでなく、逆バンクのついたコーナーや、岩がちの路面など数々のリスクがライダーを待ち受ける。「全開でアタックする必要はない。これからは路面が硬くなり(砂漠エリアとは)全く異なった対応をすることが必要である。」



2010年ダカールラリー13日目:シリル・デプレ、総合首位を堅持

チリに別れを告げ、一路アルゼンチンへむかうステージ11は、211kmのリエゾン(非計時区間)の後、220kmのスペシャルステージ(計時区間)を挟み、再び3kmのリエゾンを走行する。途中のアンデス越えでは、標高6,859メートルの南米最高峰アコンカグアを望む風光明媚な区間もある。
バラエティに富んだステージに臨んだデプレは、楽しみすぎてペースコントロールを忘れてしまった、と笑顔を見せる。「序盤13km地点にルート変更を指示するバナーが出ていた。80メートルほどそのまま進んでしまったが、ふと振り返るとコマが向きを変えて、別のライダーも彼に追随していた。それからは集団で走行した。それ以外は、とにかく楽しかった。220kmのSSもアッという間だった。」
ステージ11を2位で完走したのは、KTMライダージョナ・ストリート。わずか3秒差でステージ優勝を逃した。3位にもKTMのアラン・デュカロ。多少のトラブルもありデュカロは「今日はそれほどいい戦いができたわけではなかったが、終わりよければすべてよし。」とコメント
パル・ウレバルセターは、4位でフィニッシュ、表彰台圏内を狙う。
マルク・コマは、当初集団をリードしたが、13km地点でナビゲーションミス。正式ルートに戻るまで3kmも余分に走行することになった。トップから5分強遅れの9位フィニッシュ。



2010年ダカールラリー14日目:シリル・デプレ、総合リード維持。マルク・コマはステージ11のウィナーに

サンファンとサンラファエルを結ぶステージ12は、スペシャルステージ(計時区間)中に自然保護区があるため、競技者は一度一般路に入ってこれを迂回し、再びSSにアタックする特異なレイアウト。
路面特性から、軽量の450ccマシンが有利。デプレとコマは、KTM 690 Rally(リストリクター装着)に乗っているが堅実に走行。デプレは、8位で完走し総合首位を守った。
さまざまな路面が現れたステージ12を4位で走ったコマは、「非常にタフなステージだった。前半と後半のキャラクターがまったく違ってかなりのスキルが必要だった。暑さでマシンにちょっとしたトラブルが発生し、後半は若干ペースを落とした。ただし、ステージとしては素晴らしかったし、大勢のファンが来てくれて嬉しかった」。その後、前日のステージ11でマーキングミスがあったとして、コマがステージ11のウィナーである旨が主催者から発表され コマはこれにより4つのステージウィンを得た。
修正後もシリル・デプレの首位は代わらず、KTMライダーパル・ウレバルセターはフランシスコ・ロペスと2位タイに並んだ。ラリーは終盤を迎え、スタート時点では160名だったライダーも90名強まで減ってしまった。残すところ2区間、まだ何が起こるか分からない。



2010年ダカールラリー15日目:KTMライダー、ステージ13で1-2-3フィニッシュ

この日はパル・ウレバルセターとシリル・デプレが集団を率いた。シエラネバダ山脈からパンパを通過するSSは、高速セクションの連続で息をつく暇もない。ステージウィナーのパル・ウレバルセターは、「素晴らしいステージだった。3位でスタートして、40km地点でトップに立った。今日のルートはビッグマシン向きだった。最後の数時間は全力以上の力で最高速度も160km/hを超えていた。自分として、完璧な走りだった」。総合も2位とポジションを上げた。
デプレもこのステージ2位で自身のライディングに満足と語っている。前日のステージでハチに手首を刺され、ステージ終盤は痛みがあったものの「砂丘は20kmほどだが、ひとつひとつ色やかたちがある。ブッシュも点在していた。こういうところを走ると、クロスカントリーライダー冥利に尽きるね。リエゾンは誰もが冷静だったが、SSが始まるといきなりヒートアップした。今日のようにある程度のスピードで走った方が集中力が維持しやすい。」3位にはマルク・コマが入りKTMの1-2-3フィニッシュとなった。



