新型250DUKE。キーをひねってスタートボタンを押してみます。
押しっぱなしでなく、ポンと離してしまってもキュルキュルと自動でかかります。
アイドリング時のエンジン音が、ずいぶんかわりましたね。わたくし的にはマフラーの形状とともに好みです。
またがってまず、シートの良さに気が付きます。形状、質感が進歩しています。
平べったい感じがなくなって反発力があがっている。そのくせしっとりでいてなめらかなアプローチ。
それにしてもDUKEってこんなに小さかったっけ?コワイわ~と157センチの身の上のクセに思いました。
シート高は30ミリも上がっているのですが、逆に小さくてコワイとは?
実はここ4、5か月ほどKTMに乗るのを控えていまして、普段はNC700Sに乗っております。
当然ガタイはDUKEよりありますのでそのせいなのですね。しかしこれが試乗から帰ってくるころには
すっかり250DUKEにはまり「このまま乗り続けたらNCに乗れなくなってしまうのでは」とあせりました。
NCは通常の乗り方ならまず遊び壊すまでには至らないゆったりとしたエンジンであり車体であり、
そういう意味では優等生。だからこそのわたくしの挙動と車体からの反応を知る大事な練習機。
今回の感想は「NCとの違い」「16スモールとの違い」の2つの視点が混じるのをご容赦ください。
そういったわけでKTMに久しぶりに乗ってみて、改めて切実に実感しました。
「KTMは股下で転がして遊ぶためのバイク、NCは目的地までラクに移動するためのバイク」だと。
車体を多少とも倒しこんだときにNCだとステップの長さがまず足りません。
また24センチのシューズでリアブレーキを同時に引き摺ろうといたしますと足首がタイヘンなことになります。。
4か月も経ちながら左コーナーで踏ん張りがきくポジションをいまだにNCに探し続ける私。はぁ~~~。
その点この日DUKEに乗った途端「お!まだある、まだある。足の置き場がなんて自由なのかしら~」と感動する始末。
このDUKEのステップからタンクにいたるラインに、くるぶし、太ももまでニーグリップがぴたっとはまります。
シートも跨ったときに感じた通り、旋回序盤の座骨の左右の切り替え(あくまで私の乗り方です)がとってもラク。
ステップを踏み車体をひき起こすこともラクなので、要するにクルクルすることがとても得意な車体なんですね~。
もちろん複雑な形状のクロモリフレームは、いかに曲がるかを極めていった『用の美』でして、
カクカクした国産の加工モノとは比較になりませんわ。
そして何より、振動がこれまでのDUKEから緩和されているのは明らか。
マンホール等を踏むたびにわかります。加速減速がなめらかなのです。
・・ なんででしょう?っってお客様に問うてしまう経理係ですが、やはりサスの違いからでしょうか?
KTMはこれまでもスモールにも極太の倒立サスを使ってまいりましたが今回カートリッジ式になり、
またこのようなシート変更やフレーム変更、自重といった全体的な相乗作用にも由るものでしょうか。
音までも雑味が消えている。エンジンの回転が変わる音がとても聞き取りやすい。
本日早速試乗いただいた方々がいらっしゃいます。
皆さんすでにKTMのスモ-ルユーザー。やっぱり新型が気になりますよね。
ご自身のスモールとの比較で、とても面白い感想をいただきました。
また後日UPします。16スモールも負けていませんよ~
軽二輪、小排気量のグレードを大きく引き上げるKTMのスモール。皆さんも気になりませんか^^
明日から17日まで盆休みをいただきまして、18日から当店営業再開です。
250DUKE、お気軽にご試乗にいらっしゃってくださいませ。