2010年ダカールラリー最終日:シリル・デプレ3度目の栄冠 KTMは10年連続の栄冠

ステージ14は、206kmのスペシャルステージ(計時区間)で超高速セクションが続く。超高速セクションは、一瞬のナビゲーションミスが大きなタイムロスにつながる。が高速走行能力・高精度ナビゲーションこそ KTMライダー全員の強みだ。
同ステージを制したのは、シリル・デプレのチームメイト、KTMルビン・ファリアである。
一方デプレはこのステージを6位で終え、2010年チャンピオンの座に就いた。05、07年に続く3度目の栄冠を勝ち取ったデプレは、アタカマ砂漠の4ステージを含む全14ステージでライバルを圧倒、「勝利とはつねに素晴らしいものだが、今回はひと際。驚異的な能力を持つスペシャリストチームは私を含めても9名と小所帯だが 素晴らしい、そのひと言に尽きる。さまざまな感情が入り交じっている」。序盤から首位に立ったものの、3度目のダカール制覇は決して簡単な道のりではなかった。若干のメカニカルトラブル、負傷、そして僚友であり最大のライバル マルク・コマとのバトル。ともに意地とプライドをぶつけ合い、スプリントレースのような激しさを見せた。インタビュー中、デプレの頬を涙が伝う場面もあった。「私もひとりの人間だ。KTMのマシンに跨り、15日間も競技を続けてきて、もはやほとんど何もできないほど憔悴しているが、涙を流す体力だけは残されていたようだ。この勝利において、KTMが果たした役割は非常に大きい。」
キャリア8度目のダカール挑戦となったパル・ウレバルセターは、昨日、ステージウィンを記録し、SS14も2位、総合2位で完走した。「今回のダカールは、ノートラブルのうえにクラッシュもなくマシンの調子も良かった。自分は最速ライダーではないにしろ、経験はあり今回は特にリラックスしていた。25年間、ずっとトレーニングを重ねてきた成果がようやく出た!」
なお、トップ10 のうち6名がKTMライダーだった。
デプレとは永遠のライバル、コマは、2度のペナルティなどにより不本意な15位で完走した。しかし、4つのステージで優勝を飾り、純粋な走行タイムだけの比較ならばシリル・デプレと同等である。
ふたりのマシンはKTM 690 Rally。昨年半ばの規則改訂により、性能を抑制するリストリクターの装着がされたが 今回もKTMは力を見せつけた。KTMは、2001年にダカールを初制覇して以来、一度もタイトルを手放していない。

2010年ダカールラリー ダイジェストその1

2010-01-23 20:53:16 | KTM FAN ROOM
*詳しくは KTMジャパンHPをご覧ください


2010年ダカールラリー初日:世界一過酷なラリー

シリル・デプレとマルク・コマは、ともにダカール優勝経験を持つスターライダー。今年もKTMのファクトリーサポートを受けて、新たなチャレンジを迎える
初日はほぼセレモニー。モト、クアッド、オート、カミオンの4クラスに出場する競技者にブエノスアイレス市街に大挙したラリーファンが熱い声援を送った。
今年のダカールには、全14カ所のスペシャルステージ(SS:計時区間)が設定されているが、とりわけ注目はアタカマ砂漠である。アタカマ砂漠では、測候所が設置されて以来、過去一度も降雨がない。
今年のKTMは、ファクトリーチームによる参戦はしないものの、シリル・デプレとマルク・コマにKTMファクトリーがサポートする690 Rallyを提供する。2009年夏にいきなり施行された新規則により、450ccマシンがダカールの主流に設定されると同時に、大排気量マシンには、パフォーマンスを規制するリストリクターの装着が義務づけられた。



2010年ダカールラリー2日目:シリル・デプレとマルク・コマ、好位置

ステージ1は、シリル・デプレ、マルク・コマ、ダビデ・カストーの3名がトップグループを形成し、互いに激しく牽制しあった。首位はダビデ・カストーに譲ったものの、シリル・デプレは3秒差、マルク・コマは12秒差でそれぞれ2位、3位を確保。「今日のステージは、450ccマシン有利に設定されていたものの、我々のライダーは堅実に走行してくれた。マルクとシリルは、すぐにロードブックを理解し、うまくリズムに乗ったようだ。ふたりとも絶好のポジションに着けている。」と、KTMのステファン・フーバー。
スタート前、コース上にスタンディングウォーターが存在することを理由に距離が短縮され、調整のためスタート時刻が遅延された。各ライダーは、乾いた大地を走行。こうした路面に対処するには、注意深いアプローチと経験に培われたスキルが必要である。マルク・コマは、「非常にテクニカルなSSだったが、勘を取り戻すにはちょうど良かった。距離は短縮されたが、気温が上がったのでタフなことに変わりはなかった」とコメント。
09世界ラリーチャンピオンで、08年ダカールウィナーのシリル・デプレは、今年初のステージということもあって若干ナーバスだったが、「タイムは悪くなかったし、ノートラブルでSSを走破できた。昨年の最高速度は185km/hだったが、今年は166km/h。この差は大きいが、ラリーが進むにつれて、方法も見つかるだろう」。



2010年ダカールラリー3日目:シリル・デプレ総合2位維持。マルク・コマはペナルティ

ステージ2は、超高速セクションと狭いワインディングが交互に訪れる。加えて、スタート時点と競技中に土砂降りに見舞われ、非常に危険な場面も存在した。また、コルドバの気温は18℃だったが、フィニッシュ地点のラ・リオハは35℃と温度差も激しかった。
「コマは昨夜、市街地の速度制限を超過したとして、22分のタイムペナルティを課された」と、ステファン・フーバー。3位だったマルク・コマは、一気に14位まで順位を落とした。
一方シリル・デプレは「いかにリスクを冒さずに走り切るか、それが今日のテーマだった。路面はマッディ(泥濘)で、エンデューロ向きだった。コースにとどまるだけでかなり苦労させられた。軽量の450ccの方がずっと有利だったと思う」。シリル・デプレとマルク・コマは、リストリクターが装着されたKTM 690 Rallyに乗っている。



2010年ダカールラリー4日目:シリル・デプレ総合首位へ

2010年ダカールラリーは、いよいよ真の姿を現した。ステージ3は、アンデス山脈に挑む山岳ルート。硬く踏み固められた路面と砂がちの路面を走破し、標高2,000メートルまで駆け上がる。順位が大きく動いた。
08ダカールウィナーのシリル・デプレは、このSSだけで2位のエルダー・ロドリゲスに大差をつけ、総合順位でもトップに浮上した。シリル・デプレは、複数のダカール優勝経験の持ち主。4日目のルートは、アフリカルートに近く、水を得た魚のように活き活きとマシンを操った。「走り始めてすぐに、180km/hか!なぁにイージーだ、ビバークまで駆け抜けよう、と気合いが入った。たった3時間の走行だったが、アフリカのような過酷さがあった。ソフトな砂の砂丘を走破しながら、マシンを労る必要もあった。さまざまな要素が絡む、複雑なステージだったね」とシリル・デプレ。
前日、タイムペナルティを課され、14位まで後退したマルク・コマは、このステージでマイナーなメカニカルトラブルがあったが早くも反撃、ステージ終了時点で総合8位まで回復した。
また、KTMライダーのジョルディ・ビジャドムス(スペイン)は、70km地点で転倒。重篤な負傷はないものの、要観察のため、彼のチャレンジはここで終了することになった。



2010年ダカールラリー5日目:マルク・ コマがステージ4ウィナー

ラリー5日目のステージ4。アルゼンチン側、標高4,000m超に達するアンデス越えの山岳ルート。国境を越えてチリに入ると、ルートは下りに変わるとともに、砂漠に戻る。アタカマ砂漠は、主催者自ら“完璧な砂漠スペシャル”と呼ぶ過酷極まりないエリアだ。
前日、総合首位に立ったシリル・デプレは、ステージ4でも3位でSSを走り切り、首位を維持している。
「ついにKTM向きの路面に辿り着いた。風を感じながら走るのはやはりいいものだ。ルートはトリッキーだが、攻略するのも面白い。小さな砂丘にアタックして、キャメルグラスの間をすり抜け、ついに砂漠にやってきた!」と、興奮気味。
マルク・コマはペナルティを課されて順位を落としていたが、ステージ4を制して総合6位まで回復した。「このポジションに戻れたことが嬉しい。フィニッシュまで攻め続けるだけでなく、守るべき時にはしっかりとガードを固めたい」。
ダカールラリーとは、つねに順位が大きく変わる可能性と危険性が秘められたイベント。現在首位のシリル・デプレでさえ、SS4にアタックする直前は、「ほんの一瞬でヒーローからいきなりゼロに落とされる可能性さえある」と緊張の面持ちを見せていた。
前日のステージで一部の競技者の到着が遅れたため、スタート時間を1時間半遅延、SS距離も短縮された。「ナビゲーションは容易ではなかった」と、KTMファクトリーサポートライダーに随行するステファン・フーバー。「山岳区間も砂がちの区間も風景が似ていて、ずっと同じところにいるような錯覚に囚われた」。



2010年ダカールラリー6日目:シリル・デプレ、ステージ5は1位、リードを拡大

ステージ5は、総走行距離668km。このうち483kmがアタカマ砂漠および周辺の過酷なスペシャルステージ(SS:計時区間)である。2番目の長さを持つだけでなく 高速のセクション、巨礫が散乱する危険なセクション、岩がちなオフロードセクション、“グアダル”と呼ばれるこの地方特有の柔らかい砂丘セクションまで存在する難関ステージ。ライダーの集中力とスタミナを試す場所として、イベント前から注目されていた。
マルク・コマは、第3チェックポイントを首位で通過。2番手のシリル・デプレに大差をつけていたが、ここで大きなドラマに見舞われる。タイヤにダメージを受けて、一気に1時間半のロスを被ってしまったのだ。同じKTMを駆るルカ・マンカが、自らの走行を犠牲にしてタイヤを譲った。おかげでマルク・コマはフィニッシュに辿り着いた。2ステージ連続ウィンまであとわずかに迫りながら、大きなタイムロスを被ったマルク・コマは、「今年は僕の年ではないのかもしれない。でも、とにかくポジティブにトライする。このラリーは何が起こるかわからない、まだ諦めるつもりはない」と前を見据えた。
反面、他のKTM勢はこのSSで台頭。ルーベン・ファリアとパル・ウレバルセターが4位、5位でフィニッシュし、一気に順位を上げた。ウレバルセターは総合5位、さらにアラン・デュカロが総合4位に浮上してきた。
また、これまで総合2位につけ、シリル・デプレの最大のライバルと目されていたダビデ・カストーがクラッシュ。脚を骨折し、ヘリコプターで病院に搬送された。



2010年ダカールラリー7日目:マルク・コマ、ステージ6を制す。シリル・デプレも2位

ステージ6は、アントファガスタからチリ太平洋岸のイクィキに至り、なだらかなカーブが連続しながら、急峻な砂丘の上りも点在、攻略が難しい。
マルク・コマ(スペイン)は、2度目のステージウィンを達成し、総合成績でも4位にジャンプアップ。
最後まで諦めないという強い決意を表した。ライバルをまったく寄せ付けずステージウィン。「29km地点にシークレットチェックポイントがあった。途中、かなりのライダーをオーバーテイクしたが、その都度ダストが激しく、トリッキーだった。ノートラブルでフィニッシュできたことが嬉しい。ここまで不運に見舞われているので、目の前のSSに全力で挑んで、勝負を楽しみたい。」
一方、総合首位をキープするシリル・デプレは、リード拡大をテーマに堅実にマルク・コマに次ぐ2位で完走した。
前日、マルク・コマに自らのタイヤを提供したKTMのルカ・マンカは、SSスタート後10km地点で激しく転倒、ただちに病院に搬送された。前日終了時点で総合9位に着けていたが、ここでラリーから離れることになった。

雨の日ふたたび

2010-01-12 16:29:47 | 必殺!仕事人
本丸はあっちなのに遠くの外堀ばっかり埋めてる時、ありませんか。
わかっちゃいるのに妙に本題に入れない。
雨ってそんな日になりがちなこの職業。
ほんとは中古640ADVの画像も早く御客様に送らなきゃならないのにこの雨。
カメラを雨に濡らしながら1枚だけこいつを撮りました。
ザックス達が早々に店を出て行くと、次第にこいつ(ピアジオMP3)に癒されていることに気がついた。“お手”できそう・・


NUTEC走行会のおしらせ

2010-01-05 18:25:53 | イベント・キャンペーン
日本オイルサービス(株)NUTEC走行会事務局 主催による走行会のご案内です。昨年は申し込みが殺到し早めに募集が打ち切られたそうですので 参加を希望される方は下記にて1度ご確認を。
お問い合わせ先 046-269-6108

前回 防音対策が後手に回って問題になってしまったようですが 防音壁などの建設も始まっているようです。ご来場にはネズミ捕りに十分ご注意 とのことですよ。



日 程: 平成22年04月21日(水)
場 所: 袖ヶ浦フォレストレースウェイ
受 付:2輪 07.00~08.30   4輪 08:00~09.30
走行時間: 10.00~15:00
走 行:  4輪;30分×2回(又は20分3回)
      2輪 30分×2回(又は20分3回)
クラス: 4輪;1クラス 2輪;3クラス  
定 員:  4輪 35台   2輪 105台
参加料: 4輪;16,000円/台  2輪;16,000円/台(税・保険料・計測費込)
2輪車両: 125cc以上のロードスポーツ車両、モタード車両、レース車両
必携: フルフェイスヘルメット(ジェットヘル不可)、革グローブ、革ブーツ、レーシングスーツ
革ジャン、革パンツ(ナイロン製ジャケット、Gパン不可)
4輪車両: クローズドボディの乗用車(1BOX、ミニバン,フォーミュラ不可)
※オープンカーはロールバー必要
必携: ヘルメット、グローブ、ビニールテープ、長袖シャツ、長ズボン(レーシングスーツが望ましい)
条 件: NUTEC取り扱いショップ様のお客様である事
     NUTECユーザーである事
     サーキット走行を前提にした車両メンテナンスが施されている事
*昼食の提供・ガソリン等の販売はありません



 

本年も宜しくお願い致します。

2010-01-05 18:24:17 | 必殺!仕事人
2010年、平成22年の初っ端ですので
縁起のいい御写真をお届けしましょう。
今年80歳の御大将です。
久しぶりのご来店でしたからほっとしました。
大丈夫です。バリバリです。
KTMのときはタイヤの横、融かしてます。
KTMのストリートの2010カタログをご所望でしたが
まだなんですごめんなさい、でした。